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50 両親へ紹介

 

 家に戻りさっそく相談をする。

 もちろん作ってくれた昼食を食べながら、俺の仲間のいる森に行かないか、と。

 住む場所は…まああの小屋を改装させて貰えばいいだろう。


「考えさせてくれ」


 相談した結果両親にそう言われた。


 まあ突然そんなこと言われても困るよな。ここに居ても襲われたわけでもないのだ。ここにいても避難所にいても大丈夫じゃないか。そう思うのは仕方ないか。


 正直あの神様らしき声はお試し期間が終わったらもっと魔物は強くなる、と言っていた。それに進化という概念もある。このままここにいて襲われない、というのは考えにくいからハクたちのいるところで過ごしていてほしい。

 そうじゃなくてもメイ達のいる避難所ならば何かあればハクたちが駆けつけることができるから、そこでもいいのだが…。

 一応そういう候補もあることを伝える。


「じゃあ部屋に戻るよ。あ、それと風呂使うよ。使えるよね?」


「多分使えるわ。いつ使えなくなってもいいよう湯船にお水貯めてあるから、そっちは使わないでおいて」


「了解」


 さてと、俺も昨日入ってないし、ついでにクー太たちもお風呂入れようかな。

 そのあとクー太たちを連れ風呂に入る。今日はアキも一緒だ。

 綺麗になったので紹介しようか。そう思いリビングに行くと2人は驚いた。まあ突然連れて来たしな。怖がっていないようだからいいか。


「紹介するよ。こっちがクー太、こっちの狸がランだ。リスがアキ、蛇がクロでそこに浮いているのがラックだ」


『よろしくねー?』


『よろしく!』


『よろしくなのです!』


『よろしく』


「よろしくなの!」


 全員手を上げて挨拶をする。可愛いな。ただ両親にはぎゃう!とかきゃん!とかしか聞こえないのだろうが。


「あらあら。ラック?ちゃんはお話しできるのね。他の子もなんか言ってるようだけど…ラックちゃんわかる?」


「よろしくって言ってるの!」


「そうなの。みんなよろしくね。マコトのこともよろしくね」


 え?


「ラック。お前人間の言葉話してたのか?」


『え!?今更なの!?』


「いや、クー太たちと一緒で頭に響くような、不思議な伝わり方してるから…他の人には別言語とか鳴き声とかで聴こえているもんだと」


『そういうことなの。ご主人様とはテイムの繋がりを通じて話しているからなの。繋がり…パスを通じて話すと音として伝えてるのとは違って多少遠くても聴こえ難くなったりしないし、クー太君みたいな鳴き声でもちゃんと意志が伝わるの』


「まあ、それはいいとして。お前が会話できることに驚きだ」


「んっ。ひどいの!ほら。ちゃんと話せるの」


「マコトは他の子とも話せるの?」


「話せるよ」


「羨ましいわねえ」


 そういえば親父の反応が無いな、と親父を見てみるとクー太のことを恐る恐る触ろうとしていた。

 クー太は不思議そうに首を傾げているが。

 俺達が見ている事に気がついたのか親父は手を引っ込め咳払いを一つ。

 いや、誤魔化せてないけど。


「クー太。親父がクー太の事撫でたいらしいぞ」


『撫でてくれるのー?いいよー』


「親父撫でていいってさ」


「お、おう」


 今度はちゃんと手をクー太の頭に乗せて撫で始めた。


「この人は相変わらず動物好きねぇ。それよりマコト。この子たちはやっぱり魔物なのよね?ラックちゃんは小さな羽生えて浮いてるし、クロちゃんは大きいし普通の蛇じゃないのはわかるけど、クー太ちゃんたちは……尻尾が三本あるわね。アキちゃんは普通のリスに見えるけど?」


「ああ。クー太もランも大きくなれば俺らよりもかなり大きいよ。アキも小学生くらいの大きさにはなるし」


「そ、そうなのね」


「それでどうするか決めた?」


「とりあえずマコトの言う避難所に行くことにしたわ。流石に森の中にってのは…ね」


「了解。明日には出れる?」


「頑張るわ」


 んじゃ俺はどうするかな。ここら辺の魔物をテイムしまくろうかとも考えたが、そんなことして魔物を堂々と連れ歩くのもな。というか明日クー太たちと俺で車の周りで魔物と障害物排除すると言ったがそれもやめるかな。俺一人でもなんとかなるだろう。影にクロもいるし。

 ということで今日はのんびりしながら過ごす。

 クー太たちをブラシしたり、昼寝したり、置いてあった漫画を読んだりと。

 魔物の襲撃もなく陽は沈み、食事をとって早めの就寝だ。


 翌朝。まだ薄暗い外を窓から見てみると魔物が徘徊しているのが見えた。

 結構いるな。家出る前にある程度倒しておくか。あ、先にステータスの確認だな。



 ————————————————————



 個体名【中野 誠】

 種族【普人】

 職業【テイマーLv6(使役上限数♾)】

 性別【男】

 状態【 】

 Lv【33】4UP

 ・基礎スキル:【拳術Lv5】【防御術Lv2】

       【速読Lv2】【造形Lv2】【料理Lv2】

       【毒耐性(中)Lv3】【精神耐性(大)Lv2】

       【回避術Lv3】【テイムLv6】

       【蹴術Lv4】UP【夜目Lv2】UP


 ・種族スキル: 【無特化】


 ・特殊スキル:【ステータス鑑定】【ボーナス(特)】

       【テイム(特)】

 ・称号:【適応する者】【魔物を屠る者】

    【魔物に好かれる者】


 ○パーティメンバー:0人(0/5)

 ○使役魔獣:9匹(9/∞)





 個体名【クー太】

 種族【妖狸(三尾)(亜成体)】

 性別【オス】

 状態【 進化可能 】

 Lv【★20】4UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv6】【体当たりLv3】

       【気配察知Lv5】【加速Lv3】

       【風刃Lv2】UP【隠密Lv2】


 ・種族スキル: 【変化】【風纏】


 ・特殊スキル:【制限解除】


 ・称号:【進化・使役魔獣】





 個体名【ラン】

 種族【妖狸(三尾)(亜成体)】

 性別【メス】

 状態【 】

 Lv【18】9UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv5】【体当たりLv2】

       【気配察知Lv5】【隠密Lv2】

       【風球Lv2】UP


 ・種族スキル: 【変化】【風纏】


 ・特殊スキル: 【制限解除】


 ・称号: 【進化・使役魔獣】





 個体名【アキ】

 種族【巨大森栗鼠】

 性別【メス】

 状態【 】

 Lv【10】5UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv3】【回避Lv4】

       【投擲Lv4】UP【挑発Lv2】


 ・種族スキル: 【縮小】


 ・特殊スキル: 【制限解除】


 ・称号: 【進化・使役魔獣】





 個体名【クロ】

 種族【大黒毒蛇】

 性別【メス】

 状態【 】

 Lv【10】5UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv4】【隠密Lv6】

        【気配察知Lv5】UP


 ・種族スキル: 【影潜】【猛毒】


 ・特殊スキル:【制限解除】


 ・称号:【進化・使役魔獣】





 個体名【ラック】

 種族【人妖精】

 性別【メス】

 状態【 】

 Lv【9】5UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv2】【隠密Lv3】

       【鋼糸Lv1】【糸球Lv1】

       【火球Lv1】【水球Lv2】UP

       【風球Lv1】【土球Lv3】2UP


 ・種族スキル: 【操糸】【浮遊】


 ・特殊スキル:【制限解除】


 ・称号:【進化・使役魔獣】


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