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25時限目 夏休み 前哨戦

一応、本編は夏休みにはいりました。

あっという間に消化試合のような短縮授業の期間も終わり今日は終業式だ。机とロッカーにある私の置き勉していた教科書は事前にコツコツ持って帰っておいた。シノンちゃんには一応ちゃんと少しづつ持って帰るようにはいったけどさっき教室にのぞきに言ったら登山用のリュックと旅行用の小さなスーツケースがシノンちゃんの席の後ろに置いてあるのを見てしまった。ちゃんと計画的にやっておきなよと思ってしまったがそんなことよりもさっさと部室でエアコンの良く効いた部屋でキンキンに冷えたコーラを飲みたい。そうこうしているうちに朝のホームルームが始まった。


新木場先生がいつものように教室に入ってきた。


「みんなー今日の終業式が終わったら夏休みだからね。ハメを外しすぎないようにね。宿題はある程度計画的に進めておくように。以上」先生は短くまとめて話し終わった。


チャイムが鳴ると終業式をする体育館に移動した。


そこでは、校長先生と生活指導の先生が夏休みの過ごし方についてダラダラと説明していた。正直暑いのでさっさと終わってほしいがこれさえ終われば夏休みだ。


「以上で夏休みの注意と心構えについての話を終わります」校長先生の話が終わったので教室に戻った。


教室で夏休みのプリントをもらい3限目のチャイムがなり終わったので解散になった。


教室では夏休みに何をするかクラスメート達がいつものグループに分かれて楽しそうに話していた。


「俺は、毎日部活だから部活ない日に海とか行きたい」運動部の足立君が浮かれた感じで言っていた。足立君はサッカー部の1年生のなかで中心的存在でこういった人の輪の中心にいるタイプだ。


「いいんじゃない。8月になったらいけばいんじゃない」栗色のウェーブのかかったギャル風な立川さんは足立君の話に乗り気だ。



私は、特にかかわりを持っていないのでそのまま部室まで向かっていった。



「失礼しまーす。入りますね」私は部室のドアを開けた。廊下が熱くて仕方がなく早く涼しいところに行きたかった。


「文ちゃん。いらっしゃい」普通に秋ちゃんがエアコンをガンガンかけて部室の机に荷物を置いていた。



「あれ、秋ちゃんって部室のカギ使えたっけ?」いつもカギを開けるのは先輩だったので気になって聞いてみた。



「はい、校務事務室に行って部員なのでカギをくださいと言ったらもらえましたよ」秋ちゃんは不思議そうな顔をしながら答えた。


「そっかー部室を開けといてくれてありがとう」



「いえ、いえ。やっと夏休みですからなかなか会えなくなるのでどうやって文ちゃん分を補充していこうか考えたかったので気にしないでください」


細かいことは置いておいて涼しいこの部屋でゆっくりするこれが今の私には大事なことだ。


しばらく秋ちゃんとおしゃべりして過ごした。1時間くらいたったら先輩とシノンちゃんたちが来た。


「ドーモ。シナガワ=サン。課題スレイヤーです。ホームワーク殺すべし。慈悲はない」先輩がどこかのサイバーパンクめいた挨拶をしてきた。一応原作の漫画は読んでいたので途中までは分かる。



「ドーモ。課題スレイヤー=サン。アヤカ=シナガワです。夏休みだからって自堕落な生活は許しませんよ」


「ナムアミダブツ。課題、ホームワークそんなことよりプレジャーだ。アニメだ。センタ試験など知らね」先輩がカラテの構えをとった。


「ドーモ。みなさん。ユキーナ=ミタカです。ホームワークはガクセイの本分であるのよ。新古今和歌集にそう書いてある」なぜか雪菜先生が悪乗りしていた。


「先生、ここは止めるところではないですか?」私は、ちょっとあきれた目をして雪菜先生のほうを見た。


「だって、最近テストの採点とかで疲れたんだもん。疲れた心には忍殺が癒しになるんだからしかたないじゃない」雪菜先生は腕を組みながら神妙なアトモスフィアを漂わせた。


「そうだぞ。癒しは大事なんだよ。品川さんもなんだかんだ言って乗ってくれたじゃないか」先輩はカラテの構えからケンドーの突きの構えに変わっていた。



「だれか、この状況を何とかしなさいよ」後ろの方で真希先輩がなぜかパピコを持ちながら困った顔をしていた。


そうして、先輩が飽きたのか部室のソファーに荷物を置いてゴロゴロし始めた。


雪菜先生は、お弁当をトートバックから出して席に着いた。


「まあ、たまにはこういうのもいいのよ。最近、授業中にアニメネタを言うところがなかなかなくてちょっと消化不良だったのよ」

雪菜先生が疲れていることは伝わったのでとりあえず流すことにした。


夏休みになるとどうしても先輩と会う機会が減る。いくら合宿があるとはいえここで何かイベントを計画しておかないと夏休み何もありませんでしたという状況になりかねない。


私は事前にいろいろ計画を練ってあるので今日この夏休み前に一歩前に進むための一手を打つ。


続く

読んでいただきありがとうございます。次回は5月の3週目の予定です。品川さんの秘策とは何でしょうね。

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