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 あれから、いろんな思い出あって、いろんな報告があった。 


 でも、まずは萌は新谷くんに会ったあら、とりあえず新谷くんに謝ろうと思っていた。その理由は、萌が新谷くんに無理を言ってお願いをした『真夜中に学校に忍び込んで、屋上に出ると噂される女子生徒の幽霊を見る』という無茶なお願いに無理やり付き合ってもらったことにあった。

 実行日は大晦日の夜で、受験目前の、それもいろんな用事で埋まる可能性の高い年越しの日に萌はどうしてもその女子生徒に会いたいと言って、新谷くんを説得した。

 そして、萌は約束通り、真夜中の郡山第三東高等学校の校門前に行ったのだけど、そこにはなぜか、朝日奈くん、葉摘、そして硯の、いつものオカルト研究会の部員のメンバーの姿があった。

「どうしてみんなここにいるの?」萌が言うと、「僕が呼んだんだよ」と新谷くんが萌に言った。

「なんで?」と萌が言うと、「みずくさいな。早川さんは。こういうオカルト関連のイベントにオカルト研究会の部員である僕たち全員に声をかけないっていうのは、どうかと思うね」と朝日奈くんが言った。

「そうそう」

「ええ。そうですね。今日ばかりは、朝日奈先輩の意見のほうが正しいと思います」

 硯と葉摘が言う。


 萌は最初、鈴谷先生に正直に真夜中に学校の屋上に行きたい、と相談をしたのだけど、当たり前のようにそれはだめだと断られてしまった。

 なので、萌は一人で学校の屋上に忍び込もうと思った。そこで、屋上で事故にあった、(郡山東高等学校の七不思議で有名な)女子生徒の幽霊と会おうと思ったのだ。

 でも、萌はどうやって真夜中の(当たり前だけど鍵がかかっている)学校に忍び込んで良いか、方法がまるでわからなかった。なので萌は新谷くんに電話をかけて相談をしたのだ。(このときは、萌も新谷くんに連作先をちゃんと聞いて知っていた)


 最初、新谷くんは鈴谷先生と同様に反対したのだけど(まあ、当たり前だと思う)萌の必死の説得により、最後はその無謀な作戦に一緒に付き合ってくれる、と了承をしてくれた。

 そして今夜、その実際の決行の日となったのだった。

 萌は今の今までその実際の侵入方法を知らなかった。新谷くんが「僕に任せておいて」と言ってくれたので、その言葉通りに新谷くんに完全に任せていたのだ。

 その新谷くんの作戦とは、どうやらオカルト研究会のみんなをこの萌の計画に誘う、と言うものだったらしい。

「それで、実際にはどうやって学校の中に侵入するんですか?」萌が言う。

 すると朝日奈くんが「もちろん。正面から、堂々とだよ」とにっこりと笑って、萌に言った。

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