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相棒

作者: 朝馬手紙。

私の右手は、貴方の左手を

そっと、そっと、繊細に握るよ

私たち割れ物注意だから

こんなに好きになりたいと思えたのかな


人生の全てを捧げるには

左手の指輪では荷が重すぎる

言葉だけじゃ無理だろう

触れ合うだけでも叶わない

ちょっと涙目の私に

「愛しあうのに、捧げる必要はない」って

気付かせてくれてありがとう




僕の左手で、君の右手を

ぎゅっと、ぎゅっと、不自然に握るよ

僕たち夫婦以上になれるかな

相棒に選ばれた喜びを返せるかな


一人の人間を幸せにするには

諭吉や英世に頼むには不安過ぎる

自分勝手じゃ無理なんだよ

頑張るだけじゃ何もできない

グズグズ鼻たれの僕に

「これからやっていけばいいと思うよ」って

最強の言葉ぶきをどうもありがとう




上手くやっているかな

人生の相棒として信じているかな

知らないうちに傷つけてないかな

もしくは傷ついてしまってないかな

言ってほしいよ

言ってあげたいよ

「愛」や「好き」以外を

欲にまみれた願いだって

大体は容認してあげる



熱く抱きしめ合うより

ハイタッチが二人のお気に入り

喧嘩なんていくつになっても

でも仲直りは一瞬で決まる


朝のキスした後は大体、

「行ってくるよ」

「おう、行ってこい」

そして拳を突きあう

僕と、私は、ベストパートナー



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