第5話
前回のお話の投稿から役一年が経過していますね…。
不定期更新とは言え遅すぎる。
ごめんなさい。
「ねえスフィア、あれって何かな?」
「おそらく街道ではないかと」
街道か、人いるかな?
「スフィア一回街道に降りてみよう」
「はい」
よいしょっと、街はどっちだろう?
「スフィア、ここからだと街はどっちが近いかな?」
「ここからですとどちらに行ってもあまり距離は変わらないのでどちらに行っても良いかと」
「ならここから歩いて右にいこっか」
「歩いて、ですか?」
「その方が空を飛んで街に入るより目立たないかなと思って」
「なるほど、流石はお嬢様です」
そこから歩いて一時間余りの場所で二人は少し厄介な事に巻き込まれていた。
そんな事になったのはいくつもの偶然が重なった為である。
一時間ほど前のこと、
「ねえスフィア、あの馬車って襲われてる?」
「はい、盗賊でしょうか」
「スフィア、急いで助けるよ」
「畏まりました」
・馬車side・
「くそなんなんだこいつら、ただの盗賊じゃないぞ!」
「なぜこの場所が分かったんだ!」
「・・・・・」
「グゥッ」
「ノイ!くそっ、貴様!」
「どうすればいい、このままでは全滅だ!」
[アイスチェーン×12]
[ファイアランス×36]
[ウィンドカッター×12]
「グッ」
「グァッ」
「アァァァ」
「な、なんなんだ!?」
・ルミティリア side・
「片付いたかな?」
「はい、敵と思われる人間は全て殺しました」
にしてもやっぱり死体がきたないなー、次はもっと綺麗に殺そう
「スフィア、次はもう少しだけ綺麗に片付けようね」
「そうですね、これでは服が汚れてしまう上に原型が残っていませんからね」
「あ、あなた方は一体?」
えーっとどう説明しようかな?何かいい説明は…
「私たちは見聞を広めるために世界を旅をしています」
「こちらはルミティリアお嬢様で私はスフィアと申します」
流石スフィア!!
「ありがとスフィア」
「いえ」
「旅のお方ですか、危ない所を助けて頂き本当にありがとうございます。」
「もしよろしければ近くの副都まで護衛を頼んでもよろしいでしょうか?」
護衛かー、移動速度は落ちるけどまあそんなに急いでる訳でも無いしいっか。
それにこの人達の護衛としてなら街にも簡単に入れそうだしね
「良いですよ、スフィアも良い?」
「もちろんですお嬢様」
「それじゃあまず怪我をしてる人を治しましょうか?」
「治癒魔法を使えるのですか!」
「えっとはい使えますけど」
もしかして今の時代治癒魔法が貴重だったりしないよね…
「もしかしてあなた方は…」
「詮索はやめなさい、我々を助けて頂きありがとうございました」
「私はアルテイア王国の商人シューリと申します」
「怪我人の治療とネセルまでの護衛よろしくお願いします」
アルテイア王国に副都ネセル、どっちも聞いたことないなぁ
後でスフィアに聞いてみよっと
「では治療をするので怪我人を集めてもらえますか」
「はい直ぐに連れてきます!」
商人の護衛はすぐに怪我人を集めてきた。
さてとそれじゃああんまり高位の魔法は使わない方がいいから…
『ねえスフィア、どの位の魔法なら大丈夫かな?』
『おそらく治癒魔術では完全な治療ができないと思われるので魔術に偽装した
ある程度の魔法を使われるのがよろしいかと』
『なるほど、流石スフィアいつもありがと!』
『褒めていただいてありがとうございますお嬢様』
「それでは治療をしますね[癒し](偽装[治癒])」
「これで治ったと思います、多分数分もしたら起きると思いますよ」
「ありがとうございます!」
「護衛の治療をしていただきありがとうございました今日はここで休んで
明日から護衛をよろしくお願いします」
「はい分かりました、じゃあ私たちはあっちで休んでますね」
「お疲れ様でしたお嬢様、見事な魔法でした」
「それほどでもないよ、今日も晩御飯お願いしても良い?」
「もちろんでございます」
それじゃ野営拠点を出してっと、久々にスフィアとか友達以外と喋ったから
疲れたからお昼寝しよっと
そうしてルミティリアは晩御飯の少し前まで寝て過ごすのであった。
街には6話か7話で行きます。(多分)
今日のスフィアが作ってくれる晩御飯は何かな?