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プロローグ

消しちゃったんでも一回投稿です

多少変わってると思いますw


あとあと、タイトルも変わります。

コロコロ変わってすいません。

でもこれで決まりにします。

絶対に。


 「くっそ、が……」


 俺は左腕と両足、他にもいくつかの骨を折られて地面に倒れていた。

 顔を上げれば目に映る、忌々しいその姿。

 捻れた二本の角を頭に持ち、黒く巨大な二対四枚の悪魔のような翼、死神の鎌の如き鋭さを持つ四本の尾を持った魔神。

 神話の世界にしかいなかった、そのはずだった魔神。

 それが今、復活してしまった。

 右に頭をやるとその目に映るのは地に伏した巨大な竜。

 俺の相棒の藍玉だ。

 藍玉も体のあちこちをやられているようだ、身動ぎ一つしない。

 そしてその近くに倒れているのは、相も変わらずセーラー服姿のフィルだった。

 彼女も俺を庇い、体のあちこちを怪我している。

 左を見やると、同じように地に倒れ伏している一人の男。

 彼もまた体のあちこちの骨が折れ、砕けているのだろう。

 血があちこちに飛び散っている。


「ふむ……、久方ぶりの現世だな。体の調子も今一つ、か」


 その魔神は自分の体の調子を確かめるように腕を回し、翼を羽ばたかせ、尾を振るう。

 やつが羽ばたいただけで凄まじい風が吹き荒れ、尾を振るうだけで大地が切り裂かれる。

 ふとそいつはこちらを見ると目を細めた。


「まだ生きていたか、後顧の憂いを絶つためにも殺しておくとするか……」


 魔神は俺目掛けて尾を振り下ろす。

 俺は来るだろう衝撃に目を閉じる。

 しかし、来るはずの衝撃は何時まで経っても訪れることはなかった。

 うっすらと目を開けるとそこにいたのは頼れる仲間と敵だったはずのやつらだ。


「お前、ら」


 俺は痛む体に鞭打って言葉を紡ぐ。


「よ、遅くなったな」

「遅くなりました」

「遅くなったっす! 」

「お、遅くなりましたっ」

「遅くなったー」

「ごめん、遅れた」

「すぐに癒しますよ! 」

「ま、死んでないから良いんじゃない? 」 

「遅くなりましたわ」

「拙者が時間を稼ごう」

「ギルー、一人でカッコつけようとすんなよ。俺もやるかんな! 」

「ごめんね、シンゴ。ちょっと遅れちゃったね」


 彼らは口々に遅れたことを謝罪してくる。

 だけど、そんなことよりも、他に聞きたいことがたくさんあった。

 怪我はないのかとか、何であいつらと一緒にいるのかとか。

 でも、俺はその言葉を飲み込みギーシェンの回復魔法をその身に受けた。

 自動回復でも回復するのだが、如何せん速度が遅い。

 ギーシェンに回復魔法をかけてもらった方がよほど早く治る。

 ギーシェンは同じように俺の側に倒れていた藍玉とフィル、ダイゴにも回復魔法をかける。。


「ぐぬぅ、不覚」

「ごめんよ、御主人」


 謝罪してくる藍玉とフィルに「そんなのは後だ」と告げて魔神を睨む。


「ダイゴ、あいつムカつくだろ? 」


 ヨロヨロと起き上がったダイゴに語りかける。


「そうだな、ムカつく」


 ダイゴも同じように魔神を睨みながら言う。


「じゃあ」

「おう」


 俺たち二人は大きく息を吸い込み、自分たちを鼓舞するかのように一気に吐き出す。


「「魔神(テメェ)をぶっ飛ばぁぁぁぁぁぁっす!! 」」


 各々自分の得物を手に取り魔神へとかけ出す。

 勝算などない、勝てるかなんて分からない。


 ーーでも、それでもやるしかないんだ。


 魔神は、俺たちを虫けらを見るような目で睥睨し、


「ふむ、向かってくるなら殺すのみ」


 そう言って一気に殺気と魔力を高めた。


