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第3日目

社会人1年生浜中潤(はまなかじゅん)

今まで受身 流され 言われるがままの生活

不思議な所で 暮らす仲間?に諭され

自分改革中


浜中潤(はまなかじゅん)は 3日ぶりに部長とアリッシュ君とハムタの元を訪ねてみた

部長は相変わらず 机の上で

「又 来たんかいなー」と言うと アリッシュ君も 

「又ですか? あなた 暇ですか?」と言った ウサギに暇といわれてしまった 

「暇・・って事もないんですけど・・・」と言いながら 僕はソファーに座った 僕の膝の上にハムタが乗ってきた 部長は

「ハムタ あんたのこと 気にいってるなー」と言いながら 流しの所に行った

部長は慣れた 手つき?で 水道のバルブを上げ 流れ出る水を 美味しそうに飲んでいた そして

「あの日 フィットネスクラブで 何か学べたか?」と言ってきた 僕は

「初めて 簡単なエアロビクスに入りました もう何が何だか解らないけど やってみました」と言うと アリッシュ君は 部長と一緒に水を飲んだあと 僕の横に来て

「少しは 挑戦してみたんですね 偉い!」とほめてくれた 僕はウサギにほめられて 少し嬉しくなっていると 部長が

「何か 新しいもん つかめたか?」と言ってきた 僕は

「はい スタジオって所で エアロビクスなんかをするんです そこは もう鏡張りで 自分の姿が嫌でも見えてしまうんですね それで 感じたんですけど 僕 姿勢悪いですね それと 歩き方も格好悪いですね」と言うと アリッシュ君は

「あなた そんなことも解ってなかったんですか!!」と言ってきた 部長は

「姿勢が悪かったら 体も悪うなる それに 良い(ええ)服着ても良い(ええ)ように見えへん それに貧乏くさいわ」と言った 僕は(貧乏くさいか・・)と思って

「だから せめて良い姿勢になろうと 出来るだけ気をつける様にします これで地味じゃなくなりますかね?」と言うと アリッシュ君は あっさりと

「無理でしょ!!」と言い切った 僕は(そんな ばっさり言わんでも・・)と思ったが黙っていた

すると 部長は

「前 来た時 一緒に仕事してはる人に お世話んなったって言うとったな お礼はしたんか?」と言って来た 僕は 

「はい」と言って 今日のお昼の出来事を話した



丁度今から 5時間前ぐらいの お昼休みの時 僕は偶然に 佐野あかねと お昼休憩が一緒になった 先日のお礼が言いたくて 一緒にお昼ご飯を食べることにさせてもらった

「佐野さん 先日はありがとうございました 僕は わざわざ お礼の品を 持ってきてくれたお客さんに ろくにお礼も言えてなかったです あの時助けて頂いてありがとうございました それでお客さんの名前も 解ってませんでした お客さんに ダイレクトメールのサービスまでして頂いて ありがとうございました 僕は気が付きませんでした 僕も見習わせて頂きます」と言った それに対し   あかねは

「そんなん 言われたら 恥ずかしいわ」と言った 僕は

「それにしても 佐野さん お客さんの名前 覚えたり 好きな本の種類覚えたりするの 凄いですね」と言うと あかねは

「名前は 前日の書類が横のバインダーに入ってたから 偶然解ったけど やっぱり名前を呼ぶのは大切や思うねん あんたも兄ちゃんとか言われるより 良い(ええ)やろ」と言った 僕は

「そうですね やっぱり嬉しいから 喋りやすくなりますね でも好きな本の種類とかって どうやって解るんですか?」と聞いてみた するとあかねは

「本屋って 個人の趣味が よく出る所やと 思うねん それに あの石毛さんは よく来てて 同じコーナーにわりと長めに 居てるから 解りやすいし 覚えやすいんよ」と言った 僕は

「そんなん 覚えてるんですか?」と言ったら あかねは

「私 人見たり 特徴観察するの好きやから それに ダイレクトメールで宣伝できたら この店にとって プラスやし 少しの景品でももらえたら嬉しいから 来てくれる確立増えるやろ」と言った 僕はびっくりしながらも

「それで 人間観察して 万引き捕まえられるんですか」行った すると あかねは あっさりと

「それは違う(ちゃう)!」と言ってのけた 僕は???と思っていると

「私な 学生時代 警備員のバイトしとった事あってん そん時にコツとか 教えてもろてん そやけど 何人かバイトしとった中でも万引き捕まえるん 私が1番やったね」と言った 僕は あっけにとられながらも

「それで コツって・・?何ですか」と聞くと あかねは 

「コソコソしてるとか色々言われるけど 結局は 人間観察とかやけど 最終的にはカンに頼る所もある」 僕はカンですかと思いながら まだ人間観察の修行が必要だと思った


今日の出来事を 話し終えると 僕は 何だか安心して 持っていたお茶を飲んだ すると部長は

「お礼したんやな それで良い(ええ)わ わしも ほっとした」と安堵の 表情を見せた アリッシュ君は

「少しでも成長しましたね」と言った 僕は猫とウサギに心配されてていいものなのか?と思った

そして 僕は

「では 帰りますと」立ち上がった ハムタはねむっていたので ソファーに寝かせた 部長は

「フィットネス 続けて行くんやで 続けることが肝心やで」と言ってきた 僕は

「今日は 行くこと考えてなかったんですけど・・・」と言うと アリッシュ君は

「もう サボりモードですか? 続かないですね!」と言ってきた 僕は ウサギにサボってる呼ばわりされてしまった 部長は

「その リュック色んなもんが入ってるんやろ 行っとき!どうせ帰っても 何もすること無いんやろ」と言った

僕は心の中で(お2人の言った事は 当たってます 何となく荷物も持ってきてるけど 何となくサボりモードになってました)と思った

何事も続ける事 そうだ!姿勢を正しくして歩こう と誓った 

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