62 ネックホールダ―男爵の舞台裏 ~主人公サラの悪だくみ~
久々の主人公登場です
話し手は、憶えていないかもしれませんがサラを襲った暴行犯の黒幕です
いつのまにか、タダの手下と化している?
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「報告をしてくれなくて?」
悪魔がアジトまで来て言った
忌々しいことに定期的に来る
『旅人』の受け入れ、販売、売上げ等々をチェックするためだ
少しでも不手際があると
「どうするつもりかしら?」
笑いながらそう言う
でもそれはウソだ
目が笑っていない
このままあっさり死ぬか、悲惨な目にあってから死ぬか、どちらか選べ
目がそう言っている
そんな時は素直に頭を下げて謝るしかない
苦々しく思うが、逆らうと部下ともども始末されるから仕方がない
・・・悪魔なら笑いながらヤるだろう
「ネックホールダ―男爵が『こんなものを作ったので売らせてくれ』と言ってきている」
そう言ってブツを渡す
悪魔相手に言葉使いがおかしい?
そこは譲れん
これでも下町の悪党のボスだ
ヘタな態度は下の者に示しが付かないからな
幸いにも悪魔はそれくらいは目溢ししてくれるようだから安心だ
・・・大丈夫だよな?
後になって「ムカついた」とか言ってヤられないよな?
『旅人』を摘み、匂いを嗅ぐ
「・・・それで?」
詳しい話しをするように促してきたので説明をする
『旅人』を使っていると食欲が減った
だったら女子供用もあれば良い
節制に四苦八苦しているので売れるだろう
試しに友人を使って試してみたら効果があった
それどころか早く売ってくれと催促がくる
だから作り方を教えるから作ってくれ
そして売ってくれ
それを聞いて悪魔は考え込んだ
・・・ひょっとして勝手なことしたからと粛清か!?
「いいでしょう、認めます。ただし、ネックホールダ―男爵にすべてを仕切らせなさい」
悪魔が以外なことを言ってきた
「・・・え?」
驚いた
人を人とも思わない、ただの生きた道具としか見ていない、だと思っていたからな
てっきり提案を却下した上、暗殺でもするのかと思っていた
想定とは真逆の展開だ
何か悪いものでも食べたのか?!
そう思ったな
言わないけどな
言ったらそこで人生が終わるからな
・・・本当だせ?
「ただし、利益の半分を納めて貰うわよ?」
やっぱり悪魔は悪魔だった
そりゃそうだ
勝手させてもらえないわな
準備のための金集めから
建物や人員の調達
製品作製
販売
それらの管理を男爵がやる
そして得た利益の半分を分捕る
やっぱり悪魔は悪魔だった




