表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/35

第2話 竜王との契約

初戦闘です


つたないところもあると思いますが生暖かい目で見守ってやって下さい

「うおっ!」


降り下ろされた竜の巨大な爪から身を守るようにして両手で頭を庇う。そんなことをしても無駄なのは分かっているのに反射的に動いてしまった。しかし、いつまで待っても竜爪が俺の身を引き裂くことはなかった。


「うん?あ、そうか、自動防御(オートディフェンス)の効果だな!」

「なんだこの障壁は!人間の分際で小癪な!」

「へっへーんだ、悔しかったら破ってみろよーだ!てか、あんたと戦って俺に何か特でもあんの?」

「万が一にでも、いや億が一にでも我に勝つことができれば主従の契約でもなんでもしてくれよう!《ファイアブレス》!」


 そう言って竜は空に飛び上がると口腔に火属性の魔力を溜めていった。そして、魔力を溜め終わると俺に向けてその魔力を一気に解き放って来た。


「よし、その言葉忘れんなよ!絶対だかんな!って、うおっ!でも大丈夫、自動防御(オートディフェンス)があるから、この隙に能力確認(ステータスチエック)!お、レベルが72、ステータスもけっこう高いし、スキルも色々持ってるな」

「な、我が《ファイアブレス》でも破れないだと?!有り得ん!貴様、なんだその障壁は!」

「何って俺のスキルだけど?まぁ、そんなことはいいじゃんか面白くなってきたんだからさぁ。次は俺から行くよ!サモン 魔剣デザストル!」


 俺はデザストルを呼び出し、ペガサスブーツを起動しドラゴンよりも上に飛ぶとそのままデザストルを腰に構えドラゴンの懐に一気に入り込みデザストルを切り上げた、しかしドラゴンは一際大きく羽ばたくと俺の攻撃を避けるとドラゴンはその体に似合った巨大な尻尾を俺めがけて一気に降り下ろしてきた。俺はそれをデザストルで受け流すとドラゴンの懐に飛び込み雨霰と連撃を打ち込んだ。まず右下から左上に切り上げ、横に一閃し、右上から左下に切り下ろす。それを避けられると踏み込んで突き、真上に切り上げ、斜めに切りつけ、飛んでくる竜爪を避け、踏み込みまた切りつけた。離れても離れても肉薄してくる俺に業を煮やしたのか、一際距離を取ると魔力を集中し始めた。


「何かするつもりなんだろうが俺が待つとでも思ったのか?」

「いや、そんな必要はない。もう終わりだ。多重発動(マルチキャスト)


 ドラゴンがそう呟くとその巨大な体の周囲に30個のま魔方陣が現れ、その中心に魔力を集中させていった。


「塵となって消えろ、魔素粒子砲(エーテルバスター)


 ドラゴンがスキルを発動すると周囲の30個もの魔方陣から純粋な魔力の塊をレーザー状にしたものが打ち出された。それらは全て俺めがけて何度も屈折しながら飛来し展開されている障壁を打ち破り直撃したかに思えた。しかし、俺にはドラゴンローブがある、ドラゴンローブの効果は魔法攻撃を吸収すること、純粋な魔力の塊であれば当然それは吸収されることとなる。ドラゴンのエーテルバスターは全てドラゴンローブに吸収され、そのまま俺のMPとなった。


「やった、か?これで倒せなければ後は無い」

「1つ良いこと教えてやるよドラゴンさん、やったか?ってのはやってないフラグなんだぜっ!」

「なっ!我の全力の一撃が?!」


 俺はドラゴンの頭上に一気に飛び上がるとデザストルをその頭めがけ降り下ろした。ドラゴンは避けようとしたようだか一瞬遅く、避けること叶わずデザストルの刃をその頭に受けることとなった。しかし、契約すると言う約束を覚えていた俺は殺さないように、しかし、全力で叩きつけた。デザストルの刃を受けたドラゴンは飛んでいることができず、地面に叩き落とされることになった。


