10話 「襲撃(前篇)」
突如、耳をつんざくような悲鳴に、駆たちのクラスは騒然となった。
駆は、先程まで教科書に目を落としていた顔を上げ、クラスメイトたちと顔を見合わせる。
「何だ、今の悲鳴は!?」
駆の背後で、跳真が誰ともなしに叫ぶが、それに答えられる者は居ない。
だが、誰もがただならぬ事態ということは、今の恐怖に彩られた悲鳴から察することが出来ために、この場で冗談や悪戯と捉えて事態を楽観視するような者は居らず、皆何か得体の知れない事態に身を竦ませていた。
「ハイハイ、ちょっと皆、落ち着け! 今から先生が状況を確認してくるから、それまで大人しく待機していること! おい、聞いているのか!?」
この時間の授業を担当していた、教師の菊永 遡が、この場を収めようとするも、未だ断続的に響き渡る悲鳴や怒声に事態が混乱して収拾がつかない。駆自身も、この非常事態に冷静に対処しようと思うものの、状況が上手く呑み込めないために、下手に動くのは危険過ぎた。
「とにかく、くれぐれも勝手な行動は慎むこと! 言うまでもないが、むやみやたらに騒いだりするなよ!」
業を煮やした菊永が、埒が明かないとばかりにそう指示を飛ばすと、急いで教室を出ていく。
ただでさえ事態が混乱している中で、ただ一人この場に居た教師が不在となった今、事態は終息するどころか、たちまちその紛糾に拍車を掛けてしまった。
「何だ、喧嘩か!?」
「でも、今は授業中でしょう? あり得なくない?」
「ゴキブリでも出たんだろ、どうせ」
「それ、何処のテ○フォーマーズだよ」
「でも、さっきの悲鳴の規模からすると、かなりヤバい状況じゃないか?」
「ヤバい、って何がよ!?」
「それは、判らないよ。ただ、よっぽどな事態じゃなきゃ、あんな悲鳴は聞こえてこないだろうし、何か危険が迫っているのは間違いないだろ」
「刃物を持った人間とかが、校内をうろついてるとか?」
「それってマズくない!? 早く避難しないと………」
切迫した悲鳴が、様々な憶測を呼び、慌てふためく生徒たちで騒然とする。
そんな状況の中で、クラス委員の掛橋 明日架が、事態の収拾を図るため、手を打ち鳴らした。
「皆、少し良いかな!? ちょっと、こちらに注目してもらえる?」
未だ、ざわついた空気は場に残るが、明日架は、皆の視線が自身に集中したことを確認出来ると、改めて周囲を見渡した。
「取り敢えず、はっきりとした状況は判らないけど、先程の悲鳴からして、何か差し迫った状況にあることは間違いないと思う。
なので、原因が何にせよ、いざという時に出来るだけ速やかに避難出来る体制を整えておきましょう」
明日架が、胸の内に巣くう不安を懸命に押さえ込んで、クラス委員としての立場から、努めて冷静に振る舞おうとする姿が、傍目にも伝わってきた。
そうした明日架の態度を見て、何か打たれるものがあったのか、次第に皆の表情から冷静さを取り戻す様子が感じられる。
駆は、物事が好転しようとするタイミングを見計らって、それに追従した。
「そうだな。まずは、先生が戻ってきた時に、迅速に行動出来るよう、静かに待っていた方が良いと思う」
月並みな回答ではあったが、そのような駆の言葉に、多くのクラスメイトたちは、異存はないとばかりに頷きを返した。
「それよりは、万一に備えて、今すぐ学校から避難した方が安全じゃないか? さっきの感じからして、何だか嫌な予感がするんだが……」
それでも、跳真の口からは、現状の不安から迅速な行動を示唆する意見が挙がる。クラスメイトの誰かが、「お前、授業サボる口実が欲しいだけだろ」と茶々を入れたが、流石に今の状況下で、その不適切な発言に笑う者は居なかった。
「その気持ちは分かるけど、根拠もなく独断で動いたら、更なる混乱の元になるわよ。せめて、はっきりと状況が判るまでは行動しない方が良いと思う」
