14時限目 テスト対策をしようⅠ
今回はテスト対策です。
「期末テスト近いからアニメ見るの我慢してストレスがすごくたまるわーーー」
真希先輩が机に向かいながら叫んでいた。
「だいたい、アニメだとテスト勉強のパートなくても普通にみんなパスしてるからアニメの世界がうらやましいわ」真希先輩は遠い目をしていたが、すぐに一生懸命社会の教科書にマーカーで線を引きながらお茶を飲んでいた。
「おお、大変そうだな。テスト勉強忙しそうだな」いつも通り先輩は部室へとやってきた。
「アンタもテストでしょ。なんで、そんなに余裕なのよ」
「まだ、10日前だろあと5日は部活できるな。今読んでる漫画があと20巻ほどあるからテスト期間には読みきれそうだな。ソシャゲのイベントもあるから忙しいな」
先輩があんぱんと牛乳を飲みながらすごく余裕そうだった。
ちなみに私は先週からテスト勉強を始めている。高校になると一気に授業速度も難易度が中学の頃から比べると上がるので中間テストでは苦労した。結局、テスト勉強のやり方を先輩と雪菜先生に教えてもらったので成績はギリギリ上位だった。
「そんな、遊んでばかりでアンタ大丈夫なの?私は、テストに向けてアニメ断ちしてるのに毎回成績負けるから気に入らないわ」
先輩が少し困った顔をしたが椅子に座わり漫画を取り出した。
「そんなことしてたらストレス溜まって、かえって勉強に集中できなくなるぞ。高校なんだから教科書からやってたら効率悪いぞ」
先輩は手に取った漫画を机に置いて真希先輩に言った。
「じゃあ、どうすればいいのよ。就職か推薦狙ってるからこれ以上悪い成績とる訳にはいかないの」
「分かった今回の部活は試験対策のやり方についてやろうか。1年生も参考になると思うしどうだろか?」
先輩はノートとペンを取り出しながら準備を始めた。
「後で、雪菜先生も来るから追加でいろいろ聞いてみようか?」神田先輩も乗り気だった。
「クッ、期末試験とはそんなものでは我の真の実力が測りきれない」
シノンちゃんが勉強から現実逃避を始めたので大丈夫かなと思いながら見守っていると先輩が神妙な顔をして言った。
「勉強ごときで自分の価値が分からないが赤点取ると夏休みが補習と部活の参加が禁止になるぞ。夏の合宿中も1人だけ勉強してる悲しい状態になるからちゃんとやることやらないと」
「せ、先輩がすごくまともなこと言ってますよ。大丈夫ですか?風邪薬なら鞄にあるので飲みますか?」
私は先輩が普段の言動からはとても考えられないことを言い始めたので思わずツッコミをいれてしまった。
「品川さん流石にひどいよ。俺だって傷つくことだってあるんだからさ」先輩は少し凹んでいた。
「それは、そうとシノンもあんまり勉強していないからまだ余裕のあるうちに対策しよう」
先輩はそう言って部室の黒板にチョークでいろいろ書き始めた。
今回はテスト対策か、前回は先輩と2人きりで分からないところも教えてくれたので今回も一緒に勉強できると期待していいのかなと思いながら私もノートとシャーペンを取り出して席に座った。
続く
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