「よし、俺の勝ちだな。最初の約束、覚えてるよな?負けたら主従の契約でもなんでもしてくれるってやつ」

「ぬぅ、よもや我が負けようとは……。しかし、約束は約束。主従の契約はしっかりと結ぼうぞ」

「よし来た、で主従の契約ってどうすんだ?」

「なんだお主そんなことも知らんのか。名だ、契約をしたい相手に名を与えれば良いのだ」

「そうか、じゃあ、お前の名前はー……うーん、よし、藍玉だ!お前の名前は藍玉!」

「ランギョク?なんだそれは」

「藍玉っつーのは宝石の事で、お前の鱗みたいな青緑色してるんだよ」

「ふむ、そうか。なら今から我の名は藍玉だ。お主の事はなんと呼べば良いのだ?」

「うーん、じゃあ、マスターで。てか、そのデカさじゃないとダメなのか?できれば小さくなってほしいんだが」

「あい分かった、これで良いか?これからよろしく頼むぞマスター」

「うん、よろしく藍玉。てか、藍玉の昔の名前は?」

「昔の名前というと、契約を結ぶ前の名ということか?それであれば人は我を竜王ガイエルと呼ぶぞ」

「ふーん、竜王か。じゃあ、けっこう凄いんだな」

「マスターには負けるがな。ところでマスターはどこに行くのだ?」

「うーん、決まってないかな。藍玉は近くにある街何か知ってる?」

「この近くだと、ミノアという街があるな」

「じゃあ、そこ行こう。案内よろしく」

「了解した」


 向かうべき所も決まったので小さくなって飛んでいる玉に案内をた頼み、ミノアの街に向かうことになった。


「これから面白いことになりそうだなぁ」

「何か言ったかマスター?」

「いや、何でもない、気にするな!」

「ならば急げじゃないと置いていくぞ!」

「分かった分かった、だから待てよ!」


 他愛もない会話をしながら俺と藍玉はミノアの街に向かった。

シンゴと藍玉のステータスです。シンゴのは僕の上に立つ者で増えたものだけ書いてあります。


シンゴ・ミカミ


 ・ファイアブレス ・アクアブレス ・アースブレス ・ウィンドブレス ・サンダーブレス ・アイスブレス ・暴風の翼 ・魔を砕く竜爪 ・対魔法障壁 ・多重発動(マルチキャスト) ・魔素粒子砲(エーテルバスター)


藍玉

 LV.72

 HP.370000

 MP.270000

 攻撃力.62000

 防御力.61000

 素早さ.59000

 魔力.71000


所持スキル

 ・ファイアブレス ・アクアブレス ・アースブレス ・ウィンドブレス ・サンダーブレス ・アイスブレス ・暴風の翼 ・魔を砕く竜爪 ・対魔法障壁 ・多重発動(マルチキャスト) ・魔素粒子砲(エーテルバスター)


スキル説明

 ・ファイアブレス…炎属性の息吹きを吐く

 ・アクアブレス…水属性の息吹きを吐く

 ・アースブレス…土属性の息吹きを吐く

 ・ウィンドブレス…風属性の息吹きを吐く

 ・サンダーブレス…風属性の上位互換、雷属性の息吹きを吐く

 ・アイスブレス…水属性の上位互換、氷属性の息吹きを吐く

 ・暴風の翼…強力な風を翼にまとわせその力で空を飛ぶ。矢避けの役割も果たす

 ・魔を砕く竜爪…魔法攻撃に対し、自身の竜爪をぶつけることで自身の魔力よりも魔力値が低い者の魔法攻撃を無効化する 

 ・対魔法障壁…魔法に対し抵抗力のある障壁を張る

 ・多重発動(マルチキャスト)…任意の魔法を同時多重展開する。1つ展開するのにMPを100消費する

 ・魔素粒子砲(エーテルバスター)… 純粋な魔力の塊をレーザー状にし、敵に向けて打ち出す。敵は任意で指定することも範囲を指定することも可能

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