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212 エロ画家先生(その4)~秘密の絵画展編~

とある秘密の場所で開催されているイベントです


といってもネックホールダー男爵が顧客相手にやっているエロ絵画展と高級娼婦斡旋なんですけどね


あ、話の流れ的に娼婦部分を書くスペースがない(笑)


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「この絵はいいね」


仮面舞踏会のマスクで顔を隠した年配の紳士が声をかけてきた





「ああそうですね」


私の方が年下だから丁寧に返事をした


仮面をしていても歳くらいは判るからね


そこから相手を類推するのは簡単だ





でも相手が誰か判らないフリをする


それが紳士というものだ


真実を話しても誰も得をしない場合というのはあるからな




それに顔を隠しているんだから後でこんな事を言ったと言われても誤魔化せる


下手に言った方が礼儀知らずと言われるのが貴族というものだ





まあ会話になんて気を使っていないし憶えていないだろうけどな


絵を見るのに意識が行っているから





問題は今我々の前にある絵である


壁に数枚掛っている人物画


令嬢がカウチに座っている絵である





どこにでもある絵


見合いのために描かれたと言っても過言ではないだろう


一枚目は、である





そう部屋に入って最初の絵は普通だった


問題なのがその隣の二枚目




なんと令嬢の足首が見えているのだ


普段は隠されている部分が見えているというだけで興奮する


たとえ靴下を履いていて肌が見えなくても、だ





まあ若い者には判るまい


すぐに裸にして入れることしか考えていないからな





だが我々のようないろいろな経験を積んだ紳士になるとこれはこれで良いとも言える


なにせこの世の絵画というと風景か家族の人物画しかないのだから





そう目の前にあるエロ絵画は今までなかった




いままでになかった、いや誰も考えもしなかった絵


それだけで心が躍る


新しい世界が始まった気がするからである





そしてマイサンもズボンの中で踊っている


・・・お互いの下半身はテントになっているのは見なかったことにするのが紳士のお約束である





またそれを見ることができる秘密のサロンに呼ばれる自分が誇らしい


いろんな意味で心が満たされていた


特別扱いされるというのは何歳になっても自尊心を満たすのである





さて次の絵はどんな絵だろう


歳がいもなくワクワクしながら移動した




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書いていて楽しいですね


たとえPVとかブクマなくてもです


自分で自分を褒めたいです(おいっ!)

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