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プロローグ
幼く、そして未熟な小さい頃の記憶…
「おおきくなったらおむかえにきてくれる?」
「おむかえ?どこに?」
当時よく遊んでいた女の子と幼すぎて未熟すぎる小さい頃の俺がした約束…
「おむかえって言ったらおヨメさんでしょ!」
「おヨメさん……うん!僕ぜったい〇〇〇ちゃんの事おむかえにいくよっ!」
俺はそれがとても嬉しく満面の笑みで返事をした。
だが約束を最後に彼女に会うことはなかった…
「よく聞いてね?〇〇〇は遠い所に行ってしまったの…だからもう一緒に遊ぶことは出来ないの、ごめんね」
女の子の母親にそう言われ俺は泣き叫んだ、その意味もわからず、ただ会うことが出来なくなった事にとてもショックだった。
それなりに成長して思い出すと意味もわかるようになった……つまりはそういう事なのだ。