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91 ネックホールダ―男爵の友との和解(その15)

フランツ=スカーフェイス子爵の災難はまだまだ続いています


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「いっそのこと子爵家潰しちゃう?」


笑いながら伯爵様が言ってきた




<ダラダラダラ>


汗が一気に噴き出てきた



「だいたいさ~


男爵や子爵なんて合わせると1000くらいあるんだよね~


無くなったとしても誰も気にとめないんだよ?


中位(伯爵、公爵)や上位(公爵、王家)から見たら誤差の範囲?


下位(子爵、男爵)が平民を見下すのと同じだね


君達、(平民に無理難題をふっかけて)まともに相手していないでしょ?」





いい笑顔で言ってきた


伯爵様、絶対に酔っている


悪酔いだ






「大体さ~、伯爵わたしからすると今回のことはどっちが正しいとか間違っているとか判らないんだよね~


キミ達どっちも詳細を話そうとしないよね?


それでどうにかしろとか言われても伯爵こっちも困るんだよね


そのくせ(子爵の親戚は)早く解決しろとか文句は言ってくるしね?


大体、伯爵よりおやに迷惑かけている時点でどちらもアウトなんだよ?


判っている?


どうにかしないのは伯爵わたしの愛なんだよ?」





寄り親貴族の内情をぶちまけられた


その上、ネチネチと愚痴がきた





・・・伯爵様、結構有能だったんだな


伯爵というだけで偉そうにと思っていた今までのオレを殴ってやりたい


もうちょっと早く気がついていれば、と後悔した





だらだらだら


暑くもないのに全身に汗が噴き出ていた


結構やばいことになっていたんだと実感した





「いっそのこと子爵家潰して、空いた席を男爵きみが継いじゃう?」


伯爵様が爆弾発言をした




真面目な顔をして男爵を見ている?!


ひょっとして本気で言っている?!

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[一言] 王家「勝手に潰さないでね」
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