落ちこぼれ冒険者との出会い①
今回は落ちこぼれ冒険者との出会いの話です。
「俺はパワフルだ。宜しく頼む」
「ワタクシはマナです。こちらこそ宜しくお願いします」
「アタシはショウカよ。宜しくね」
パワフルとマナとショウカは冒険者ギルドに紹介されて、臨時のパーティーを組んだ。
「彼処がオークの巣か」
「どうやって討伐しますか」
「アタシが多数のスライムを召喚して、オークの巣に送り込むよ。そして巣から出てきたオークをマナが魔法で攻撃して、生き残りをパワフルが倒すのはどうかな」
「オッケーだ」
「了解です」
「作戦は失敗だ」
「どうします」
「とにかく逃げるわよ」
三人はオーク討伐に失敗してしまい、即座に逃げ出した。
「追い付かれる」
「もう駄目です」
「死にたくな~い」
三人は追い付かれてしまいそうになった。
「バババババババ」
唐突に銃撃音が響き渡り、オーク達が全滅した。
「助かったのか」
「そうみたいです」
「何が起こったのよ」
「大丈夫だった。怪我をした人は居る」
聞き覚えの無い声がしたので、声のした方向に振り向くと、見知らぬ幼女が心配そうに三人を見つめていた。
「君が助けてくれたのか」
「ありがとうございます」
「どうやってオーク達を倒したの」
「この軽機関銃で倒したのよ」
アキラは軽機関銃を三人に見せた。




