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20時限目 先輩の家で勉強会Ⅱ

サブタイトルちょっと変えました。他の話数にできる範囲でちょこちょこ付けられるといいです。

1時間ほど過ぎたので私とシノンちゃんは英語の勉強をしていた。先輩は、頭を掻きながら数学の過去問を解いていた。


神田先輩と真希先輩は生物と国語をやっていた。シノンちゃんは英語の勉強で苦戦していた。授業でやった内容だったが和訳で悩んでいた。



「先輩さん~英語が壊滅的なので助けてください。数学も全然進みません( ;∀;)」


先輩は数学の過去問がちょうど解き終わったところだったのですぐにシノンちゃんと私のほうへ来た。


「英語Iは教科書の本分と和訳を暗記してワークの問題を解いて答えを覚えれば赤点は余裕で超える。後は、文法だけど文法の問題集の暗記と分からないところを学校でもらった文法の参考書で調べていけば大丈夫だ。文法を1年生で習っているうちにマスターすると受験や英語の資格試験、大学や社会に出てからも使えるぞ。」


手をポキポキ鳴らしながら話をつづけた。


「父さんが大学院の試験受けていたときは大量に和訳の出る大学あったから文法が分からないとちゃんと訳せないっていってたな。30過ぎて中学校の参考書やり直したって言ってたから学生のうちに勉強しとけばよかったって言ってたな」 


「分かりました。和訳の暗記からやってみます」シノンちゃんは急いで座り英語のノートと教科書を読み始めた。暗記すればいいということが分かったのでガリガリとシャープペンを動かしながらノートに書き込んでいた。


シノンちゃんは暇なときはネトゲをしているみたいなのでパソコンを取り上げられるのだけは避けたいと言っていたので心の中で応援することにした。


私も英語で分からないところがあったので先輩の机に近づいた。


「先輩、ここの問題が分からないんですが教えてもらえませんか?」


「ここは、こう解いて代名詞を入れれば解けるぞ」(ん?今日は後輩いい匂いするな。いつもとは違うシャンプーにでもかえたのかな?)


俺は、普段手厳しい後輩が女の子らしいところがあるんだなと思った。フローラル系の香りするからつい意識してしまったこの香りはすごい。今は、勉強だ。邪念よ去れーー


「そう、やれば解けるんですね。先輩ありがとうございます」何かいつもと先輩の様子が違うと思った。もしかして秋ちゃんおすすめのコンディショナー使ってみたら効果があったのかなと思いつつ先輩との距離を詰めてみた。


「あと、この問題なんですけど」


「これは、ここのItが主語と同じだからこんな感じで訳すといいぞ」


「ありがとうございます」こうして何問か先輩に分からないところを聞いているといつもと違う反応をしている先輩を見ているのが楽しくなってきた。


(ふふ、文ちゃん楽しんでますね。私は、ほぼ終わったので復習中心になりますが先輩さんと文ちゃんのやり取りが気になりますね。)秋子は、先輩と話す文香の様子を見守っていた。



時計を見ると12時を回っていた。



「それじゃー。そろそろお昼だから1階にいこうか」ちょうどその時階段の下から声がした。


「道明くーん。お昼よーカレーできたから。降りてきてーー」


「わ、分かったよ。すぐ行くから」先輩が恥ずかしそうにみんなを連れて1階へ降りた。


「うーん、おいしいわね。適度な辛さと甘みがいいわね」真希先輩は嬉しそうに言った。


普段あまり食べるほうでもない私やシノンちゃんも黙ってパクパク食べている。サラダとから揚げもあったがペロッと食べてしまった。たぶん、800キロカロリーは食べたんで明日は食べるのをセーブしないと。


「ウチのカレー気に入ってくれてうれしいなー」先輩のお母さんは満足そうだった。


「はい、これ食べてお昼からもお勉強がんばってね。」先輩のお母さんが勉強会用ににスーパーで買ってきたゼリーをくれた。それぞれ、自分の好きなゼリーを選んでいた。私は、ミカンゼリーをもらった。先輩はブドウゼリーを選んでいた。


お昼ご飯を食べ終わり少し休んでから先輩の部屋に戻った。


午後からはシノンちゃんに先輩が数学の対策を教えていた。


「先輩さん数学はどうやって対策すればいいですか?」シノンちゃんが先輩のお母さんにもらったココアゼリーを片手に持ちながらアドバイスを求めていた。


「数学はとりあえず過去問と問題集と学校でもらった対策プリントつかってやっていくことになるな。解けないところは解けるところまでやってすぐ答え見て次に進むやり方でいいと思う。答え見ても分からないものは人に聞くのが一番だ。塾とか学校の教師に聞けばだいたい何とかなる。」


「数学の担任の先生がいないときはどうすればいいですか?」


「昼休みとか放課後に職員室行って数学の教師探して担任がいないときは他のクラスの先生に聞いても教えてくれるから遠慮せずにどんどん聞こう。」


「ちょっと勇気いりますね」あんまり職員室に行かないシノンちゃんは不安そうだった。私は、国語の古文の単語を覚えていた。


「自分の数学の担任より分かりやすい先生だったら乗り換えるのもありだ。分かりやすく教えてくれる人のほうが大事だからな。先生に聞きづらかったら友達や知ってる先輩に聞くといいぞ」


「分かりました」そういうとローテーブルのほうへシノンちゃんが戻ってきた。


「数学で分からないことあったら文香ちゃんも教えてね」


「いいよ。職員室ってあんまり行かないからちょっと入りづらいもんね」


「文香ちゃんありがとう」


「私も居ますよ」秋ちゃんがひょっこり出てきていった。


「秋子ちゃんもありがとう」


「1年生は仲がいいね。僕たちもがんばろう」神田先輩が真希先輩と先輩に小さい声で言った。


「まあ、あいつに教えてもらうのは癪だけど私たちもしっかりやるわよ。今回は1科目でもいいから勝ってやるんだから」


「おう、家庭科の裁縫くらいならいい勝負できそうだな」先輩は真希先輩を少しからかった。


「ムキーッ、なんで5教科じゃないのよ」真希先輩はほっぺたを膨らませていた。


「冗談だ。勉強するぞ~」先輩は手をひらひら振りながら自分の机に戻っていった。



続く

勉強会は中盤シノンは赤点を取らずにすむでしょうか。大学ではテスト勉強会たまにしていたので書いていて懐かしかったです。高校は職員室に通い詰めてよく質問していたのがいい思い出です。

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