落ちこぼれ冒険者はツラいよ②
「マナ、残念ですが、貴女に戦力外通告します。今からパーティーを抜けてもらいます」
「どうしてですか。理由を説明して下さい」
「分からないのですか。貴女が中級魔法しか発動させられないからです」
「でも中級魔法でも充分通用してきた筈です」
「Bランクの魔物にはね。だけどこれからはAランクの魔物を討伐したければならないのよ。当然Aランクの魔物には中級魔法は通用しないのよ。これは全員の総意よ」
「ごめんなさい」
「仕方ないのよ」
「赦してね」
「・・・・分かりました。パーティーを抜けます」
マナは他の人より魔力値が高く、全属性魔法を習得しているのだが、上級魔法を発動させられないので、メンバー全員から戦力外通告を受けて、パーティーを抜けた。
「これからどうしようかな。何処かのパーティーに参加させてもらおうかな。それともソロにで活動しようかな」
マナは途方に暮れてしまい、何処かのパーティーに入れてもらうか。ソロになろうか迷っていた。
「取り敢えずソロで活動しましょう」
マナはソロでの活動を選択した。
「やはりソロではキツいです。冒険者ギルドでソロの人を紹介してもらいましょう」




