14、え!うちの子有能?
お久しぶりで~す。
気分がノらなくてぜんぜん投稿してませんでした。
すいませんm(__)m
他の作品ばかりで此方の事を若干忘れてましたが、これからも多分気分次第で投稿するかしないか決まるのでスローペースで話が進むと思ってくれると嬉しいです。
店のカウンター席に出来上がったオニオンスープグラタンを置いて、食器棚にあるスプーンを取りに行ってから席に着いた。
カオル「はぁ~、やっと食べれる。何だかんだ色々やってたからお腹すいちゃったわ~。リリ~一緒にご飯食べましょう♪今回はスープグラタンだからフウフウして冷ましながら食べるんだよ?」
そう言いながら準備していた小皿に出来上がったばかりのオニオンスープグラタンを少量盛って、リリの方に差し出した。
差し出されたスープグラタンを見てリリは瞳を輝かせながら、小皿に近づいた。
それを見て頬を緩めていたカオルだが、ここでリリのサイズに合うスプーン等が無い事に気がつき愕然とした。
カオル「リ、リリ~~~!ごめん!私ったらリリが使えるサイズのスプーンが無いのに今気づいたわ!どうやって食べようか?私が食べさせる?それとも、外で小枝を拾ってきて急いでスプーンだけでも作ろうか?」
そう言いながら一人で顔を青くさせながらカオルは椅子から立ち上がりリリの回りをウロウロしていた。
だが、当の本人であるリリはそんなカオルも気にせず呑気に服のポケットを漁っていた。
そしてポケットから目当ての植物の種を取り出したリリは両手で種を包んで目をつぶったかと思うと、リリの両手の中が一瞬光り直ぐに収まった。
それを見たカオルもウロウロするのを止めて、リリの行動を見守った。
リリの光った両手を開けると中からリリが使えるサイズのスプーンとフォークが出て来て、リリはニコニコしながらそれをカオルに見える様に持ち上げた。
リリ「マスター♪見て、見て♪リリのスプーンとフォークだよ♪リリが作ったの!」
それを見たカオルは驚いたが、直ぐに普段通りに戻り元の座っていた椅子に戻ってリリを褒めた。
カオル「お~!リリは凄いね~!自分でスプーンやフォークを作れるなんて、私ったら知らなかったから驚いちゃったよ♪」
リリ「リリはねぇ~色んな植物を育てる事が出来るんだよ♪これは植物の種を変化させて作ったスプーンなの!ちょっとコツがいるけど、便利なんだ~♪」
カオル「そっか~。でも、これで心配ごとは無くなったね♪スープグラタンが冷めちゃう前に食べちゃおうっか♪それじゃあ、一緒にいただきます。」
(うちのリリちゃんマジ天使♪リリちゃんが私の作ったご飯を食べるなんて緊張するわ~。でも、目を輝かせながらスープグラタンを見つめるリリは可愛すぎる!!この光景がこれからいっぱい見られるのかと思うと感動で泣いちゃいそう・・・。)
そんな風に思いながらカオルもスープグラタンに手をつけ始めた。