表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Midnight Monster  作者: ばじるとまと
1
3/3

1話②

「その先を右に曲がってください」

「左に行ったら?」

「射殺します。」

「…」

黙って山田とやらの声に従い、俺は部屋を出て歩いていた。相変わらず、あの部屋と雰囲気は変わらず、といったところであった。近未来的なそれは、相変わらず俺を戸惑わせたが、それよか自分の体に起こったことの方が戸惑わされた。

「この先の突き当たり左の、奥の部屋に向かってください。」

「へいへい。」

声も女の声に変わっていた。愛着の湧いた低いちょいハスキーな声は、少し低めの女性の声に変わっていた。

「あーそれです。その白いドア。」

「どれも白いだろ。」

キィ…と金属音がした後、開けた場所に出た。

何千…いや、何万人いるのだろうか。そこはとてつもなく広く、人が充満していた。

「ここは、人類の住むところです。」

「どういうことだ?」

「今、人類は滅亡の危機に瀕しております。」

…は?

突然の滅亡という非現実的な単語に途端に汗が吹き出す。

「ここにいる人間が、すべての人類です。」

「…他は全員死んだのか。」

「いえいえ。生きてますよ。」

間が置かれて、信じられない言葉が聞こえてきた。


人間の大半は、怪物となりました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