明日架は、跳真をそう窘める。クラス委員としての立場を考えれば、妥当な判断であろう。それが最善であるとは限らないが、情報もなしに、ただ闇雲に行動するよりはマシな筈だ。
今はとにかく、続報を待つしかない。
すると、程なくしてドタドタと廊下を走る音が聞こえ、血相を変えた菊永が、教室に飛び込んできた。
「皆、不審者だ! 既に、何人かの先生や生徒が襲われた! 急いで避難するぞ!」
菊永の声は上擦っていて、説明も要領を得ないものであったが、それが一層事態の深刻さを物語っており、生徒一同に緊張が走った。
一旦は落ち着いていた空気が、再び困惑や恐怖で塗り潰される。
「先生、不審者って、何があったんですか!? それに、襲われた人たちは無事なんですか!?」
明日架が、悲痛な表情で叫んだ。
「今は、詳しく説明している時間がない! それに、先生だって、何が何だか判らないんだ! とにかく、廊下に整列! 非常口から外に逃げるぞ!」
生徒たちは、堰を切ったように、廊下へ流れ出る。
くそっ 、何なんだ一体。
駆は、舌打ちしたい思いに駆られながら、想像もしなかった事態に、小さく唇を噛みしめた。
時を同じくして、職員室では突如、荒々しく扉を開けて入ってきた生徒に、緒環だけでなく、職員一同は何事かと目を丸くした。
酷く取り乱した様子でこちらを伺うのは、2学年の高次 元という生徒であり、緒環は、そのような姿に、怒りよりも先に困惑した表情を浮かべた。
普段であれば、そうした無神経な態度に怒りを顕にしているところであったが、先程からの高次の様子を見て、退っ引きならない状況を察したため、緒環は、高次に対して努めて冷静に話し掛けた。
「どうした、何があった?」
恐らくは、授業中であった教室から、一目散にここまで走って来たのだろう。
高次は、息も絶え絶えに、必死に言葉を紡いだ。
「先生、金属バットを持った人が、教室に入ってきたと思ったら、突然襲い掛かって来たんです! 助けて下さい!」
刹那の間、教師一同は言葉を失う。
予想もしなかった答えに、教師たちもどう対処したら良いか分からず、突然の出来事に理解が追い付かず、慌てふためいた。
緒環も、唖然として固まっていたが、直ぐにそれどころではないと思い至る。
「とにかく、まずは警察に連絡だ!」
咄嗟に、緒環は、電話の近くに座る教師に指示を出した。その教師は、慌てて受話器を取ると、110番をダイヤルする。
緒環自身、未だ頭が混乱していて、物事をうまく整理しかねている状態だが、それでも、現状において真っ先にやらねばならないことを、必死で頭から絞り出して考え始めた。
「被害に遭ったクラスは何処だ!」
「6組です!」
間髪を入れず、高次が答える。
「怪我を負った生徒は居るのか!?」
「翔田が、頭をバットで殴られました! それを庇おうとした先生も倒れて動きません!」
「おい、救急車も呼ぶんだ! 急げ!」
「今かけています!」
話を聞いていた他の教師が、空いている電話機で救急を呼び出す。
「今、6組で授業を担当していた先生は誰だ!?」
「蓮江先生です!」
緒環は、思わず出そうになる舌打ちを懸命に堪えた。金属バットを持った人間に、丸腰の女性が相手では太刀打ちならない。
「残っている生徒はどうした!?」
「今は、隣の教室に居た時枝先生の指示に従って、5組の生徒と一緒に避難しています!」
「時枝先生も一緒なのか!?」
高次は、沈痛な表情で首を振った。
「いえ、生徒だけを非常口から避難させて、先生は、不審者を説得するために、その場に残ると……」
緒環は、苦渋の顔つきになった。
状況を聞く限り、その不審者は、負傷した生徒を庇った、無抵抗の先生にまで手を掛けている。
そのような相手では、説得という平和的解決は望めないし、物理教師である時枝では、碌な抵抗も出来ないまま、暴力を受けることになってしまうだろう。生徒を守るための時間稼ぎすら怪しい。
緒環は、不吉な想像を頭から振り払う。
とにかく、今は一刻の猶予もない。不審者が何を目的としているかは分からないが、このままでは、被害は無尽蔵に拡大してしまう。
