魔法の夕食
田舎で魔法の実験を繰り返したジャックだが、16歳になり、国立の魔法学園に所属することになる。
入学式が終わり、歓迎パーティーが始まった。
夕方になり、新入生たちは食堂へ呼ばれた。
そこには上級生たちもいて、歓迎パーティーが開かれるようだった。
歓迎パーティーと言っても、1年生、2年生、3年生、4年生、5年生、の席は離れていたし、余興とか、新入生と在校生の挨拶などはなかった。
校長の話が終わり、生徒たちはご飯を食べ始めた。
食事の内容は不思議なものばかりで、空飛ぶチキン、飲むとほっぺが赤くなり、体重が軽くなる豆スープ(酔っているわけではない)、飲み物の中で泡がどんどん大きくなるソーダ、食べると流れ星が落ちるクラッカーなど。ジャックはすごく楽しんだ。
デザートには、スプーンに乗っけると破裂するプリンや(フォークで上手に食べなければならない)、すくおうとしても空中をすべってしまうアイス、食べるたび、過去か未来の幻覚を見るゼリーが出された。(大抵、いやなことを思い出したり、どうでもいい未来(朝礼で校長先生のお話など)を見た。)
ジャックは、安全そうなチキンと、豆を食べたが、豆は激辛で、皿にたくさん取ってしまったことを後悔した。
隣では上級生が、ライスとチキン、ほうれん草とマッシュドポテトを食べていた。
安全な食材は上級生がすぐ食べてしまうので、新入生はなんらか一つや二つの恥をかくのがお決まりだった。
特に水は、食欲を増進させる魔法がかかっており、闇雲に食べるようになるので、一番危険らしかった。(上級生はジュースを飲んだり、お酒を飲んだりするらしい。)
パーティーは夜まで続き、明日の朝まで残る者も居た。




