表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
STAR GAZER  作者: 恵
1/7

前書き



雨が上がった夕暮れの街。すべてが煌めいて見える世界で、3人の中学生が近づいたり離れたりしながら歩いている。


「そういえばさ、私たちって掃除場所が一緒だから仲良くなったんだよね?」

「そだねー。」

「懐かしいなぁ、あの、寂れた中庭ね」


ふふ、と3人は見つめあって笑った。


「じゃあさ、うちらはチームミドルガーデンだね!」

「突然どうした。」

「お、じゃあじゃあTMGだね!」

「舞も、翼の適当な言葉にいちいちのらないの!ていうか、TMGって«たまご»じゃん。」


車道側を歩いていた少女の言葉に、残りの2人は立ち止まった。


「・・・。」

「・・・。」

「・・・何、何で突然黙るの」

「いいじゃん、それ。」


突如、真ん中の少女がつぶやく。


「え?」

「ね、舞歌」

「だね、翼」


2人は、視線を合わせて何かを確信したようだった。


「ちょっと、待」

「うちらは今日から、チームたまごだぁぁぁぁ!」

「だぁぁぁぁぁぁぁ!」

「やめてよ、声デカいって!舞歌も、優しすぎるんだよ・・・」



どこにでもいる普通の3人組は、こうやって誕生した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