143
クー太とランの匂いはするが血の匂いはなく、見えてきた巨体のクー太とランは戦闘中というわけではなさそうだ。
『あっ。ご主人さまー!』
『こっちよ!』
緊張感はなさそうだし、本当なんで合図したのだろうか?
「どうした?」
『この子見て!亜種だと思うんだけど…』
「……何処だ?」
『ここよここ!私の足元!』
ランの足元…というか足で押さえつけられている魔物がいた。
茶色の身体に目元や口元、耳の内側が白く、見えているお腹の部分は黒い魔物。
レッサーパンダ…?
『私達と似てるけど色が違うわよね?』
『亜種ー?』
「いや…多分全然違う種族だな…」
『えっ。そうなの!?』
『でも似てるよー?』
いや…似てはいるが…。
「違うな。……多分」
『そうなの…なら殺した方がいいかしら?』
ラン!?踏み潰そうとするな!
「待て待て!テイムするから!」
『亜種じゃないけど良いの?それにこの子弱いわよ?連れて行くの?』
ぐっ…確かに…。
だが!レッサーパンダなんて初めてみた!しかも本来ここら辺に生息してないだろ。何処か動物園とかにいた個体じゃないか?
いや…、最近魔素から生まれた可能性もあるよな。隠れているだけで他にもいる可能性もあるし…だが二度と見つからないかもしれない。
テイムする!小さくなっている時のクー太よりは大きいがこれくらいなら抱えられるからテイムだ!
「仲間になってくれ」
【レッサーパンダが仲間になりたそうにしています。テイムしますか?】
【Yes or No】
よっし!もちろんYesだ!
【レッサーパンダが仲間になりました。テイムした魔獣に名前をつけてください】
名前か。ガンマは名付けたからデルタ?いや、デルタってイメージじゃないな…。
レッサー…パン…ダ。よし…センスの無さは今更だしな。
「名前はパンだ」
『美味しそうな名前〜』
『たまには菓子パン食べたいわね』
………やっぱりそういう反応になるよな。
『どいてほしい…』
『あ、ごめんね?』
『ううん。大丈夫。ご主人様…よろしく』
「よろしく。ここら辺に仲間とかいるか?」
『知らない。ずっと私だけ』
「そうか…ちなみに生まれたのは最近か?」
『?そんなの覚えてない。でも…前はたくさん人がいるとこに閉じ込められてた…と思う。曖昧』
ふむ…。
「ステータス確認するから俺らのこと教えてやっておいてくれるか?」
『はーい』
『わかったわ』
クー太とランは小さくなりパンと同じ目線で会話を始めた。クレナイ達も近づいてきたしステータスだけ確認してしまおう。
————————————————————
個体名【パン】
種族【魔小熊猫】
性別【メス】
状態:【 】
Lv【3】
基礎スキル:【噛み付きLv1】【隠密Lv7】
【気配察知Lv6】【直感Lv2】
【危機感知Lv3】【加速Lv1】
種族スキル:—
特殊スキル:—
称号:—
————————————————————
うわー…。なにこのチグハグなステータス…。
とりあえず上から見ていこう。
小熊猫…日本語じゃないよな?レッサーパンダってそう書くのか。
んでこのスキル…この子…ずっと逃げてたのか?【隠密】と【気配察知】のスキルがずば抜けている。クロやドライより隠密特化か?
それと人がたくさんいるところに閉じ込められてたって、動物園…だよな?
