187 ネックホールダ―男爵家の小ウサギ狩り(その1)
ネックホールダ―男爵家のウサギ狩りに来ているとある貴族の話です
実にいい趣味をしていますね
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<カタ>
皿をテーブルに置く時にちょっとだけ音がした
給仕をしている少女は音がしたことでちょっと恥ずかしそうにしていた
音を立てずに置くのがプロの仕事だから当然といえば当然だが年齢を考えるとまあ許容範囲だ
それでも恥ずかしそうにしている
実にイイ
ネックホールダ―男爵家のウサギ狩りに参加してよかったと心の底から思った
わたしはとある男爵家の当主だ
名前は勘弁してくれ
バレたら身の破滅だからな
長男なので親から爵位と領地を相続した
両親に言われるまま妻を迎えた
長男と長女が生まれた
順風満帆な人生だといってよいだろう
だが心が満たされない
正直に言おう
私は幼い少女にしか欲情しない
・・・言っておくが犯罪は犯していないからな
他の貴族の屋敷や商人から酒宴に招かれた時に美少女を見かけたら愛でるだけ
手は出していないのでセーフだ
幼い首筋
華奢な手足
洋服の上からでも判る薄い身体
ピンク色をした唇
すべていい!
大事なことなのでもう一度言っておこう
見ているだけにしている
理性を総動員して手を出さない様にしている
ついでにガン見しないように気を付けている
少々見すぎたと感じた時は
「よい躾がなされていますね」
と褒めて誤魔化すると喜ばれたのでたぶん大丈夫(なはずだ)
もちろんそんな時の夜は妻とハッスルした
おかげで子宝に恵まれた
そこまで自分を律してきたのだがこのまま死んでいくかと思うと悲しくなってきた
そんな時にネックホールダ―男爵家からキツネ狩りに誘われた
旅人の葉は少女への欲望を打ち払う有効な手段だから当然といえば当然だ
購入量は他の家よりも多い自信がある
お得意様にゴマをするというのは商売人としては当然だ
あまり気が進まないがこれも貴族としての付き合いだと思い参加した
キツネを狩るもよし
用意されたコテージで本を読むもよし
マッサージされるもよし
無いものがないくらいありとあらゆるものが揃っていた
その中で侍女を指名できるというサービスがあった
多くの侍女に傅かれるも良し
お気に入りの侍女に甲斐甲斐しく世話をされるもよし
侍女という名の高級娼婦を選ぶも良し
侍女ではなく少年少女を選ぶも良し
お好きにどうぞ、とのことであった
・・・最後の所で思わず唾を飲んだ
「どのようなサービスを選んでも外には漏らしません」
・・・当然のことならがネックホールダ―男爵家の執事からの悪魔の誘惑に逆らえなかった
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こんな話を書いている作者が一番クズ