  †  †  †


 俺は手早く仕事を終え屋上に向かっていた。

 今は夕暮れ時、この会社はそれなりに高いところにあるので仕事終わりに地平線の向こうに沈む夕日が見れるのだ。

 一日のなかで俺にとって唯一この時間が心休まる時間だった。

 俺の勤めているところはブラック企業ではないのだが毎日毎日上司のいびりに耐え、無能な部下の責任を押し付けられる生活にはうんざりする。

 だから、夕日を見てすっきりさせてストレスをある程度リセットしてから帰るのだ。

 両親は数年前に亡くなり兄弟や姉妹もおらず、唯一肉親と呼べるようなやつだった幼馴染みのあいつも三年前に交通事故で死んでしまった。

 まぁ、天涯孤独とかそう言うやつだな。

 屋上に着くと俺はいつも通りフェンスを乗り越え、屋上の縁に腰かけた。

 その方が風を感じるし夕日がよく見えるのだ。


「ふぅ、気持ちいい風だな」


 両手を広げて風を感じていると、俺の指先に一羽の鳥が止まった。

 なぜか昔からこうやって動物に好かれるのだ。

 小鳥が手に止まったり、吠えていた犬が急に静かになったり、猫が擦り寄ってきたりと色々なことがあった。

 不思議には思っていたが特に害は無いのであまり気にしないことにしている。

 

「やっぱりなんか、つまんないな」


 俺は毎日毎日代わり映えのしないルーチンワークをしているのに飽き飽きしていた。

 朝起きて飯食って会社行って仕事して帰ってきてまた飯食って風呂入って寝て、また起きて……の繰り返し。

 ほんとに飽き飽きする。

 なんかいつもと違うことがないかといつも探しているのだがそんなこと早々ないし、中二とい言われればそれまでなのだが、それとはなんか違うような気がしている。

 違和感というか場違い感というか、そんなものをかんじるのだ。

 まぁ、感傷にふけるのはここまでにしてそろそろ帰ろうか。

 そう思って立ち上がると、急に立ち眩みが来てフェンスを掴む間もなく俺は屋上からまっ逆さまに地上へと落ちていった。

 落下の浮遊感――実際には落ちているので浮遊とは違うのだが――を感じながら俺は「これで死ぬのか、つまんない人生だったな」などと考えていた。

 すると、地面に激突して中身を撒き散らす寸前に俺の視界はホワイトアウトして意識が途切れた。


      ††††††††††††


「ここ、は?」

 

 確か俺は屋上から落ちて死んだんじゃ……?

 死んだはずの俺が目を覚ますとそこに広がっていたのは見渡す限り真っ白が広がっている空間だった。


「やぁやぁ、はろはろ」


 と、そんな空間にどこからともなく現れたのは人懐っこそうな一人の少年だった。

 その少年からはなんか金色のオーラ?みたいなのがもれてる。


「誰?」

「神様」

「へぇ、で神様が何のよう?」

「あら、驚かないの?」

「どうでもいい、興味ない」

「ひどい!」

「で?」

「あ、はい。君には転生してもらいます」

「え?」

「いや、君は死んだから転生してもらうの。まぁ、他にも理由はあるけどね」

「他の理由って?」

「そこは企業秘密で、神の秘め事ってやつだよ」

「あっそう」

「ほんと君ってあっさりしてるね」


 そうでもない、内心わくわくしてる。

 オラ、ワクワクすっぞ!的な感じで。


「じゃあ、ほら早く転生させろよ」

「はぁ、まあ良いけどねじゃあいくよ」


 神様がパンッ!と手を叩くと俺の視界はまたホワイトアウトしていった。

 


あしたは投稿するか悩んでます。


アトリエが!特化クラスⅦ組が!

俺を待っている!


とまぁ、多分投稿しますけどwww

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