バグ修正屋の日誌
この世界には、
怪奇現象、都市伝説、超自然的現象
これら、現象を全て、バグと呼ぶ
超自然的現象系バグが発生した人間は操るものも
いると聞く
その人たちは俗にいう、異能力者である。
これらバグを修正してまわっているものがいて、
これはバグ修正屋兼喫茶店「K」の店主、
異能力者、梟崎勇斗の物語である。
ある男が遭遇したバグである
「つぎは~終点いわき~いわき
電車とホームの間に段差がありますので
ご注意下さい。」
その男は電車から降りた
この男の名は鈴木光一、高校ニ年生
彼は駅を出て喫茶店「K」に行くところだったのだ。
彼、鈴木光一は一年前からあることがきっかけで
悩んでいたのである。
そのきっかけとは、
ある日の夜、友達と一緒に都市伝説を検証すること
になったのだ。エレベーターで異世界に行くと言う話が
ありおこなったところ友達が返ってこなかった。
数時間待ちましたが、戻って来なかった
さらに数日、待ったが戻ってはこなかったのだ。
行方不明となり捜索願いが出されたがいまだに
見つからないことで自分のせいだと思い悩んでいた
ところ喫茶店「K」の店主が何でも解決してくれる
と、ネットで見つけたため喫茶店「K」にむかって
いるのであった。
歩くこと数十分
喫茶店「K」に着いたみたいだ
扉を開いた
カラン、カラン
鳴り響く中で喧騒があった
そこには店主だと思う人と言い争っている女がいた。
「今日こそは!
しっかりといままでツケで
払ってきた分しっかりと払ってもらいますからね。」
「いや~最近の客の入りが悪くてね。」
「だからさ、もう少し待ってくれないかな~
このはちゃ~ん」
(こんな人に相談して大丈夫かな~)
「すいませーん」
「あ、いらっしゃいませ~
空いている席にお座りください」
「いや、相談するために来ました。」
「そうなのかい」
「じゃあこっちについ来てくれる。」
二階に上がり事務所に通された
「そこに座って、話を聞こうか。」
「僕は梟崎勇斗という。君は、」
「あ、僕は鈴木光一といいます。」
「それで相談とはなにかな。」
「え~と一年前にこういことがありまして
友達みつけだしてほしいのです。」
「これはどうやらバグったのでしょう。」
「バグった?」
「いわゆる超常現象です。これら僕らは
バグと呼んでいます」
「では引き受けましょう。」
「では、場所まであんないしてください。」
電車に乗り10階建ての建物に案内された。
「梟崎さんどうですか。」
「!?」
「確かにバグってます。」
「どうするんですか。」
「まあ、見ていなさい。」
梟崎はエレベーターに触れ
こう呟いた
「上書き保存」
その瞬間、梟崎の手が光りを放った。
そして光りはエレベーターを覆った。
「これは!?」
これはまさか超能力!?
光りが消えた瞬間
友達が現れた
どうやら気を失っているだけのようだ
「梟崎さん、ありがとうございます。」
「梟崎さん今のはなんなんですか?」
「これはバグです。つまり人にも
現象を起こすことができるのです。
いわゆる超能力みたいなものです。」
「どうやら、友達は気を失っているのようなので救急車
呼びましたからあとはきおつけて帰ってください。」
「それでは。」
梟崎はなにかを感じた
彼らを見ているものがいた。