208 ネックホールダ―男爵家の執事の困惑(その5)
ネックホールダー男爵家の執事目線です
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「あらそれは素敵ね」
主人に笑顔で言われた時の心境を想像してみて欲しい
通常だったら微笑ましいだろう
だが復讐方法を傭兵に聞いた結果として
令嬢を裸にして四つん這いにしたあげく後ろから秘部を覗きこむ
を報告した返事だとしたらどうだろう
ロクでもない未来しか想像できない
主人として敬愛している
復讐したいならどんなことだってしよう
汚れ仕事だってバッチ来いだ
やる気なら10人分はあるつもりだ
まさか後ろからアソコを覗きこむとか中年のオヤジみたいなことで喜ぶとか思わなかった
さすが貴族
常識が斜めっていると言いたい
まあ一国を破滅させようと考えるくらいだ
いやもうこの国はダメだろう
貴族全員が『旅人の葉』に依存しているからな
今は目立たないし誰も気が付いていない
だが時間が経つに従い実感していくことだろう
それまでの退屈しのぎに男爵の復讐を行っている
でもその復讐方法にドン引きした
オレでは絶対に思いつかないだろう
オレは心の底から楽しむなんてできないだろう
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なにげにエンディングが近いように書いてますが
全然終わらないですよ?




