198 ネックホールダ―男爵家の小ネズミ狩り(その2)
苛めっ子のとりまきをしていた男爵令嬢のざまあです
おいおい詳細が明らかになってきます
・・・最初っから書け?
底辺作者にそんなスキルはありませんって(涙)
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「ひいっ」
顔の隣の木に矢が刺さったので思わず叫びましたわ
・・・腰が抜けて動けませんので死を覚悟しましたわ
ところが次の矢は飛んできませんでしたの
遠くに見えた犯人はというと踵を返して歩き去る所でしたわ
つまり見逃された
いえまったく歯牙にもかけていない?
・・・屈辱のあまり怒りが身体から噴き出しそうですわ
憎しみで人が殺せたなら
心のそこから思いましたわ
遠くに見える犯人がなにやら立ち止まってなにやらやっていましたの
なにかしら?
姿が見えなくなった後、つい見に行ってしまいましたわ
そうしたらなにやら赤い木の実がありましたの
薬指の爪くらいの小さな実?
ベリーかしら?
喉が渇いていたので思わず口にしていましたわ
押し潰された実から出てくる果実
ちょっと酸っぱいもののなかなか美味でしたわ
喉の渇きに負けて思わず次々と口にしてしまいましたの
ふっ犯人は甘いですわね
わたくしを舐め切っているから飲料提供になるのでしてよ
こうして喉の渇きを空腹を満たしたわたくしは歩き始めましたわ
この調子なら普通の生活に戻るのも近いですわね




