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ファイアボール!!

田舎から街へと来たジャック。ギルドで生活費を稼ぎつつ、入学までの期間をやりすごす。今日は受験日だ。

そんな感じで仕事をして、俺の七日間は終わった。現在の所持金は銀貨21枚、銅貨20枚だ。受験前の一週間といえば、多くの貴族出身の受験さhは、魔法力強化の合宿に行ったりするらしいが、そんなことジャックは知るはずもなく、試験当日を迎えたのだった。


これよりアース王国国立魔法学園入学実技試験を始める。受験者の列が動き出した。長蛇の列というのはこういうことを言うのだろう。人の列がのそのそと動き始めた。第一試験。火炎魔法。

「はじめ」

試験官が叫ぶと、すぐに次の声が聞こえた。

「ファイアボール」

先頭の受験生が的に向かって声を上げた。すると、すっと魔法の炎が的の方へ、吸いつくように飛んでいった。

「次の人っ」

試験管が言った。

「ファイアボール」

ガラガラ声の少年が叫んだ。さきほどより小さな球が、鋭く的へと放たれた。

的は防弾になっているようで、受験生たちがファイアボールを当てても簡単には壊れないようだった。

次は俺の番だった。俺は魔法を渋った。なぜなら、どれくらい本気を出していいかわからなかったからだ。

「ファイアボール」

ぽわっと明るい炎が放たれ、ゆっくりと的に近づいていく。みんな、なんだあれ、という顔をしている。やっぱりもう少し力

「みんな離れて!」

「君もっ」

試験管は危険を察知し、他の受験生を離れさせて、俺の前に立った。

「ドッカーン!」大爆発。

思っていた通りの威力だったので、試験官も俺も無事だった。

しかし、

「君、後で職員室まで来なさい。場所はわかるね。」

入学前から目をつけられることに…。あぁどうしてこうなるんだ。

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