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76 ネックホールダ―男爵の帰還(その5)~戦闘メイドの後始末~

すみません

投稿を忘れていました

・・・なにやっているんだか

男爵様専属の(戦闘)メイドの狼藉をメイド長が義母達に訴えました


男爵様はそれを庇います


黒幕ですからね


ちなみに専属メイドの名前はエリザベス(通称ベス)です


----------------------------------------------------------------


「私はベスの言うことを信じます」


男爵わたしがそう言うと義母と妻とメイド長から文句が噴出した




片や、長年勤めてきたメイド長とパーラーメイド


片や、ポッと出の雇ってから日が浅いオールワークス(下働き)


どっちの言うことを信じるかは明白だ、というのだ




いや長年勤めてきたからといって言っていることが正しいとか無茶を言う


そう言いたい


まあ、自分の都合のよいことしか聞かないし言わないからな





「じゃあ仕方がないですね」


男爵わたしがそう言うと三人の目が輝いた


自分達の意見が通ったと思ったのだろう




「ウソつきのメイドを雇った責任をとって男爵家ここを出て行きますよ」


三人とも目が点になっていた




それに構わず私の専属メイドのベスに合図をして臨時の法廷となっていた居間から出て行こうとした





「待ちなさい、いや待って」


義母が我に返って引きとめにかかった





せっかく寄り親に頼みこんで ~当然少なからぬ金品を払った~ 入婿を帰宅させたのだ


それがこんなことで出て行かれるなんてとんでもないことだろうな


そう予想した




「いやウソつきですし」


追い打ちをかけた




要はパーラーメイドと男爵のどちらを取るのか、だ


まあ男爵おれとしてはどちらでもよい


遅かれ早かれ出て行くつもりだし?


パーラーメイドを切り捨てるならそれはそれで一興だ





「この家に居てください」


誰が悪いとも言わず、有耶無耶にする言葉が義母から絞り出された




口調からすると苦渋の選択だったようだ


ちょっとは瘤飲が下がったな

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