103 農業をしにいこう!(その2)
ボス目線です
いつになったら農業を始めるのやら
完全にサブタイトル詐欺ですよね
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「オレ達は頼まれただけだっ!黒幕は知らねえっ!」
襲ってきたヤツらを撃退して拷問、もとい尋問したらそう叫んだ
おいおい
人の口は嘘をつく為にあるんだぞ?
そんな事を言われて「はいそうですか」なんて行くはずないだろうに
<ゴッ>
思わず蹴りを入れてしまったじゃないか
野営をしていたら襲撃されたんだ
だから撃退してみた
もうあっさり片付いたな
大体、こっちが20人だからといって30人で襲えばいいってなんだんだよ?
いくらなんでも舐め過ぎだろ?
プロを舐めすぎだぞ
そう言うとガタガタと震えだした
まあ、数人が斬られて死にそうになっているからな
言っておくが手加減するなんて事はしないぞ?
騎士道やら、強いんだから手加減しろなんてことで怪我するのはバカだからな
こちとらヤる気で剣を振ってみた
まあ弱過ぎてせん滅以前だったな
周りに敵になるような強い奴がいないから実力もないのに天狗になるって地方の子悪党
よくあるやつだ
・・・大口叩いていた割に弱過ぎてこっちが弱い者イジメしているようじゃないか
おかげで結構な人数が生き残っていた
まあ、数人は運悪くズバッと斬られていたりする
すぐには死にそうにない
でもそこそこ重傷なので手当てをしないなら死んでしまうだろう
「残念だったな」
痛みのせいで転げまわっているヤツを足で踏み押つけて大人しくさせた後言ってやった
「た、助けてくれっ!」
涙を流して懇願してきた
おいおいヤりに来たんだろ?
根性見せろよ
そう言うと襲撃犯達が涙を流して感動していた
ああそうだろう
悪党なら捕まっても笑って死んで行けよ
重傷の人間はこっちできっちり使いきってやるからな
「おい、今回、初体験するやつはこっちに来い!」
手下の中でまだ未経験の人間を呼び寄せた
「まず腹な」
最初の一人に刺す場所を指示する
童貞野郎は剣を両手で持ちながらブルブル震えていた
おいおい、スラムで敵対する組織をボコボコにしていただろう
ヤるくらいでビビるなよ、と言いたい
何度か催促するとようやく踏ん切りがついたのか目を瞑って剣を刺し出した
<グワーッ!>
刺された悪党が叫び声を上げた
「な?腹を刺されたくらいじゃなかなか死なないだろう?」
無理やり目を開けさせてそう言ったらバージン野郎の顔は真っ青だった
おいおい、根性見せろよ?
初めてだから仕方がないにしてもせっかくの獲物なんだぞ?
命の危険なく童貞を捨てられるんだからもうちょっと頑張れや!