魔化してそのまま逃げて、ほとんど戦いもせず逃げ続けたってことだと思うが、よく生きてたな…。
集まってきたクレナイ達にパンを紹介し、問題はないからまた散らばるようにいう。
「んじゃパンは俺とな」
『うん』
性格はクロに似てるか?いや、話し方が、か。淡々とした感じだ。フェリのように少しテンポが遅い感じではなくクロのように淡々としてるが、クロほど言葉少な、って感じでない…か。
まあ移動しながら色々聞いてみようか。
「クー太、ランありがとうな。また何かあったら呼んでくれ」
『はーい!』
『わかったわ!』
パンを連れて先程いた位置まで戻り狩りを続ける。
イノシシ、アインスやツヴァイに似た魔物。アインス達とは少し違ったりするが白鼻芯と貉だろう。それと狼や虫もちらほら。ここら辺は特定の種族の縄張りではないみたいだ。
移動しながらパンに色々聞いてみた結果。やはり動物園にいたようだ。
動物園にいた他の魔物…動物達もそれぞれ逃げたらしい。パンと同じレッサーパンダが他にも居たみたいだが何処に行ったかは不明。気がついたらいなかったらしい。
それと戦闘に忌避感があるかを一応聞いてみた。なにせ全然レベルを上げてないからな。
『そんなことない。ただ戦うより逃げる方が楽だったから』
とのことだ。なら明日から…いや、明日のスタンピード…と言うか。スタンピードが無事に終わった後はクロにパンを面倒見てもらって、暗殺者スタイルに育てるのもありだな。
とりあえず今もレベル上げはしておく。俺が蹴り飛ばしたり、魔法で攻撃し瀕死になった時だけ噛み付かせ、それで倒れなきゃ俺がトドメを刺す。
何度かやっているとあっという間にレベルが十になった。
戦闘時以外はパンを抱えて走りながら選択肢を確認すると三つ。
————————————————————
【森小熊猫】
森での活動に特化した種族。
【影小熊猫】
体色が暗くなり、暗殺や隠密に特化した種族。
【リヒトパンダ】
光魔法、補助系、隠蔽系のスキルを覚えやすくなり得意とする。
————————————————————
とりあえず思ったことは種族名って日本語とか英語とか仏語とか中国語とか…ごちゃごちゃしすぎだろう。
そしてレッサーパンダからレッサーが消えた。何故?
言語が入り乱れているのはテイム時のアナウンスみたいに俺の認識で表記がそうなってるのだろうか?それとも神が決めた名前?
忘れなきゃメイ達にどういう風に種族名とかスキル名が表示されているか聞いてみるか。忘れそうだが。
影とリヒトは多分【隠密】のスキルレベルが高いから出た選択肢だと思うんだが…。
どれが良いってのは特にないな。森小熊猫でも良いが…これだけ【隠密】が高いならそれを活かせる種族の方がいいだろう。んで、影系のスキルは便利ではあるんだよな。負担にならず連れて歩けるし。
だがリヒトパンダも気になる。リヒトって光って意味だろうし…なんかレアっぽい感じ?影と森がつく魔物は結構いるしなあ。横文字の方がレアっぽく感じるのは俺の感性の問題かもしれないが。
「てことでリヒトパンダな」
『てこと…?』
「まあ気にするな。進化先を自分で選びたいか?」
『別に良い。よくわからないからご主人様が決めて』
「あいよ」
リヒトパンダを選択。レッサーが取れたので大きくなる可能性がある。この距離でそれは困るので立ち止まって少し距離を取る。
そして進化を終えたパンはやはり大きくなり、腰くらいの背丈になった。抱き枕にはちょうど良さそうだ。
色合いなどは変わらず、自分の手や尻尾を見たりして不思議そうにしている。
この大きさだと抱えることは…出来ないことはないが大変だな。少し移動速度は落ちるが走ってもらうしかないか。
————————————————————
個体名【パン】
種族【リヒトパンダ】
性別【メス】
状態:【 】
Lv【1】
基礎スキル:【噛み付きLv1】【隠密Lv8】UP
【気配察知Lv6】【直感Lv2】
【危機感知Lv3】【加速Lv1】
【解呪Lv1】new
種族スキル:【潜光】new
特殊スキル:—
称号:—
————————————————————
進化したら【隠密】のレベルが上がっている…ってことはやっぱ【隠密】のレベルが高かったからこそ選択できた種族ってことでいいのか…?、
あとは【解呪】と【潜光】だな。
———————————————————————
【解呪】
呪い、能力低下状態などの魔法による異常状態を緩和・解呪することができる。レベル上昇により効力が上がり、解呪する所要時間が減り、解呪可能な種類が増える。
【潜光】
陽光の中に潜むことができる。潜った光の中を移動することができる。
———————————————————————
呪い…?能力低下状態?それらを無くすることが可能?
