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5、レッツ異世界。

やっと異世界に突入です。

何か説明が長くなってすいません。

これから元おばちゃんが何をしていくかお楽しみください。


※修正しました。

女神セリルの手を掴んだまま大きな茶色い木の扉の前までやってきた。



セリル『さぁ、この扉を開いて足を踏み入れれば異世界人生スタートよ♪心の準備はいいかしら?』



薫(ふ~。何だか少し緊張してきたなぁ。それでも、新しい世界での生活ってのはどこかワクワクするね!)


薫「ああ!大丈夫。少し緊張してるけど、これくらいなんて事はないよ。」



セリル『うふふ~♪頼もしいわ~♪』



ルーゼ『そうだ、薫さん。さっき言ってたお金や食料、本などはアイテムボックスの方に入れておきましたので劣化などの心配はいりません。取り出したい時や物を入れたい時は心の中や声に出してアイテムボックスを意識すれば使用できますので、ご使用ください。』



薫「は~、それはまた便利な。そのアイテムボックスってのも魔法なの?劣化の心配がないってのは?」



ルーゼ『はい。アイテムボックスも魔法の1種です。薫さんのステータスのスキルの欄に記載しておきました。劣化の心配がないって言うのはアイテムボックスの中は時間が止まった状態になるので食べ物が腐る事もありませんし、鮮度をそのまま保てるので物を保存するには最適です。荷物にもなりませんので、是非ご活用ください。』



女神セリルの手から自分の手を外して腕組みをしながら会話を続ける。



薫「は~。それは便利な魔法だね。料理する人にとっては最高だね!なんてったって食材の腐る心配をしなくていいんだからね!ありがたく貰っておくね。」



セリル『うふふ~♪容量も無限に設定しておいたから安心してね~♪』



薫「ええ!いいの?そんな大盤振る舞いして?」



セリル『うふふ~♪良いのよ~。女の子の荷物が多いのは何処の世界でも同じよ~♪』



薫「女の子って歳でも無いんだけど…。まぁ、くれるって言うなら貰っておくね。」



セリル『それじゃあ、そろそろ良いかしら?扉を開けるわよ~♪』



一度ゆっくり深呼吸をして両手で頬を軽く叩き気合いを入れる。



パチンッ



薫「よし!お願い。」



セリル『それじゃあ行くわよ~♪』




ガチャッ



女神の二人が扉のドアノブを片方づつ握り、木の扉を開いていく。



女神二人によって開かれた扉の向こう側は液体の様な透明で埋め尽くされており、その表面は波打っていて光のを反射して様々な色に変化していた。



ゴクッ



思わず唾を飲み込んで、もう一度軽く深呼吸をして扉に向かって歩きだし、あと一歩の所で止まり私の後ろに移動した二人の女神に首だけを向けて話す。



薫「色々めんどうをかけたけど、二人のお陰で向こうの世界に行っても何とかやっていけそうだよ。それじゃあ、いってきます!!」



ルーゼ・セリル『『いってらっしゃい』』



そうして二人の女神に見送られ、私は新たな一歩を踏み出した。







ーーーーーーーーーーーーーーーー




薫「ん、う~ん。」



扉をくぐった瞬間、意識を失っていた薫は誰かに呼ばれた様な気がして目を覚ました。



閉じていた目を少しづつ開けていくと綺麗な青空と空を飛んでいる小さな小鳥、そして視界の端には鬱蒼と繁っている木があった。




薫(???ここは何処?見た感じ外に横になっている様だけど…。とりあえず、新しい体らしいからちゃんと動くか確認しておかないとね。それから周辺の確認をしないと。)




そう思い薫は横になったまま腕を上げたり戻したり、手を開いたり閉じたりして、少しづつ体の動作の確認をしていった。



~10分後~


とりあえず一通り動作の確認をして、問題がなかったので改めて自分の新しい体を見てみた。



薫「はー。シワがあってカサついてた手がピチピチの肌で綺麗になってるよ。身長は前とあんまりかわらないねぇ~。160くらいってとこかな。服装はズボンなんだね?まぁ、辺りがこれじゃあズボンの方が動きやすくて良いかもね。」



そう言って辺りを見回してみると木ばかりで森と表現してもおかしくない場所だった。ただ1つ違うのは、さっきは視界に入ってなくて気がつかなかったが薫の背にしている少し後ろの方に木で作られた二階建てのログハウスみたいな家が建っていて薫はそのログハウスから続く道の途中に立っていると言う事だった。




薫「はー、立派なログハウスだね。少し年期を感じさせるから、新築って訳じゃなさそうだけど。誰か住んでるのかな?辺りを見回しても木ばっかりで、人が全然居ないしね~。」



そう言って辺りをキョロキョロ見回していた薫の前に透明な画面が現れた。



薫「ぅわ!!なにこれ?」



その透明な画面をよく見てみると地図みたいなのが映し出されていた。



薫「これは…。ここら辺の地図かな?なんでいきなり…。まぁ、女神さんが付けてくれたスキルか何かのオマケか何かだろう。とりあえず、この地図で周辺を確認しておこう。」




そう言って薫は透明な画面を指で操作しながら自分の今立っている場所周辺を調べてみた。




地図はご丁寧に自分の現在地や地名等も表記されていたので案外簡単に調べる事ができた。



調べてみると薫が立っている場所は[石の森]と言う森の端の方で、道にそって少し進むと森を抜け直ぐそこに街があると言うことだった。




薫「う~ん。とりあえず地図を見る限り街までそう遠くはなだそう。大体20分~30分ってとこかね。」



そう呟くと、透明な画面が消えて元の景色に戻った。



薫「おお!出たり消えたり、忙しい地図だなぁ。とりあえず周辺は確認したし、森の中なら女神さんが持たせてくれた剣を装備した方が良さそうだね。何に襲われるかわからないしね。」




そう言って心の中で(アイテムボックス)っと唱えてみると目の前にマンホール位の黒くて丸いのが現れた。



薫「おお!さっきから、いきなり出て来てばっかりだね。少し慣れてきたかな。ところで、これがアイテムボックス?どうやって物を取り出すのかな?この黒い丸に手を突っ込めばいいのかな?」



そうして、恐る恐る手をアイテムボックスに入れて何とかお目当ての剣を装備する事に成功した。



薫「ふむ、こんなもんかな。」



そう言って装備した剣を確認していたら視界の端に何かが飛んでいった。



なんだろう?と思い顔を上げて確認し様としたら目の前に手のひらサイズの透明な羽をした可愛い女の子がこちらを見て瞳をキラキラ輝かせていた。


女神様二人は本編にはあんまり出てこなくなえいますが、番外編とかにちょいちょい出していけたらいいなぁと思ってます。



他の世界を担当している女神とかも出したいと思って、考え中。

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