「取り敢えず、高次は後で先生たちと一緒に避難することになるから、職員室で待機していろ!」
高次は頷いた。
「それから、各先生方は至急、生徒全員に避難勧告をして下さい! 特に、状況が把握出来ていない可能性がある、1年生、3年生については、ここに居る先生が直接、各教室に足を運んで情報伝達をお願いします!」
緒環は、矢継ぎ早に、職員室に居る先生たちに指示を出す。
駆の学校では、学年ごとに建物の階層が割り当てられており、現在の学年がそのままその階層の高さを表している。つまりは、事件の起こった2階以外の階に居た生徒たちは、今の一連の騒動に気付けていない危険があり、他学年の生徒への情報伝達は、それを防ぐための措置となる。
「しかし、それならばいっそのこと、校内放送で呼び掛けた方が早いんじゃないですか? 事は一刻を争いますし」
不意に、教師の誰かから、そんな意見が挙がった。
「いや、当然、その方が効率は良いんだけど、それは不審者を不用意に刺激してしまう危険があるから、あまり得策じゃないね。精神的に追い詰められた人間は、何をするか分からないから」
すると掛飛が、緒環に代わり、そう指摘する。
「それでも、そのような危険人物が暴れている中で、我々が動き回ることの意味も考えた方が良いんじゃないでしょうか」
どうやら、金属バットを振り回すような人間が校内をうろついている状況で、避難勧告のために校内を奔走することに、身の危険を感じているらしい。
「気持ちは分かるけど、我が身可愛さで、これ以上、他の生徒たちを危険に晒せる訳にもいかないでしょうよ。
実際、リスクの話をするなら、放送での呼び掛けの後に懸念される、不審者の行動こそ未知数であって、むしろそれを選択する危険の方が大きいだろうね」
なおも懸命に食い下がろうとする教師を制し、掛飛は冷静に反論する。
多少の危険を伴ってでも、生徒の身の安全を優先すべき、という掛飛の主張に、それを覆すだけの意見や代案を出せるものは居なかった。
「それでは、警察が到着して、これ以上騒ぎが大きくなる前に、生徒を速やかに避難させましょうか。相談している時間もありませんし、校内への避難勧告は、私が出して回ります。緒環先生には、引き続きこの場を任せますので」
「すみません、よろしくお願いします。――おい、掛飛先生だけでは人手が足りない! 誰か、あと一人手伝ってくれる先生は居ないか!?」
緒環は、職員室内を見渡す。
多くの教師は、生徒を助けなければという使命感と、我が身の安全のため、一刻も早く避難したいという欲求の狭間で、心が揺れているのが見てとれた。やはり、先程の掛飛との議論を聞いて、不審者に襲われる光景を想像して尻込みしているのだろう。
立候補がなければ、緒環自身が手伝いに回るしかないな、と考えていると、緒環の視界に誰かが手を挙げるのが映った。
「――では、私が行きます」
緒環の呼び掛けに、神々廻 和哉と言う教師が名乗りを上げた。
「助かります! それでは、お二人で各階ごとに手分けして、教室に居る人たちに避難の呼び掛けをお願いします!」
これで、各階の先生や生徒たちに状況を速やかに伝えた後、それらの者たちと一緒に避難する、という流れがつくれる。校内を往復するようなロスも防げて、不審者と鉢合わせするリスクも多少は軽減出来る筈だ。
「はい、任されました。――では、神々廻先生、私が3階へ向かいますので、1階の生徒たちを頼みましたよ。無理をせずに、安全第一で行動しましょう」
「分かりました。掛飛先生も、どうかお気を付けて」
二人は、互いに頷き合うと、緊張した面持ちで職員室を出ていった。
「残りの先生は、高次を連れて、女性や年配の先生を優先しながら、速やかに避難するように! その際に、出来れば同じく避難している生徒たちの動向も注意しながら、必要であれば、冷静に避難出来るよう誘導して下さい!
