167 ウオリック兄弟(その21)~長男の嫁3~
脱線してウオリック兄弟の長男の嫁の話です
前話でネタを振ったので回収してみました
少女しか愛せないヒューイットの目線です
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「家族が迷惑をかけて申し訳ありませんでした」
妻が頭を下げて謝ってきた
それはそうだ
伯爵家から
「孫はまだか」
とまたもや催促がきたのだ
結婚して出て行った娘の旦那相手にあいかわらずの上から目線
いや実際に伯爵と騎士爵で差があるんだけどな
明らかに孫ができたら貴族に連なる人間としての教育という名の干渉をしてくる気満々なのが透けて見える
早い話
『金をよこせ(意訳)』
と言う訳だ
散々
『平民上がり』
などと人をバカにしておきながらこの始末
常識がある人間ならば恥ずかしくて死ぬだろう
いや妻は実際に真っ青で死にそうになっていた
伯爵家唯一の常識人は苦労するな
婚約の話が出た時から一貫して家族の無礼を謝ってきた
両親と兄姉は金目当てに三女を元平民の騎士爵に売るつもりであるにもかかわらず、だ
歴史がある伯爵家とはいえ所詮はお貴族様
浪費するしか能がないクズ、もとい金なんて俗なことには無縁な高貴な存在だから当然の結末とも言えた
娘を捨てて、いや、平民に嫁がせて金蔓にしようとゲスな考えを「娘は家に貢献して当然」と言い放つ無神経さに吐き気がするものの伯爵という看板を掲げて結婚を迫ってきたら拒否するという選択肢はなかった
もっとも俺的には手を出す気が全然ないんだけどな
胸や尻に醜い脂肪が大量に付いている時点でチン○ンは勃たない
胸元が広がったドレスから見える胸の谷間には恐怖しか感じない
触るとブヨブヨしているんだ
・・・恐ろしい事にもう少しすると垂れるんだよ
昔はそうではなかった
某男爵夫人の玩具になっていた頃のオレは子供だったからな
なにせ孤児で愛情に飢えていたんだ
そんな所に母親みたいな男爵夫人が現れたらどうなるか
見事に手なずけられたな
ソファーに隣通しに座って菓子を手ずから食べさせられてみろ
碌なものを食べていなかった孤児は一発でなついたな
あと抱き締められたり頭をなでられたりとかもしたな
思わず母親ってこんな風かも?
とか思った訳だ
今思えばチョロ過ぎだった
多分男爵夫人は知っていてやっていたんだと思う
あと使用人達も
知らなかったのはオレ達兄弟だけ
そんなチョロいオレ達は愛情不足をなことに付け込まれ玩具から男爵夫人が性欲を解消するための玩具に進化するのは御存じの通りだ
・・・おかげ?で肉の塊にチンチンが勃たなくなったのも御存じの通りだ(涙)