呪いも能力低下状態にもなったことはない。そんな魔法があるのか…?
いや、このスキルがあるってことはそれらもあるんだろう。気をつけた方がいいな。
【潜光】は影と似たスキルだ。ただ【潜影】とは違って光の中を移動できるのと陽光のみという点だ。この鬱蒼とした森の中じゃあんま使い勝手は良くないな。
今後陽光以外にも月明かりくらいでも潜れるようになったり、【影転移】のように光の中を転移できるスキルが出てくれるのを期待だな。
少し移動速度は落ちたもののまあ大したことはない。敵は俺が倒して、パンにはたまに一発じゃ倒しきれなかった魔物にトドメを刺させるだけで移動するのを優先させている。
「お、鹿か?」
リーフ並みの大きさの鹿を見つけた。巨大な角に茶色の立派な体躯だ。
手加減をしてだが、先制で攻撃してからテイムと念じるとあっさりとテイムできた。
なんかあの巨大鳥以外戦闘らしい戦闘ができていない気がする…。スキルレベルもこれじゃあ上がらないよな。まあ明日はたくさんスキルを使う機会があるだろうし今はいいか。
ちなみに鹿は全然話してくれなかった。
「よろしく」と言ってもぺこりと頭を下げるだけ。群れで行動してないのかと聞いても、パンが話しかけても首を縦に振るか横に振るかで寡黙というレベルじゃない。喋れないのか?と思うほどだ。
「言葉は理解出来てるだろうが話せないのか?」
ふるふる。
首を横に振る鹿。
「なら返事してくれないか?」
『はぃ…』
あれ?メス?すごく甲高い声なんだが。
ステータス見てなかったな。
————————————————————
個体名【未設定】
種族【剣鹿】
性別【メス】
状態:【 】
Lv【5】
基礎スキル:【突進Lv3】【隠密Lv2】
【気配察知Lv3】【危機感知Lv3】
【飛角Lv2】
種族スキル:【角再生】
特殊スキル:—
称号:—
————————————————————
……それはもう立派な角が生えているが…メスだな。
名前はなあ。
ガンマ…はメスにつけるのは可哀想か?
「名前はディアな」
コクコク。
鹿って英語でディアーだよな?てことでディアで。安直と言うなかれ。思いつかなかったから仕方ない。
その後は鹿、猪、人面樹がよく出てくるようになった。と言ってもそんな数は多くないし、どれも群れで行動していないようでレベル上げが出来ていない。
『『ご主人様っ』』
「うおおお!?」
ドンッ!
「いっつ…。お前ら急に目の前に出てくるなよ…危ないだろうに」
俺の影が俺の正面にあるから仕方ないのかもしれないが突然出てきたクロ達を避けようとして木に激突した。
『避けなくても大丈夫』
『影の中にいるんだからご主人様が動けば私たちも動くから大丈夫だよ!そうじゃなくて!やばそうなのがたくさん!!』
「やばそうなの?」
『巨大な人間…多分』
『人間みたいなやつ!肌の色も身体の大きさもご主人様とは全然違うけど形は人間っぽかったよ!』
形は人間っぽいって…なんだよ。
「どれくらいでかいんだ?」
『頭が木の葉っぱに隠れて見えないくらいだった』
『座ってる奴もいたけどご主人様の何倍も大きかったよ!』
巨人?