万一、不審者と遭遇しても、決して相手を刺激したりせずに、自身と生徒の安全を第一に考え行動するように!」
これまでの高次の話から、不審者に、こちら側の交渉や説得を聞き入れる余地がないのは明白だ。この場合は、下手な時間稼ぎすら通用しない可能性が高い。
何しろ、生徒を守ろうとした無抵抗な先生にすら暴力を振るう人間だ。この不審者は、人を傷付ける行為に、心理的抵抗は一切ないと考えた方が良いだろう。
もし万一、このような人間と鉢合わせてしまえば、恐らくは、碌な抵抗も出来ないまま、昏倒させられてしまうに違いない。
これらの点は、十分に徹底しておくべきだろう。
取り敢えずは、今思い付く限りの早急な対策は、粗方やることが出来た。
後は、無事に全校生徒を外に避難させるだけだ。これ以上の被害は、何としてでも食い止めなければならない。
「それでは、決して慌てずに、静かに行動して下さい」
緒環の、その言葉を合図に、高次と女性教師らを先頭にして、ぞろぞろと職員室を出ていく。
緒環は、その様子を見送りながら、後ろの方で退出する順番を待つ、業田 慶典教師に話し掛けた。
「すいません、業田先生。私はこの後、少し確認したいことがありますので、後のことをお願い出来ますか?」
業田は、緒環の突然の申し入れに、面食らった表情を見せた。
「確認したいことって、何か問題でもあったんですか?」
業田は、何故そのような頼み事をこのタイミングでするのか、その意図を図りかねている様子であり、その表情には、懸念されるであろう事態に対する不安がありありと伝わってくる。
緒環は、問題という程ではありませんが、と前置きをしてから口を開く。
「この騒動の前に、校内放送で呼び出されていた真駈先生の安否が気になりますので、その状況を確かめに行こうかと思いまして」
業田は、あっと小さく声を上げた。
「そう言えば、そうでしたね。いやはや、この騒動で、完全に頭から抜けていました。――分かりました、後のことはお任せ下さい」
「では、よろしくお願いいたします」
緒環の確認事項が、さほど深刻なものではないと安心したのか、幾分ほっとした顔付きで、緒環の頼みを快く承諾してくれた業田に頭を下げる。
緒環は、皆が職員室を退出し、非常口へ向かうのを見届けてから、不審者と遭遇しないように最新の注意を払いながら、放送室へと足を運ぶ。
高次からの状況報告を受けた時から、自らの漠然とした不安が、事ここに至り、具体的な予感となって表れていくのを自覚し始めていた。
あの場では、これ以上の混乱を避けるために、真駈の安否については敢えて触れなかったが、緒環は、校内放送による真駈に対する呼び出しと、今起こっている不審者の騒動は、ひょっとしたら何か繋がりがあるのではないか、という疑念が頭の片隅をよぎっていた。
実際、不審者が現れたタイミングが、あまりにも前触れがなく、唐突に過ぎた。
学校側は、不審者の侵入ということにもなれば、当然、自らの学校の信用問題に大きな影響を及ぼすものであるため、そうした校内の治安維持に関する事案には、神経を尖らせている。そのための対処法は、マニュアルとしてきちんと厳命されており、教師や事務員にも周知徹底されていた程だ。
よって、学校関係者でもない人間が、白昼堂々と学校へ侵入などすれば、見回りをしている教師や、事務室に居る人間など、必ず誰かしらに目撃されているだろうし、ましてや金属バットを所持していたならば、もっと以前の段階から騒ぎになっていなければおかしい。
