54 とある復讐者(サラ)の悪だくみ
まだまだ続きます
サラ(主人公)のターンです
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とりあえず恐怖を身体に刻みつけるのが一番です
その際には最初が肝心ですわ
だから水魔法で悪党達の身体をイジってみましたわ
血が頭にまわるのを邪魔する
内臓に痛みを与える
息ができないようにする
我ながらイイ仕事しましたわ
毎朝、悪党の本拠地に挨拶に行きました
そして紅茶を飲んで帰ってきましたわ
もちろんエサ(旅人の葉)はオアズケです
こちらからは話を振りませんわ
欲しければ自分から言わないとね?
そして弱みを見せて私にこき使われてくださいな
フッフッフッ
楽しみですわね
そう思っていたら悪党の親玉は3日で逃げ出しましたわ
・・・根性なしですわね
もちろん怒りは下っ端へいきますわよ?
全員が床に倒れましたわ
・・・夜中に押し掛けてきた暗殺者を処分できるのです
倒す程度のことならば造作もありませんわ
そうやって調教、もとい、恐怖を身体に刻みつけましたわ
苦手意識から言いナリになると昔読んだ本に書いてありました
専門的には、ぱ、なんとかの犬とかいうらしいです
昔読んだ本なので詳細は憶えていませんが大筋はあっているはずですわ
・・・たぶん
国盗りするには大量の人が必要ですわ
いろんな所でいろんなことを行い局面を複雑にするのです
人が増えれば勝手に動く者も増えますわよね?
そうすれば私の存在は隠れます
いや隠さないといけませんわ
だってバレたら確実に処分されますからね
でもまさか3日しか持たないとは思いませんでした
スラムの人間なので、かなり長丁場になると思ったのですが・・・
まあ、手下全員をヤった次の日には親玉はきちんと居ていただけましたわ
手下を見捨てないその性根の良さだけは褒めてさしあげましょう
でもこれからは私のために働いてくださいね(ニコッ)
そうですねまず手始めに『うさぎ』を用意してもらいましょうか
貴族というのは血筋が一番です
だから子供をボコボコ産みます
本妻が産めないなら他の女に手を出します
そうするとボコボコ産まれるのですから当然のことながら余る者がでてきます
三男とか四男とかですわね
そうしたものの末路は娘しかいない家の婿ですわ
権力は妻と義両親が持つ
入り婿はただの置き物という悲惨な人生
さぞ不満をもっていることでしょう
でもわたくしはやさしくてよ?
そんな不遇な人達に
友人のつてで『旅人の葉』が手に入る
という利益を産む存在に格上げさせて差し上げます
そうすると外を出歩く自由が手に入ることでしょう
ついでに自由になるお金も手に入ることでしょう
貴族家の奴隷からようやく人並みの人生へ、ですわ
その後は狩りにでもいっていただきましょうか
定番の狐か鳥ですわね
まあ名目だけで本当は『うさぎ』狩りですわ
さぞ楽しんでくれることでしょう
なにせ人生で一番自由になった瞬間ですから
そして男としても充実した時間を過ごすのですから
もちろん、選ぶ貴族家は私を学園でいじめた娘のところですわ
良心の呵責がなくてすむ上に、仕返しまでできますからね
今後のことを思うと楽しむですわ