「戦ったのか?」
『戦ってない。たくさんいたから報告しにきた』
『でも強そうだったよ。一対一じゃ私は勝てないと思う。そんな奴らが十人いた』
ドライで倒せない…?
巨人…?つかこの木並みにでかいって何十メートルだよ。百メートルはあんのか?
「俺なら勝てそうか?」
『『もちろん』』
ならいいか。念のためクー太達を呼び戻すため合図を送る。
「全員集まったら案内してくれ」
『わかった。……新しい仲間?』
クロがパンとディアを見て頭を傾げる。
「こっちがパンでこいつがディアだ」
『パン?ご飯?』
「種族がパンダだからパンって名前なだけだ」
『そう…パン、ディアよろしく』
『よろしくね!』
『よろしく』
コクコク。
『ディア喋れないの?』
ドライが不思議そうに訪ねる。
「喋れるけどなんか喋りたがらないんだよな」
『恥ずかしがり屋さん?』
ふるふると首を振るディア。
ん…?違うのか?恥ずかしがっているのかと思っていたが…。
『き…ず…』
きず…?傷か?喉に傷でもついているのか?
「大人しくしててな」
首の毛をかき分けていくと顎の下あたりに小さいが深い傷があった。
「これか…。最近か?」
こくっ。
「そうか…【回帰】」
そんな大きな傷ではないから大して魔力を消費せず傷を消すことができた。
「ほら、治ったぞ」
『…?い、痛くなくなった…?痛くない!?ご主人様!ありがとう!』
そう言って身体を擦り付けてくるディア。お前っ寡黙で大人しいクロやフェリと似たタイプかと思ったらドライとかクシハみたいなタイプか!
身体を擦り付けるのはいい。もふもふはしてないが暖かい毛が心地よい。
それよりもだ。角が怖い!剣のような立派な角が今にも当たりそうである。
「角…」
『ご主人様?』
俺の呟きを拾って訪ねてくれるのはいいが頭を擦り付けるのはやめないのか…。
「角は当てるなよ…?」
『はい!』
されるがままになっていると寂しかったのか、パンが足にしがみついてきて、ドライが肩に登ってきて身体を擦り付け始めた。クロは…尻尾だけ足に絡めてるな。
…まあいいけど。普段俺にベタベタくっついて来るのはクー太とラン、ラックにフェリばかりだしな。
『あー!ずるいー』
『ご主人様私もっ』
『わたしもするです!』
「皆でなにしてるの?ワタシも混ぜてなの!」
『ん…私も…』
同じタイミングで皆が集まってきて、クー太、ラン、アキ、ラック、フェリが突撃してきた。いや…お前らその前にパンとディアについて疑問に思えよ。
「ほら、そろそろ離れろ」
渋々と言った感じでやっともふもふから解放された…と思ったら後ろから抱きつかれた。
「ハクさん…?」
「たまには私も皆と一緒にしてみようかと…」
照れるならするな…。
『僕もするにゃ』
『ご主人様!』
アメリとビャクヤまで飛びついてきた。クレナイとグレイが飛びついてこないだけマシか…。
ひとしきりスキンシップ…と言う名の匂いづけを終え一息つく。
「とりあえずパンとディアを紹介な」
各々自己紹介をする。ディアが怪我していた理由を聞くのを忘れたな。そしてパンの名前についてはまたツッコまれた。名前変えようか…?
「それでだ。呼んだ理由はクロとドライが巨人を見つけたって言うからだ。ドライよりも強いらしいのが十体いるらしい」
『『強い魔物!』』
クー太とランのお目目がキラキラ…まあお前達も強くなって張り合いがある相手がいなくなってきたもんな。
「皆は何か目新しいものとか見つけたか?」
『ディアと同じやつー』
『そうね。後は猪とか狸とか鼬鼠はいたけど、特に珍しいのは見なかったわ』
クー太とランは狸とかも見つけたのか。魔物を探す視点が違うからだろうな。
『お城の周りにはない木の実があったです!』
「アキ。それは人間も食べられるか?」
『これです!』
モゴモゴし始めたと思ったら口の中からサクランボっぽいのが出てきた。
サクランボの木みたいな低木なんてないよな…?あるのか?
