始まり
どうも、はじめまして。
まず始めにこの小説は文章がひどかったり、駄文が目立つ部分が多いかもしれませんが、どうか最後まで温かい目で見てくださると幸いです。
そこからご感想、ご指摘、ご注意お願いします。
どんどん受けつけます。
それではウィング・ハーツ始まり始まり~
ある街のある通りの一角に人だかりができていた。人だかりの中心には少年がいた。
少年は16歳位に見える。髪は黒色でショート。目つきはおだやかで、顔立ちは中の上位である。身長は170cm位でスラッと細身だが筋肉はそこそこついている。
そんな少年は今パフォーマンスを披露している。路上パフォーマンスだ。少年のパフォーマンスには3つある。1つ目は刀。刀をヌンチャクみたく振るったり、刀が曲がっているように見える踊りをした。刀を上空へ投げ腕を刀の落下点の所にだす。普通だったら回転している刀に腕が切り落とされるのだが、少年の刀は回転しながらもまるで生きているかのように腕を避ける。結果、少年の腕は切り落とされずにすんだ。刀は地面に刺さると同時に観客達からは拍手がおきる。
2つ目は銃。空き缶に10連発地面に落とさずに当てたり、10段くらいある山積みになった一斗缶を50m離れた所で弾丸一発で崩したり、最後に拳銃6丁を両手で素早く1丁ずつお手玉のように入れ替えて的に撃つ。6丁の弾丸をわずか10秒で使い切り、的には全部ど真ん中の黒丸。観客からの拍手はさらに増した。
3つ目は翼。なんと少年の肩甲骨から翼が生えたのだ。純白で汚れが一切見られない翼。少年は翼を広げ、浮く。翼を振ると純白な羽毛が道に落ちてゆく。その姿はとても美しく、観客は幸せそうな顔になったり唖然としたまま少年に釘づけになったりしている。少年は浮いたままお辞儀をする。
「ありがとうございました!!!」
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パフォーマンスが終わって数十分後。終わった直後は少年は観客からの質問に答えたり、サインを書いたり、ファンレター貰ったりと忙しかった。だが、今、興奮も冷めて観客が解散し少年は1人だ。片づけを手早く済ませ、今日の稼ぎを見る。
「うんうん。今日は6万近くか。ありがとうございます。」
少年は満足げにホクホクという音が似合う顔をしていた。しかし一変。何かに感づいた。・・・・・誰かに見られている。しかも凶器を持って。少年が感づいた数秒後、背後から黒い影と共に何者かが現れた。それが少年に近づいた瞬間、剣が振るわれた。銀色の曲線を描き、一閃。
キィンッ!!
背後からの攻撃は少年の刀によって防がれる。そのまま鍔迫り合いの状態になる。少年が問う。
「だ、だれだ!」
「・・・良い反応だ。やっぱり流石ね」
少年の問いに黒い影・・・ではなく黒いフードを被った金髪の女性は無視してブツブツ呟く。少年は刀を押して距離をとる。少年は再び問う。
「お前、だれだよ!何で俺を襲うんだよ!!」
「・・・うん。お前なら大丈夫だ」
「俺の話を聞け―――!!!あと、何を勝手に決めてんだよ!」
少年をあざ笑うかのように女性は笑っている。笑いながら少年に近づく。少年は警戒する。だが予想外な言葉を投げられた。
「私は戦うつもりは無い。どうか剣をひいて。」
「いきなり襲ってきたやつのそんな言葉信じられるか!」
「ごめんなさい。だが、どうか信じてほしい。そしてお願い!私に協力して!私のギルドを変えてほしい!」
ギルド?急にそんなことを聞いて少年は考えを変える。
もしかしてギルドからの勧誘かと思う。しかし、入るつもり無いけど話しだけは聞いてみる。少年は剣をひいた。
「わかった。話を聞かせてくれ」
「あ、ありがとう!!実は・・・」
と、少女が話を始めた時、突如懐から機械音が聞こえ始めた。
『タイムリミットまで30秒、タイムリミットまで30秒・・・・・・』
「あぁ!!!ま、まずい!!」
少女がいきなり慌てる。
「お、おい、どうしたん・・・」
「ここでは話せない!移動するから一緒についてきて!」
「はぁ!?何言ってんだ。俺は今、この土地が気に入ってんだ。移動する気はないよ。」
「そ、そんな・・・」
そんな中、時間は刻一刻と迫る。
『タイムリミットまで10(テン)9(ナイン)8(エイト)・・・』
「こ、こうなったら・・・えいっ!」
「うおっ!」
いきなり少女は抱きついた。しかも、頭が運悪く少年の鳩尾に・・・
「ぐおぉぉ・・・お、お前ふざけんなよ・・・」
「ゴメンね・・・大牙」
目の前が光り少年と少女はその場から光と共に消えてしまった・・・。