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チートだけど宿屋はじめました。  作者: nyonnyon
第五章:宿での出会いは一期一会編
25/61

あの人からの手紙。

どうも、作者です。


なんだかやりたい放題な話になってしまいました。


閑話的な話になってます。


それでも言い方は、どうぞ。


この話に関してはご批判多いかと思います。

 誰もが振り返るような美女が大通りを歩いている。


 その美貌に男女問わず惚けた様になってしまう程だった。


 誰もがその美女の向かう先を見、その行き先が『竜帝の宿木』であることを確認すると、一斉にこう思った。


(カーラさんの知り合いか? ならあの綺麗さも頷ける)


 と。


 その後さらに皆自分の首をひねることになる。


(あの美女はどこかで見たことが無かったか?)


 と……。



----



 その女が宿に現れたのは昼も過ぎ様かという頃。

 カイルが宿を訪れるまで少しの間がある時間帯である。


 あらかた食事の準備を終わらせたカーラの元に急に現れた女は突然告げた。


「お久しぶりです。いや、始めましてといったほうが正しいでしょうか? カーラさん」

「いらっしゃいませ。そうですね、貴方のような美女に会うのは初めてだと思いますが? 久しぶり、と言う事はどちらかでお会いしましたか?」

「会ったことはありませんね。でも私は知っているんですよ。










 『高橋 竜太』さん」




 宿内の空気が一変した。




「……!? 何処でその名前を?」

「そんなに警戒しないで下さい。『サイコ・ウシン』といえばお分かりですね?」

「はぁ~。あのウシンですか。これまた久しぶりな名前が出てきましたね~。

 では、貴方がウシンなのですか?」


 本当に久々の名前だったので多少驚いた風にも見えるカーラは話を続けるために切り出した。


「そんな、恐れ多いですよ。私はただの偵察部隊の天使、識別コード「KRN-200」通称"クラン"です」


 カーラはしばし呆然となった。

 まさか目の前にいるのがこの世界での唯一神『クラン』なのだとは思っても見なかったからである。


 そのクランはというと慣れたように椅子に腰掛け一枚の紙を取り出した。


「本当はウシン様が直接来られる予定だったんですが、まあ天ちゃんに捕まってしまいまして。とりあえず伝言だけですが」


 そう言って紙を差し出すクラン。

 それにしても天ちゃん、グッジョブである。


 受け取った紙を眺めるカーラ。


「そうですか。え~となになに?


 カーラちゃんへ


 久しぶり~元気してた? 私は元気にしてます。そっちの生活にはもう慣れたかな? 今回はいけなくてごめんね~。変わりにクランに行ってもらうから。

 今回、話をしにきたのは理由があるんだよ~。ちょっとカーラちゃんの今のステータスがえらい事になっちゃってるんだよね~。あれ? 私こんなチートキャラ作ったけってぐらいに異様なステータスになってるのよ。そこにいるクランの軽く50倍の能力はあるんだけどさ? なにがあったのかな~って。

 天使たちも慌てちゃって、一時期は存在を封印するって話も出たぐらいなのよね~。

 まぁ、面白いからこのままで行こうって話しになったから気にしないでね? それと色々と『チート能力』を内緒で付加しておくから機会があれば使ってね? 天ちゃんにばれないように作業するの大変だったんだから。感謝するように。

 じゃあまた、遠くの世界からいつも見てます。


        ウシンより☆


 ……。


 ……。


 って何じゃこの手紙はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


 ものすごい内容の伝言である。


(能力が唯一神を軽く上回ってるってどういうことだ!?)や、(一時期存在ごと封印って……怖!!)などとカーラが思っていると、突然クランが立ち上がった。


「おっとそろそろ時間ですね、一応私にも世界偵察の仕事がありますのでそろそろお暇させていただきましょうか。それと、貴方の力は私達天使を大きく上回ってしまいました、ウシン様にも匹敵しかねない勢いです。……ですが、もしウシン様に反旗を翻すようなら天使軍全軍を持ってしてでも貴方をこの世から抹殺いたしますのでお忘れなきよう。……それでは」


 一息で継げた後、カッと猛烈な光がクランを包んだ。


 そして光の中から現れたのは、背中に十の翼を背負うまさに天使の姿をしたクランであった。


「私がウシンに反旗を翻すようなことは無いわね、むしろこの世界に送ってくれたことを感謝したいぐらいだわ。貴方ともお友達になりたいな。今度来た時は何か食べて行ってね。

 それじゃあ、またね」


 うっすらと微笑を浮かべるカーラ。

 クランは顔を真っ赤にしながら飛び去っていった。



----



 今日も今日とて宿屋への道を行くこの男。

 あと少しで宿に到着というところで突然宿を光の柱が貫いた。


「な!? 何だ!?」


 天から一直線に伸びる光の柱。

 その姿は王都の何処からでも見ることが出来たであろう。

 その光の中を十の翼を生やした人間が空に向かって駆け上っていく。


「あれは……。クラン神!!!!!!?」


 クラン神が天に消えると同時に光の柱も消えた。


「カーラ! 大丈夫か!!!?」


 急いで宿に駆け込む男。そこには……。


「いらっしゃいカイル。そんなに慌ててどうしたの?」


 いつもと変わらない無表情のカーラの姿があった。

いかがでしたか……。


ひぃ~批判が怖いです。


ニアピンカイル! おしい男です。


後数秒早ければもしかしたら……、だったんですけどね。


後々修正するかも知れませんが、今のところはこのまま投稿させていただきます。


では、次話もよろしくお願いいたします。

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