「食べられそうだな。場所覚えておいてくれ」
『わかったのです』
クレナイ達にも聞いたが特に何もなかったようだ。
報告も終わったのでクロの案内で移動する。
『もうすぐ』
「出来るだけ気づかれないように行くか」
まあ一番の問題は俺だが。【隠密】とか持ってないしなあ…。全員一応元野生だからスキルを持っていなくとも忍び寄ったりはできるだろうし。
出来るだけ音を立てないよう宙に浮きながらゆっくり移動していくと、木が薙ぎ倒され開けた場所があり魔物達が視界に入った。
青…というよりも青白い身体の巨人がいる。クロ達が言うには十体だが、ここから見るだけでは正確な数はわからない。そして赤黒い奴もいる。見える範囲の巨人は座っているが、青白い巨人と赤黒い巨人じゃ全然違う。
青白い巨人はオークみたいな感じだ。豚っ鼻ではないが、小太りであまり脅威は感じない。武器もないし。
問題は赤黒い奴だ。倍…とまではいかないが青白い巨人よりも大きい。しかもオーガみたいに筋肉質なのがよくわかる。更に丸太…だと思うが、武器を持っている。
一旦距離を取る。
「どう思う?」
距離を取って徐に問いかける。
『なかなか強そうー』
『そうね!なかなか強そうだったわ!』
『わたしじゃ勝てないと思うです!』
元気よく答えるのはクー太とラン、アキ。まあこいつらの返事は予想通りだな。
「赤黒いのは強そうですが…まあ問題はないと思います。魔力はあまり多くなさそうですし」
「私もクレナイさんと同意見ですね」
クレナイとハクはまあ倒せるか。
『…青白いのはいける。赤黒いのは微妙…?』
『強そうっすね!赤黒いのは一対一じゃ厳しそうっす!』
『遠距離から魔法があんま意味なさそうなの。離れてても一歩近寄られただけで距離詰められそうなの』
フェリとグレイはきついか。ラックもだな。確かに距離をとって戦ってもすぐさま距離を詰められそうだな。
『赤黒いのは無理にゃ』
『青白いのも無理です!大きすぎませんか!?踏み潰されます!!』
アメリも赤黒いのは無理と。ビャクヤは…青白いのなら勝てるんじゃないか?いや、まあ戦ってもいないからな。魔力量と気配だけで判断してるから凶悪なスキルでもあるかもしれないか。
パンとディアは…なんかプルプル震えてるな。まあ青白いやつにすら手も足も出なさそうだし仕方ないか。
「じゃあ移動していた時と同じペアで一体を相手してくれ。パンとディアは…ハク、面倒見れるか?」
「大丈夫だと思いますが、実際に戦ってみないとはっきりとは。広範囲攻撃や厄介なスキルがあるかもしれませんし…」
「厳しそうなら呼んでくれ。パンとディアは隙があれば攻撃していいが無理しないように」
『頑張る』
『はい』
クー太とラン、クレナイとアキ、クロとドライ、ラックとフェリ、アメリとグレイ、ハクとビャクヤそれにパンとディアか。
六組+俺で、クロの話だと十体いるって言うから青白いの九体と赤黒いの一体かな?そしたら青白いのが二体と赤黒いの一体が余るから…。
「クー太とランは速攻で倒して青白いのもう一体。パンとディア以外は各々倒し終わったら赤黒いのに向かってくれ」
俺は赤黒い巨人を魔法で足止めして青白いの二匹速攻で倒す。まあそんな上手くいくかはわからんが…何とかなるだろ。いくらでかくとも巨大鳥よりも強そうには感じないし。
 




