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8 侯爵夫人の嘲笑

これは王妃に敵対する勢力である貴族派の首領の侯爵夫人が、王妃をイジメるお話です


子供(王子)がバカやったせいで、サラ(主人公)が貴族派の手に渡りました


切り札を持った侯爵夫人のターンですね


・・・しかし女の闘いはスゴイですね


精神へのダイレクトアタック(笑)


まるでマリク様のようです

「王妃様はあいかわらず高貴な匂いですね、羨ましい限りですわ」


わたくしがそう言うと王妃の顔色が変わりましたね





以前とは違う安っぽい香りですわね?


大事な秘蔵ッ子に逃げられて大変ですわね、ププッ






言っていることと真逆の意味ですわよ?


貴族たるもの嫌味も優雅に、ですわ(笑)




王妃は嫌味がきちんと理解できているようですわ(オホホホッ)






いままで散々やって頂いた分の仕返しですわ!


本当にいい気分ですこと(二ヤリ)





ひさしぶりに気分が晴れましたわ、ホホホホホッ


・・・本当に高笑いはしていなくってよ?






「侯爵夫人もいい香りね、どちらの匂いかしら?」


サラの香水を使っているようだけど、それは元々私のモノよ?




反撃してきました


でも想定内でしてよ?





「最近出入りを始めた商会から手に入れましてよ?」


どこかの王子のせいで困っていた者を助けただけですわ?言いがかりはやめて下さるかしら?





「それは素晴らしいですわね、ホホホッ」


香水が素晴らしいだけで貴方は素晴らしくなくってよ





「ええ本当にそうですわね」


わたくしにお似合いですわ!王妃のあなた程度では分不相応だったということね?




その後も言葉での激しい応酬が続きました


でも勝ったのはわたくしです



王妃は悔しそうにしていましたわ(笑)


いい気味ですわ!











ここは王宮の大広間


そして今は夜会が始まったところですわ!



もっとも開始早々わたくし(侯爵夫人)が王妃に喧嘩を売られたので返り討ちにしましたので終了したも同然ですわね(笑)






王宮の夜会に出ると王妃から声をかけられましたわ


我が家が率いる貴族派の牽制なのがミエミエ




立場の高い王族から話しかけないと会話ができない


それが判っていて?


分不相応なことをせずに大人しくできて?


そんな感じでしょうね





もちろん受けて立ちましてよ


こちらには切り札(サラ)がいるのですから(笑)




それが冒頭のやりとり


もちろん完勝ですわ!




王妃の悔しそうな顔といったら見ものでしたわ!


王妃との会話が終わって離れると派閥の者達が近寄ってきて口々に言いました


「さすがですわ!」


「胸がすっとしましたわ!」





口々に賞賛の言葉を投げかけてきます


それを見た王族派の貴族の悔しそうな顔といったら・・・




貴族たるもの自領を守るのが当然


ところが王族派は固有の戦力を認めない


中央で全て管理をするとのこと





とても承認できません




本当にいい気味ですわ!

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