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209 エロ画家先生(その1)~ソフィア=グーフィ男爵令嬢の恥辱~

復讐されている令嬢目線です


『三人目のざまあされ者』です




作曲:傭兵、編曲:主人公サラの復讐劇の始まりです


本当は復讐の中身を考えたのは作者わたしですけどね(笑)


-----------------------------------------------------------------


「もっと深く座ってっ!」


画家から叱責されたワタクシは涙目でしたわ





そんなハレンチなことはできませんわ!


と叫びたいです


でも言えませんの


拒絶は身の破滅しかありません




「・・・はい・・・」


絶望を感じながら返事をしましたわ








はじめまして


わたくしはソフィア


グーフィ男爵の娘です




今ワタクシは囚われの身ですの


数日前に領地に行く途中の馬車が襲われましたわ





護衛がちゃんと付いていましたのよ?


でも所詮は男爵家


臨時に護衛を雇うのは5人が限界でしたの


20人近い襲撃犯でしたからあっという間に倒されましたわ


・・・あの方たちは無事だったでしょか





護衛の方も心配ですが自分の身も大事ですわよね?


幸いなことにワタクシは無事でしたわ


目隠しをされてどこかに連れ去られるだけでしたわ





目隠しをとられると知らない部屋でしたの


知らないメイドが一人いましたわ




「ここは何処!?」


思わず叫んだワタクシは悪くないですわよね?




<パチン!>


返事はムチの一撃でしたわ(涙)




「お世話しますが文句を言ったり逃げるなどして手を煩わせないでくださいね」


笑顔でしたが目が笑っていませんでしたわ





「いや逆らって貰ってもいいですよ、その場合女の尊厳が汚されますけどね」


・・・このメイドに逆らってはいけない、と思いましたわ





大人しくしていたらきちんと貴族としての食事が出ましたの


あと湯あみもできましたわ


もちろん部屋は貴族的に普通ですわね





・・・男爵の娘を攫ったあげくにこの高待遇


何したいのか全く判りませんでしたわ




うちに身代金を用意しても大した金額になりませんわよね?


父親だって領地でならともかくソレ以外では権力なんてないに等しいです





なにやっているのでしょうか


そう思っていたら綺麗なドレスが届けられましたの





メイドに手伝ってもらって着替えたらどうなったと思いまして?


画家が部屋に来て絵を描きましたのよ




何をやりたいのかまったく判りませんわ


攫っておきながら絵なんて描いたら自分が犯人だって判るじゃないですか




まあ画家は何も知らされずに命じられているだけのようですけど




数日かけて正装したワタクシがカウチに座った絵が完成しましたの


・・・見せて頂いたら以外にしっかり描かれていましたわ





「やれやれこれで終わりかしら?」


と思ったら違っていましたの




カウチに深く座るように指示されましたわ




ここで何も知らない殿方のために教えて差し上げますわ





ワタクシ達令嬢は椅子に座る時は浅く座りますのよ?


パニエと呼ばれるスカートを膨らませる下着を履いているからですわ


パニエは意外とかさばりますのよ?


椅子に深く座ろうとしたら椅子自体が倒れますわね




まあそれはオマケですわね


本当はスカートの裾から足首が出ない様にするためですわ


令嬢たるものみだりに足を出すべきではないのです


足を出したら一生ハレンチな令嬢扱いされますわ


・・・人の不幸を楽しむ貴族ならではですわね




さてカウチというのは3人位座れる大きなものです


当然ならが重いですわね


令嬢が深く座っても倒れることはないですわ


でもスカートがひっつれて確実に裾から足首が出ますわね





もちろんワタクシは椅子に深く座るなんてしませんわ


画家とはいえ人前で足首を出すなんて非常識なことはしませんもの




断固拒否ですわ


そう思って無言で抗議していましたの





画家なら貴族の常識くらい判っていますでしょ?


察して下さいな


そう思って睨みましたわ




そうしたら叱責が飛んできましたわ


どうやら確信犯のようですわ


どうやってもワタクシに足首を出させて恥をかかせたいようですわ


そしてさらにそれを絵に描いてさらに辱めを与えたいようですわ





絵をみてイイ画家だと思ったのは間違いだったようですわ


ワタクシの感動を返してくださいまし!



--------------------------------------------------------------------------


まず最初は足首です


さて次はどこでしょう


そして最後はどこまで行くのでしょう




・・・最後に行く前に運営神様から消去刑になる気がする今日この頃(汗)  

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