204 ネックホールダ―男爵家の執事の困惑
ネックホールダ―男爵家の執事目線です
主人公サラの手先です
『旅人の葉』という薬物を使って国を落とすためネックホールダ―男爵家に執事として潜入しています
現在は、薬物を国中に広めるため、貴族様への接待の真っ最中です
某男爵様を落とすため、イジメを苦に自殺した娘の仇を討つ手助けをしています
急がば廻れというやつですね
5人中、2人を完了中ですが、そろそろ復讐の手段がなくなってきました
と言う訳で、前回の復讐で使った『冷血ネイト』という傭兵と密談中です
・・・そんな話だったのか!?、という声が聞こえてきそうです
すみませんね
底辺作家で実力なくって(涙)
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「・・・本人の周りの人間の顔を焼く、ですか・・・」
提案された復讐案を聞いてドン引きした私は悪くないと思う
ネックホールダ―男爵家の執事です
おひさしぶりですね
現在、某男爵様の復讐のお手伝いをしています
なんでも娘さんが学院で高位の貴族からイジメをされ、それを苦に自殺したそうです
最初はなぜ自殺したのか判らなかったそうです
でもさすがお貴族様、わざわざ密告する手紙が来たそうです
それも複数
・・・この国の貴族は腐ってるな
まあ私の御主人様であるサラ様を冤罪で婚約破棄したのがこの国のトップだ
そりゃ貴族が腐っているのも仕方が無いとも言える
もっとも国は半分くらい終わっているがな
なにせ貴族のすべてが既に習慣性のある『旅人の葉』の愛好者なのだ
『旅人の葉』を得るためならいくらだって金を出すことだろう
まあいくら習慣性があるといっても強い物ではないのが欠点だ
それだけ破滅までに時間がかかると言う訳だ
我が主は徐々に滅びるのを眺めている
その手下である執事は、破滅に向かって貴族達の背中を押すのが仕事だ
今の仕事もその一環
我が主に楽しんで貰えるように貴族を破滅させるお仕事
話を戻そう
娘の自殺の真相を知った男爵は復讐を決意した
全財産を差し出す
男爵家の全権力を使ってなんでも援助する
・・・男爵様に真相を教えたのは我が主人だと思う
証拠はないし、たぶんだけど
自分の部屋で高笑いしている我が主人の顔が容易に予想できるのは間違いだろうか
と言う訳で男爵様の復讐の手助けをしているのだけどネタが切れた
一人目は顔だけはいい若い貴族を手引きして火遊びさせて肉便器に落とした
二人目は攫って山中で追い回した揚句に蛮族に渡した
ここでネタが切れた
そりゃそうだ
復讐なんてまともな人間には縁が無いんだ
二つできたことが奇跡だと言ってい良いだろう
困った執事は二つ目の復讐に使った傭兵に復讐の方法を聞いてみた
それが冒頭だ
・・・ドン引きしたのは間違っていないはずである
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一話で終わる閑話のつもりが続いちゃったよ(汗)




