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195 ネックホールダ―男爵家の小ウサギ狩り(その9) 

男爵家の執事の目線です


お仕事は大変ですね


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「は、子ウサギのローストですか?」


ネックホールダ―男爵様から次回のキツネ狩りのオーダーがきた





先日終わったばかりだというのに


誘ったお貴族様は10人程度だけどその数倍は使用人を集めなければならないのに


夜のお相手を確保するために予備を含めて結構な人数を用意しなければならないのに


口が固い人間かどうかも調べなければならないのに


前回のキツネ狩りの関係者全員が下手なことを言っていないかしばらく調査員を張り付けておかなければならないのに


さらに仕事が増えた





ちなみに子ウサギというのは食材ではなく人材だ


・・・結構うまい事いってね?






話を戻す




なんで子ウサギの注文が入ったかというとこの前の狩りに参加した変態貴族のせいだ


男爵様がどこからか調べてきた某お貴族様の特殊性癖


それとなく餌を与えるように男爵様から指示があった


・・・絶対にお近づきになりたいという下心が見え見え




もうがんばりましたとも


自分の孫といって過言ではない子供相手の変態プレイの準備をしたとも




生贄もとい人材の発掘


立ち振る舞いの教育


メイドとしての教育


閨教育、はさすがにしなかったけどそれでも大変だった




まあ性式、もとい正式な注文ではなかったのは幸いだ


高級娼婦のような芸術品を頼むと言われても子供すぎてさすがに教育できないからな




そんなこんなで一仕事終えたのがほんのちょっと前


終わってやれやれと思っていた





ところが味をしめたお貴族様


お友達に自慢しやがりましたよ


そしてそのお友達が再注文




・・・前回の人材を使いまわししてやろうか?

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