表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/250

29 進化?

 


 そのあと、移動スピードは落ちたが1時間は進み、方向が合っていればそろそろクー太たちと合流できるだろう。


 俺が動物と話していた…という間違ってもいないが、間違った受け止め方をされた件に関しての説明はメイとミミに任せた。

 藤堂も俺に聞きたいことがあると思うが、メイとミミにだけ話を振っている。それに足取りは意外としっかりしていて安心だ。


『ご主人様。茶色いの。クー太とランの気配』


「あ、そうか。クロは一度会っているんだよな」


『ご主人様…。誰かくるよ…?』


『旦那どうしたんすか?敵じゃないんすか?』


「ああ。俺の仲間達だ。安心しろ」


「クー太ちゃん達ですか?」


「中野さんのお仲間の…?」


「⁇メイちゃん私それ聞いてないわ」


「あ、ごめんなさい。中野さんがテイマーって話はしましたよね?テイムした動物たちです!」


 俺のこと話していたのか…。許可くらいとれよ…。まあクロ達を見せてる時点で隠せてはいないのだが。


『ご主人さまーおかえりー!』


『ご主人様!』


 チビクー太とチビランが飛び込んできた。

 おおー。会いたかったぞー。よしよし。


「ただいま。後ろのやつらを紹介しとくな」


『あれー?あの時の黒蛇さんー?』


『あ!本当だわ!』


『うん。仲間になった。名前はクロ。よろしく』


『クー太だよーよろしくー』


『ランよ。よろしくね』


 クロに気付いて自己紹介を始めてしまった。

 全員まとめて紹介した方が楽だな。ハク達と合流してからでいいか。


「クー太、ラン。ハク達は?」


『んー?多分もうくるー』


『私達バラけて狩りをしてたのよ。私とクー太。クレナイとアキ。ハクは一匹で』


「そうなのか。怪我とかは大丈夫か?」


『へーきー』


『問題ないわ』


「そうか。よかった。全員集まったら紹介とステータスの確認だな」


『期待していいわよ!たくさん倒したもの!』


「そうか」


 二匹の頭を撫でてやる。


「中野さん。私もクー太ちゃんとランちゃん撫でたいです…!」


「わ、私も…!」


「えーと、紹介してくれんじゃなかったかしら?」


「クー太、ラン、メイとミミに撫でさせてやってくれ」


『いいよー』


『仕方ないわね』


 クー太達はちょこちょことメイ達に近づいていき撫でられる。


「あー、それで紹介か?仲間が全員集まってからにしようかと思ってな」


「そう。それは任せるわ。それより…狸ってあんな小さいの…?また赤ん坊?」


「いや、あれは変化っていうスキルで身体を小さくしてるだけだな」


「スキル…。まだよくわかってないけどなんでわざわざ身体を小さく?」


「ん?肩に乗りやすいようにだろう」


「……貴方が動物好きってのはこの短時間でよくわかったわ」


「動物好きって。もちろん嫌いではないがメイ達の方がよっぽどだろう。俺は仲間を大事にしているだけだ。お?きたか?」


 ガサガサと音がしてハクが現れた。


「!?!?」


 ドサッという音が聞こえ目を向けると藤堂が腰を抜かしていた。あー。森狼に襲われたんだもんな。色は違うがハクも狼には違いないからな。怖がっても仕方ない、か。


「藤堂。ハクは俺の仲間だ。怖い思いをしたのは知っているから、仲良くしろとは言わないが露骨に避けたりはやめてやってくれ」


「わ、わかったわ…ごめんなさい」


「気にしてないから大丈夫だ」


『ご主人様!おかえりなさい!お怪我はありませんか?』


「ただいま。大丈夫だ。ハクこそ1人で狩りに行ってたんだろう?問題はなかったか?」


『はい。大丈夫です』


「ならよかった」 


『ご主人さまー』


 ハクを撫でていると横を見るとメイたちに解放されたクー太とランが来ていた。


「どうした?」


『クレナイ多分ご主人さまに気付いてないー』


『あ、本当ですね。こちらに来てる感じはしません』


『クレナイもアキも気配を感じるの得意じゃないからこれだけ離れてれば仕方ないわよ』


『うんー。だから呼んでくるねー?』


「ああ。そういうことか。なら頼んだ」


 クー太が駆けていく。


『ご主人様?この倒れてる人大丈夫?』


「んー。ハクを見て腰抜かしただけだから放っておいて構わない」


 そこにクロとグレイ、フェリが近づいてきた。


『ハク?よろしく。私クロ』


『自分はグレイっす!よろしくっす!』


『私フェリ…。よろしくね…』


『はい。クロさんにグレイさん、フェリ…ちゃん。よろしくお願いします』


 ……フェリちゃんって。フェリがアキと同類扱いなのか…?ハクのちゃん付けの基準はなんだろうか。


『私はランよ。よろしくねー』


 てか俺が紹介する前に各々紹介してるな。

 藤堂は言わずもながら、メイやミミも使役魔獣でも仲間ってわけでもないから紹介しなくていいかなー。


 というか大所帯になりすぎじゃないか?

 当分テイムは控えるかね。


 クー太とクレナイとアキが来る前にここにいるメンツのステータス見ておくか。



 ——————————————————


 個体名【中野 誠】

 種族【普人】

 職業【テイマーLv4(使役上限数♾)】

 性別【男】

 状態【 】

 Lv【22】2UP

 ・基礎スキル:【拳術Lv5】【防御術Lv2】

       【速読Lv2】【造形Lv2】【料理Lv2】

       【毒耐性(中)Lv3】【精神耐性(大)Lv2】

       【回避術Lv3】【テイムLv4】

       【蹴術Lv3】【夜目Lv1】new


 ・種族スキル:【無特化】


 ・特殊スキル:【ステータス鑑定】【ボーナス(特)】

       【テイム(特)】


 称号:【適応する者】【魔物を屠る者】

   【魔物に好かれる者】




 個体名【ラン】

 種族【妖狸(亜成体)】

 性別【メス】

 状態【進化可能】

 Lv【★15】12UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv5】UP【体当たりLv2】

       【気配察知Lv4】UP【隠密Lv2】new


 ・種族スキル:【変化】


 ・特殊スキル: 【制限解除】


 ・称号: 【進化・使役魔獣】




 個体名【ハク】

 種族【森狼(亜種)】

 性別【メス】

 状態:【進化可能】

 Lv【★15】4UP

 ・基礎スキル:【噛み付きLv5】UP

       【気配察知Lv4】2UP【指導Lv1】


 ・種族スキル:【群狼】


 ・特殊スキル:—


 ・称号:【変異体】




 個体名【クロ】

 種族【大黒蛇】

 性別【メス】

 状態【エネルギー過剰】

 Lv【12】

 ・基礎スキル:【噛み付きLv3】【隠密Lv5】

       【気配察知Lv3】


 ・種族スキル:【潜影】


 ・特殊スキル:—


 ・称号:—




 個体名【グレイ】

 種族【魔狸】

 性別【オス】

 状態【エネルギー過剰】

 Lv【8】

 ・基礎スキル:【噛み付きLv4】【気配察知Lv2】


 ・種族スキル:ー


 ・特殊スキル:ー


 ・称号:ー




 個体名【フェリ】

 種族【魔鼬鼠】

 性別【メス】

 状態【 】

 Lv【7】

 ・基礎スキル:【噛み付きLv5】【隠密Lv2】


 ・種族スキル:ー


 ・特殊スキル:ー


 ・称号:ー


 ——————————————————


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