閑話 アメリ・ビャクヤ・ドライ
先に新人達の閑話です。
(クー太たちのも書きます。)
—————— アメリ ——————
突然調子が悪くなってたにゃ。
日向ぼっこしながら寝てたら体調も良くなってふらふらしてたら隣の家のお仲間が襲ってきたにゃ。
僕も応戦しなきゃって気持ちになって殺してしまったにゃ。
変な高揚感があったけど、死体を草むらに引っ張って行ってまた寝たにゃ。
寝てるとまた知らない奴が襲ってきたにゃ。また戦って、草むらに引っ張って行って。
そんなことを何度かしていたら犬野郎も襲ってきたにゃ。うざいにゃ!お昼寝の邪魔するにゃ!
気がついたら身体が大きくなっていたにゃ。
なんでにゃ?
まあいいにゃ。いつものようにマーキングをして寝るにゃ。なんとなくマーキングしておけば邪魔は入らない気がしたにゃ。
そうやって寝てたらなんか人間が来たにゃ。久しぶりにみたにゃ?
人間は美味しそうな匂いのするものを僕の前において離れて行ったにゃ。
食べていいにゃ?
人間をみるが特に反応しないから大丈夫そうにゃ。
食べちゃうにゃ。
このお肉美味しいにゃ!
隣にあるこの丸いのはなんにゃ?
すんすん。
血の匂いがするにゃ。これも食べ物にゃ?
パクッ。
ん!なんにゃこれ!美味しいにゃ!何の味か聞かれても答えられないにゃ。初めての味にゃ。
にゃ?ついて行けばまたこれくれるにゃ?行くにゃ!
そして仲間になったにゃ。
ご主人には仲間がたくさんいたにゃ。
連れてかれて森に行くと数えきれないくらい舎弟がいたにゃ!
このご主人はすごい人間にゃ!僕も良くしてもらってるし役に立てるよう頑張るにゃ!
—————— ビャクヤ ——————
眼を開けたら目の前にすっごくおおきくて白い方がいました!
おかあさんかと思ったのですがわたしは今魔力溜まりから産まれたようです。
なんとなく自分でわかります。なので目の前にいる方はおかあさんじゃないならきっと女王様です!
キレイでおっきくてつよそうで…。
『じょおうさまですか!?』
考えてたら口から出てしまいました…。
『いえ、違いますが。貴方は今産まれたばかりなのね。私に付いてくる?私のご主人様なら歓迎してくれるはずよ』
『はい!ついていきます!』
咄嗟に答えてました…。
それより上手くしゃべれません…。なんででしょうか。
ハク様について行くとご主人様という方に出会いました。私でもわかるくらいすごくすごく魔力が多くってこわかったです。
みんな王様と呼んで名前をつけてもらってます。ご主人様じゃなくて王様なんですね!
私の番が来ました…。
「ヒャクロウな」
ご主人様はとてもお疲れのようです…。あ、王様でした。
『おおさま!ありがとございます!』
王様はさらに疲れた顔をしてます。どうしたんでしょうか…?
王様はこれから私のことをつれていってくれるそうです。がんばらないと!
王様が寝るようでクー太さんたちがそそくさとおうちに入っていきました。
私もこれから一緒に行動させてもらえるようですから私も一緒に寝ます!
王様が入ってきました!私、本当にここにいてよかったのでしょうか….。
『おおさま…わたしも一緒でいいですか…?』
「いいよ。ブルーシートで寝心地は良くないかもしれんが、一緒に寝よう」
許可がおりました!安心です…。
『ありがとうございます!』
「それと王様じゃなくご主人とかにしてくれ」
??
何故でしょう?
とりあえず返事しないと。
『??わかりました。ごしゅじんさま!』
みんな王様と言ってましたのに…。
あ!幹部の方はご主人様って呼んでました!
私も幹部の末端に入れてもらえるってことですね!
わかりました!
—————— ドライ ——————
わたしネズミのドライ!
なんか食べ物を探してたらイタチさんに出会ってしまったのです!
あ。食べられる…と思ったら変な声が頭に響いてきた。
菓子パン、ご主人様、菓子パン、ご主人様…なんだろうこの声…。ご主人様、菓子パン、ご主人様、菓子パン…。
菓子パンは美味しくてご主人様は優しいからたくさん役に立ってたくさん菓子パンを貰う。
私も頑張る!ご主人様の役に立って菓子パンを貰う!
ご主人様ってだれだろう?
ついて来い?わかった!
そしてご主人様に出会った。菓子パンくれる人!頑張ったらたくさん褒めてくれる人だ!
ドライって名前をもらった。
『ありがと!』
菓子パンもらえるように頑張るね!