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194 ネックホールダ―男爵家の小ウサギ狩り(その8) 

「はあはあはあ」


妙齢の女性が息も絶え絶えになっていた





すまんの~


ちょっとやりすぎてしまったの~


こんなジジイの相手をさせてわるかったの~




でもさすがネックホールダ―男爵家じゃの~


高級娼婦の質が良いのじゃ~


おかげでつい張り切りすぎてしまったの~





昨日のことじゃったか


小さな子がワシの世話をしてくれたのじゃ~


小さい子を頑張っているのは心暖まるものがあったのじゃ~


メイド服を着て一生懸命働く姿は老い先短いジジイに生きる活力を与えたのじゃ~


おかげでワシの息子は全盛期の姿を取り戻したのじゃ~





真面目な話、いつまでも興奮状態のままなのには困った


さすがに幼子に欲望をぶつけるのは如何なものか


大人としての分別がある





・・・違うとか言われるような気がするが気のせいである


すべては夢の中の出来事だ


さすがに夢想まで取り締まるのは如何なものかと言いたい





という訳でキツネ狩りを取り仕切っている男爵の執事にお願いした




昼のランチにはぜひ


「若雌ウサギのローストを」




貴族は大事な事ほどあからさまな事は言わない



速い話


「女を抱かせろ」


などと下品な事を言わないというこである




それで判る男爵家の執事


平民出身とはいえなかなかである


褒めてやりたい


まあいずれの時に助けてやろう


女の世話をしてくれたことだしな




という話でハッスルできた


思わず5回も連続でしてしまった


歳の割に頑張れたことに驚いた





ワシは生涯現役ができそうで嬉しい


これは同じ趣味を持っていそうな友人にぜひ教えねば




もちろん上品に酒を飲みながらさりげなく匂わせてだぞ?






キツネ狩りに隠れてウサギ狩り


ウサギ狩りに隠れて小ウサギ狩り


特殊な趣味を持つ貴族の欲望のはけ口、もとい希望となるのはこの後の話

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