にもかかわらず、授業を行っていた教室にまで侵入を許し、実際に負傷者が出るまで誰もこの騒ぎに気付かなかったことが、既に不自然だ。
その不審者は、余程の幸運の持ち主ではない限り、侵入者の存在に気付かれないよう、何者かが手引きした可能性が浮上してくる。
そう考えれば、真駈のお客様というのが、実は、金属バットを持った不審者であり、その人間を、怪しまれずに応接室まで連れて来た何者かが存在する、といった推測も立てられるのではないだろうか。
無論、何故に真駈が、応接室に呼び出されたのか、といった点が不明だし、そもそも、そこまでして、この騒動を引き起こしたことによる、不審者を手引きした者のメリットが見当たらず、この推測はあまり現実ではない。
やはり、全貌がきちんと把握出来ていないにも拘らず、断片的な情報を元に推測しているため、あまりにも曲解した物の見方であるという気もする。
緒環は、一旦、これらの推論を棚上げした。
とにかく、事実を正確に確かめないことには、ここであれこれ考えていてもしょうがない。まずは、現場を確認することが先決だろう。
緒環は、己の五感を最大限に研ぎ澄まして、周囲の状況に気を配りながら、応接室までの道のりを進み、その問題の応接室を視界に捉えた。
本来ならば、閉ざされている筈のその部屋の扉は、無用心にも、全開に開け放たれた状態で放置されている。
緒環の背中を、冷や汗が伝う。
自然、自らの鼓動が、まるで警鐘を鳴らすかのようにして、強く、速く、高鳴った。
根拠はなく、確信とは程遠い、小さな違和感に、緒環は思わず足を止めた。
社会人のマナーとして、扉の開け閉めを徹底することは、最早、言わずもがなのことである。
ましてや、応接室のようなデリケートな空間で、不用意にもドアを開けたままにしておくのは、あまりに非常識であるし、そのようなことを真駈が許す筈がなかった。
にもかかわらず、今こうして、目の前には異常事態とも言える状況が放置されている。いよいよもって、緒環が懸念していたことが、現実味を帯びてきた。
緒環は、そんな自らの疑念を打ち砕くかのように、強く唇を噛みしめる。
とにかく、真駈が無事であるか確認せねばなるまい。
緒環は、胸中の不安が全て杞憂であることを祈りながら、応接室へ近づく。
自らの足取りが重い。たかが数mの距離が、これ程までに長く感じられたことはなかった。
ようやく、応接室の前に立つと、緒環はゆっくりと唾を飲み込む。
意を決して、室内へと飛び込んだ。
――、一体、これはどういうことなんだ。
まさか、推論と言うのもおこがましいただの憶測が、真実であったとでも言うのだろうか。
緒環は、目の前の光景に、軽い目眩を起こす。
暫しの間、不審者が未だ校内を徘徊している危険も忘れ、その現実を目にして、ただ呆然と立ち尽くしてしまった。
緒環の目に映るのは、普段の応接室とは全く異なる、凄惨な光景であった。
机や椅子が横倒しになり、本棚のガラス張りの扉が粉々に砕け、床に散乱している。
――そして、そのすぐ奥で、静かに横たわっている、一つの影。
それは紛れもなく、真駈の姿であった。
事前に申し上げますが、そろそろ書き溜めていたストックが無くなります。
ストックを全て投稿した時点で、再度ご連絡させて頂き、作成期間を頂戴したいと考えております。詳しくは、後程、活動報告にて改めてお知らせ致します。
宜しくお願い致します。