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45 新種族?

 

 あれだけの数を倒して俺はレベル2アップか。あんま上がっていないな。

 クー太とランのレベルの上がり具合は変わらないか?かなり上がっている。アキやクロよりレベルが上がっているのはなんでだろうか。たくさん倒しているからか?

 そして、スキルのレベルアップしたのはアキとラックだけだな。


 あとは…ラックは本当に進化できる。【糸球】って糸を飛ばすのだろうか。後でやってみせてもらおう。

 というか魔石食べさせてないよな?エネルギー量足りてたのか?


「ラックは魔石食べたか?」


『あの石のことなの?食べてないの』


『ならなんでエネルギー量が足りているんだ…?』


『エネルギー?あ、それなら多分あれなの。ご主人様の溢れた魔力を吸収してるからなの!』


「そんなこともできるのか…?クー太達はできるか?」


『できるよー?』


『少しならご主人様から出てるのを吸収できると思うわ』


『なんのことです?』


『影の中にいると勝手に吸収されてく』


 お前たち……そういうことは自分たちから話してほしいな…。

 ラックはまだ弱いし身体が小さいから俺の魔力でも進化できるくらいになるのかね。


「でも前は魔石食べてたよな?」


『??くれたから食べたの。アレ嫌いじゃないの』


「そうか…」


 まあいいや。とりあえずラックの進化だな。

 選択肢を表示する。



 ————————————————————


 ○ラックの進化先を選んでください。


 ・大糸蜘蛛

 ・毒糸蜘蛛

 ・魔霊


 ————————————————————



 三つもある…。

 詳細は?二つは名前でだいたいわかるが。



 ————————————————————


【大糸蜘蛛】

 ・糸蜘蛛が巨大化した種族。身体能力が大幅に上昇する。


【毒糸蜘蛛】

 ・毒物を混ぜた糸を出すことができる種族。毒性は強くはないが、敵の動きを鈍らせたり体調不良にさせる。


【魔霊】

 ・全てが魔力で構成された種族。仮初の肉体しか持たない種族のみ進化することができる。

 ・肉体を再構成可能。

 ・魔力の扱いに長ける。


 ————————————————————



 前の二つはいい。予想通りだ。

 魔霊?仮初の肉体?わからん。

 とりあえずラックに説明してみる。


『魔霊でお願いなの!』


「わかったが…お前の肉体って仮初なのか?」


『説明が難しいの!ご主人様の魔力から産まれて、産まれたときは不定形だったの!だから近くにいた死んだ生物の構造を模してこの身体を作ったの!』


 意味がわからないがラックがものすごく不思議生物ってことはわかった。


「俺はまた魔物を産み出すのだろうか…なんかそれは嫌だな…」


『ご主人様は魔力がたくさんあってそれをほとんど放出していたからワタシが産まれたの!だからご主人様が魔力をちゃんと意識できるようになれば多分大丈夫なの!それにずっと放出してれば魔物が産まれるかもしれないけどご主人様はテイマーなの。だから大丈夫なの!』


「てかなんでお前はそんな色々と知っているんだ?産まれたばかりなんだろう?会話できないって方が納得できるわ」


『自分がどうやって産まれたかくらいはわかるの!それとご主人様から産まれたからご主人様の知識をある程度持ってるの!』


「いや、俺魔力がどうとか知らないぞ?」


『そうなの?でもワタシご主人様から伝わってきた記憶しかないの。だから多分ご主人様が確信はしてなくても無意識に理解していることとかがワタシに知識として伝わってきたのかもしれないの』


「んー。まあそれはいいか。とりあえずラックは蜘蛛であって蜘蛛じゃないってことか?」


『そうなの!今は蜘蛛の身体で定着しちゃってるけど進化すればきっと他の姿にもなれるの!魔霊なら産まれた時と同じで完全に魔力体だから構造を知ってる生物にならなれるの。』


「他の姿か…一緒に行動するなら小さい方がいいな」


『蜘蛛のままでいいってことなの?』


「いや…他の姿も見てみたいし他ので」


『わかったの!ならワタシの好きな姿でいいの?』


「何になれるんだ?」


『人と魔狸、赤蛇、黒蛇、魔狼、魔栗鼠、魔鼬鼠、あとはさっき戦ったやつらなの!』


「三尾とか蟒蛇にはなれないのか?」


『ワタシが触れて構造をある程度確認した生き物の進化する前の種族しか無理なの』


「そうか。あれ?魔狼って森狼の進化前か?」


『そうなの』


「ならハクも魔狼から森狼になったってことだろうか」


『そのはずなの!』


 そうか…。やっぱり出会った時点で2段階目だったんだな。よく勝てたな本当。


 んで、ラックは今までに触れてどんな生物か確認したやつにならなれるのか。

 そういう種族スキルは持ってないんだが………。ああ。あれか?

 魔力体だったときのスキルで、模写して蜘蛛になったら蜘蛛のスキルしかなかったのだろうか。


「ちなみに生まれた時は魔霊って種族だったのか?」


『多分違うの。なんの種族かはわからないの。言うなら意思をもつ魔力塊?なの!』


「魔力塊、ね。それと魔蜘蛛から糸蜘蛛になる時は魔霊の選択肢は出なかったよな?なんでだ?」


『それはわからないの。そういう進化をする種族としかわからないの。それに毎回二回目の進化で姿をリセットはできるかもわからないの。』


 わからないことだらけだな。まあそれは仕方ないか。それに何度も姿を変えてその種族の最初の姿になるのもな。このまま糸蜘蛛として進化を続けるのも手だが…。


「魔霊に進化するか」


『よろしくなの!』


 んじゃ魔霊を選択。

 ラックは小さな光に包まれ…光が消えない?


『ご主人様!魔霊はやっぱり初めの種族とは違うの!ワタシの知らない種族にもなれそうなの』


 あ…。この光ってる状態が変身前の魔霊ってことか。


「まだその状態でいられるか?ステータス確認させてくれ」


『ずっとこの姿でもいられるの』


 それもいいんじゃないだろうか?まあステータスみるか。



 ————————————————————


 個体名【ラック】

 種族【魔霊】

 性別【メス】

 状態【 】

 Lv【4】3UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv2】UP【隠密Lv3】

       【鋼糸Lv1】【糸球Lv1】


 ・種族スキル: 【操糸】【変態百出】


 ・特殊スキル:【制限解除】


 ・称号:【進化・使役魔獣】


 ————————————————————



 糸蜘蛛の時のスキルは残っているんだな。

 これ何度も姿変えられるならいろんな種族の種族スキルを身につけられるってことだよな?かなり強くないか?

 でもなー。そんなコロコロ姿変えるのはなんとなく嫌なんだよなー。気にいる種族があればその種族のまま進化してもらいたい。


 というか【変態百出】ってなんだ。



 ————————————————————


【変態百出】

 ・自身の知る種族を元に様々な姿や形を魔力で形成し、種族を変えることができる。

 ・ただし基点となる種族のみとなる。

 ・また種族を変えたらこのスキルは使えなくなる。


 ・変態可能一覧


 普人

 人妖精 new

 ゾンビ new

 スケルトン new

 魔狸

 魔貉 new

 赤蛇

 黒蛇

 白蛇 new

 緑蛇 new

 魔狼

 魔犬 new

 魔栗鼠

 魔鼠 new

 魔鼬鼠

 魔貂 new

 ゴブリン new


 ————————————————————



 ずいぶんと多い…。


『ご主人さまーまた魔物が近づいてくるよー?』


 こんなとこにずっといればそうなるよな…。




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