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42 神様?

初めは1話で投稿しようと思って書いておいた内容がやっと投稿です。

 


 《やあ。人類諸君。聴こえているかな?


 僕が世界を変革してから二十四時間経ったよ。魔物が現れ、スキルが発現し、魔法が使えるようになった世界はどうかな?


 突然魔物やステータスが出て戸惑う者、活発になる者、順応する者、そもそも気づかない者。色々な反応が見れて面白かったよ。


 ああ。自己紹介を忘れていたよ。僕のことは神とでも邪神とでも呼んでね。

 幾星霜と不干渉を貫き君達を見守っていた神が消滅して、代替わりとして僕が生み出されたんだ。

 そしてこの変革は僕なりの君達へのプレゼントだ。

 人間の文化は面白いし、どんどん新しいものができて素晴らしいと思う。

 ただ、前神から記憶を引き継ぎ、君ら人類を観察した結果、僕なりに思うところがあってね。変革することにしたんだ。


 変革された世界は魔物や悪魔、神話生物や妖怪、魔法や超能力。そういった人間にとっては想像の物だったものが現実として現れるように世界を変えてみた。


 この先人類がまた世界を席巻するか。

 魔物が人類を蹂躙するか。

 それとも、こんな世界になってもまた人類同士で争うのか。

 僕にもわからないし、予想もつかない。

 そんな世界に変えてみた。


 割と適当に変革したせいで人類が結構死んでしまったし、力関係だとかバランスとか気にしないで作ったから混沌とした世界になるだろうね。


 そしてさっきまでの二十四時間はお試し期間。

 日が経つごとに既存の動物はどんどん強くなるし、未知のモンスターと呼ぶべき生物は昨日よりもたくさん現れるからね。


 あ、そうそう。魔物を倒すとレベルが上がるのは知っているかな?魔物を倒すとその魔物が死んだ時に霧散する魔素を吸収し、レベルアップという形で表しているんだけどね。

 調整を適当にしたせいで急激に魔素を吸収しすぎて死んでしまう人類が結構いたんだ。だからこれは調整させてもらったよ。

 だから今までよりレベルが上がりにくいかもしれないけど頑張って。ステータスも少し変えてみたから是非活用してほしい。


 さて、これは日和見になっている人間達への忠告だ。

 僕は力を使いすぎて元に戻すのも、また変革するにも何百年先になるかわからない。まあ戻す気もないけどね。だから元の世界に戻ることは期待しない方がいいよ?

 だから頑張ってこの世界で生きてね。


 そして…全ての人間へ。この混沌なる世界で、僕も君達も楽しめることを願っているよ』



「…………」


 声が途絶えた。


『ご主人さまどうしたのー?』


「クー太には聞こえなかったのか?」


『なにがー?』


「いや、なんでもない」


 聞こえなかったようだ。人類諸君と言っていたし人間に向けた言葉なのだろう。

 まあ世界をこんな風にした存在がいてもおかしくはない。それが神でも邪神でもいい。


 今の声で大事なことは三つだ。

 元の世界には戻らない。

 魔物が今より強くなり、たくさん現れる。

 レベルアップとステータスの仕様が変わった。


 酷いようだが、正直クー太達と話せなくなるのも嫌だから元の世界に戻らなくても構わない。

 魔物が強くなるのも、まあ問題ないだろう。お試し期間と言っていたがその間に目一杯レベル上げはしたんだ。これで対抗できなきゃどうしようもない。

 レベルが上がりにくくなるのは納得し難いが…まあ死ぬよりはいいか。

 あとはステータスは確認しなきゃな。



 ————————————————————



 個体名【中野 誠】

 種族【普人】

 職業【テイマーLv6(使役上限数♾)】

 性別【男】

 状態【 】

 Lv【27】3UP

 ・基礎スキル:【拳術Lv5】【防御術Lv2】

       【速読Lv2】【造形Lv2】【料理Lv2】

       【毒耐性(中)Lv3】【精神耐性(大)Lv2】

       【回避術Lv3】【テイムLv6】UP

       【蹴術Lv3】【夜目Lv1】


 ・種族スキル: 【無特化】


 ・特殊スキル:【ステータス鑑定】【ボーナス(特)】

       【テイム(特)】


 ・称号:【適応する者】【魔物を屠る】

    【魔物に好かれる者】


 ○パーティメンバー:0人(0/5)

 ○使役魔獣:9匹(9/∞)





 個体名【クー太】

 種族【妖狸(三尾)(亜成体)】

 性別【オス】

 状態【 】

 Lv【12】2UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv6】【体当たりLv3】

       【気配察知Lv5】【加速Lv3】

       【風刃Lv1】【隠密Lv2】UP


 ・種族スキル: 【変化】【風纏】


 ・特殊スキル:【制限解除】


 ・称号:【進化・使役魔獣】





 個体名【ラン】

 種族【妖狸(三尾)(亜成体)】

 性別【メス】

 状態【 】

 Lv【4】3UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv5】【体当たりLv2】

       【気配察知Lv5】UP【隠密Lv2】UP

       【風球Lv1】

 

 ・種族スキル: 【変化】【風纏】


 ・特殊スキル: 【制限解除】


 ・称号: 【進化・使役魔獣】





 個体名【アキ】

 種族【巨大森栗鼠】

 性別【メス】

 状態【 】

 Lv【2】

 ・基礎スキル:【噛み付きLv3】【回避Lv4】

       【投擲Lv2】【挑発Lv2】


 ・種族スキル: 【縮小】


 ・特殊スキル: 【制限解除】


 ・称号: 【進化・使役魔獣】





 個体名【クロ】

 種族【大黒毒蛇】

 性別【メス】

 状態【 】

 Lv【1】

 ・基礎スキル:【噛み付きLv4】【隠密Lv6】UP

       【気配察知Lv4】


 ・種族スキル: 【影潜】【猛毒】


 ・特殊スキル:【制限解除】


 ・称号:【進化・使役魔獣】





 個体名【ラック】

 種族【糸蜘蛛】

 性別【メス】

 状態【 】

 Lv【7】4UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv1】【隠密Lv3】UP

       【鋼糸Lv1】


 ・種族スキル: 【操糸】


 ・特殊スキル:【制限解除】


 ・称号:【進化・使役魔獣】


 ————————————————————



 ん?下の方に項目が追加されてるだけか?魔物達には特に変化は無さそうだ。

 パーティメンバーと使役魔獣って項目がステータスに追加されたな。


 メンバーの人数が書かれるようになっただけだな。

 にしても(0/5)ってことはパーティを組めるのは5人までなんだな。

 俺には必要のない機能だが。


 よし。確認終わり!特に支障はなさそうだ。


「待たせてごめんな。行こうか」


『わかったー。ご主人さまのおうちー!』


『楽しみね』


『ご主人の家には美味しいものあるです?』


『ついていく』


 チクッ。


「別に楽しいことなんてないぞ?あと美味しいものはない」


『残念なのです』


「ほら行くぞ。アキは鞄から出ないんだっけか?んじゃ走るからな。気持ち悪くなったら自分で走れよー」


 家に向かって移動を始める。



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