男の娘と女装
最近ラブコメ界隈で少しずつ出始めている男の娘ジャンル作品についての記事です。
不快な要素があるため、純粋に楽しみたい方はお勧め出来ません。
ラブコメで少しずつ増え始めた男の娘ジャンルは大抵、主人公が女装している。女装男子とほぼ変わらない。
私も男の娘が主人公のラブコメ作品を書いている。しかし、主人公は日頃からあまり女装していない。
女装する主人公が好きな人間から見れば詐欺のような内容だ。幸い、その点を指摘する読者はまだいない。
男の娘と女装男子、この2つのジャンルを混同してしまうと1つ問題が起きてしまう。
女装していないが少女のように見える男子をどのジャンルに該当するか分からなくなる。
当然、女装する男子が男の娘と思っている人間は条件に合ってない認識を抱くだろう。
私が作品を作る前に男の娘と女装男子の違いを調べたところ、やはり、一応の区別条件はあった。
女装しなくとも少女のように見える男子は男の娘、女装する男子が女装男子だ。
似て非なる存在である2つのジャンルだが、1つだけ私の考える共通のタブーを見つけた。
それは百合展開を入れると主人公の男の娘、または女装男子の存在意義が薄くなる事だ。
一般的な平凡な男子が主人公のラブコメ作品なら良い刺激になる。百合展開はよくラブコメで出て来た。
しかし、日頃から疑似的な百合をしている男の娘、女装男子ジャンルは大した刺激とならない。恐らく読者が求めてないだろう。
一方、私の作品は様式美として軽い薔薇展開を入れている。同性愛に近いジャンルのため、それが許されるはずだ。
もしかすれば近い将来、この2つのジャンルが一般認知度が高くなった時、異性愛か同性愛かでまた該当条件は変わるかもしれない。
まだマイナーなジャンルのため、男の娘ジャンル(女装男子)作品で男の娘という台詞がサブカルチャーに精通していない人間から出た時は違和感を抱く。
発音すれば男のコなので間違っていないが、それに対し男の娘じゃないと返すのはやはりおかしい。
そのため、私の作品内で男の娘という言葉は今の所、出ておらず、大抵、主人公は男らしくない人間の認識を色んな人間に持たれている。
男らしさがあり、どこか女性への憧れもある人間としてこれからも主人公を描いていくつもりだ。
当然、女装男子は男の娘と主張する人間もいるだろう。今まで指摘して納得する様な反論を聞いた事ないが、それも構わない。
結局、男の娘の事をよく知らない人間からすれば、女装しようがしまいが同じようなジャンルと思われる。
作者が同性愛嗜好者か安直な客寄せをしたい人間の偏見も向けられるかもしれない。それは作品の性質上、仕方ない事だ。
彼らを代表するつもりなどなく、私は傍から見れば狂気を描く狂人に他ならない。
しっかりと内容を考えながら執筆していれば、そもそも、私の作品はまともな精神で書けないだろう。
積み重ねてきた努力はいつ報われるだろう。
女装男子モノや男の娘モノは主人公に自己投影するか、ヒロインに自己投影するかの2種類の楽しみ方があります。
それによって当然、異性愛か同性愛か求められる要素も違ってきます。
堂々と女装男子や男の娘ジャンルが好きと仲間内以外言えない時代の中、恥ずかしがらず楽しんで下さい。