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206 ネックホールダ―男爵家の執事の困惑(その3)

ネックホールダ―男爵家の執事目線が続きます


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「ああそう言えば時間がかかりますけど『呪われた食器』がありますぜ?」


傭兵がとんでもない事を言ってきた


銀食器を使っても検知できないそうだ




なんだそれ怖い


正直な感想だ





大抵の毒は銀に反応する


だから貴族はナイフやフォーク、スプーンやゴブレットを銀製にしている


・・・貴族とは因果な商売だな





それが無効?


言ってきたのが「金で愛だって買える」と豪語する傭兵でなければ信じない所だった





なんでも南の方のある地方でのみ知られている製法だそうだ





詳細は秘密


買ったのも秘密


毎日使っても効果が出るまで1年以上かかる


人伝でなければ買えない


いかなる文句も受け付けない


それでもよければ高額で売ってさしあげましょう





・・・完璧な詐欺だ


過去に何人、いや何千人が手を変え品を変え騙されてきた手口


まだ騙される人間がいるの?


そう言うこと




言ったのが冷血ネイトでなければの話




もしも本当なら我が主人は黙っていないだろう


大量に買って高額で貴族に売るだろう


貴族は見栄で出来ているから南の方のめずらしい食器だと言えばホイホイ買うだろう


そして貴族全員が死ぬ





肌がかさかさになり


髪が抜け


歯ぐきから血を流し


力が入らなくてベッドに寝た切りになる





・・・もしもその効果が本当ならば、の話









「面白いから一式買って王子に送りつけてやりましょう」


御主人サラ様が言うのは別の話




そして本当に髪の毛がまばらに抜けて御主人様が大笑いするのもさらに別の話


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呪われた皿編?


書くかどうかは気分次第ですね


だってただの鉛中毒ですもん

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