そして異世界へ……。
今のところの二話目です。
どうぞ・・・
やあ、さっき振りだね☆最高神(笑)に言われてとりあえず
『3.異世界へGO!!!』を選んだ
高橋竜太だよ。このブタ野郎。
懐かしのネタ・・・スマソ
とりあえずは回想の続きご覧下さい。
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『ところで、チートはどうしますか? 今なら大チャンス!! 大抵の願いならかなえますよ?』
(チートかどうしよう……。
――あぁこの括弧つけた喋り方の金髪美女が最高神らしい)
『なんでもいいんですよ〜。体力無限でも魔力無限でも不老不死でも
何ならアニメや漫画、ゲームの技でもいいですよ〜。
例えば
金色王様野郎の『どこでも宝具庫(たぶんゲート・オブ・バ○ロン)』でも
括弧付け少年の『そんなことはなかった(これは大嘘○きか?)』でも
ドラゴン求めてシリーズの『また王様の顔か(死んでしまうとは情けない)』でも
まったく最後じゃない物語シリーズの『勝利のファンファーレ(戦闘終了後のアレ)』でも
なんでもOKですよぉ〜』
(最後の二つはチートか? てか、勝利のファンファーレはただのBGMだろ!?)
『シリーズ通してあんなに変わらないBGMはもはやチートといっていいと思います』
(まぁ確かにほとんど変化がない素晴らしいBGMではあるが……)
「それはそうとして、俺が行く世界はどんな世界なんだ?」
(やっぱりそこは気になるだろ)
『……え〜剣と魔法の世界ですね。亜人やドラゴンなんかもいる世界です』
(なるほど…………ってことは)
「戦争とかもあるってことか?」
(やっぱりそこは気になるだろ。――って、この反応2回目!!)
『そんなことはありません。基本平和です。時々魔物が村を襲うぐらいで』
『それで大体どんな能力がいいかは考えましたか?』
(まぁ平和だってんなら)
「女になってみたい」
(やっぱこれだろ)
『………………は?』
「女になってみたい」
『いやいやいやいや、ちょっと待ってください!? ――えっいきなりですよね!?
さっきまで「チート、ヒャホ〜イ」とか言ってませんでしたっけ?
それがいきなり女になってみたい!? 話が飛躍しすぎです!!!!?』
(まぁ確かにそう思うかも知れないが……)
「あんた最高神だろ? 俺のこととかも全て知ってんだろ?
なら知ってるだろ、俺がバーチャル世界では女主人公を使ってるって」
そう俺は所謂『ネカマ』ってヤツだ。
最近では最低の詐欺師みたいな不当な扱いを受けたりするが……。
だが俺は誰にも咎められるつもりはない!!
現実世界で体験できないことをするのがバーチャル世界!!
不細工だってイケメンになれる!!
年寄りだって若くなれる!!
ならば男だって女になれる!!
それがバーチャル世界!!
だから俺はバーチャル世界では女になっている!!!
「だから俺は投稿小説を読みながら……。
自分が異世界にいけたら女になりたいと常々思っていたんだ!!!」
これはマジだった。
男の子が憧れる夢TOP10にはあるんじゃないだろうか? 心のどこかでは女になってみたいと思っているんじゃないだろうか? それを叶えたいと思うのは不適切なことだろうか?
しかも幸いなことに俺は『年齢=彼女いない歴』ではない。それなりに体験も済ませた。ある意味男として悔いのない人生を歩んだと思う。
だからこそ第二の人生は『女』として生きてみたい。
こう思うのは間違っていないと思う。
『そうですか、そこまで熱い松岡○造並みの熱意を見せられたら仕方ありません。
貴方を女として異世界に送ります。ただ……。
――今回は転生ではなくトリップなので肉体を作りかえることになりますよ?
――激痛迸りますよ?
――肉体と精神のギャップで悩むかも知れませんよ?
それでもいいですか?』
最高神が心配そうに聞いてきた。
その表情から『以前にも同じことをしたやつが俳人(誤字にあらず)になりましたよ?』
という無言のプレッシャーを受け取ったが……。
「もちろんOKだ!――いや"肉体と精神のギャップで悩む"だけは緩和するようにして欲しいかも……」
俺の答えは決まっていた。
『承りました。では他のチートはどうしますか?願いゲージの100分の1も使っていませんけど?』
(そんなゲージあったのか!! まぁでも他は……)
「じゃあ…………適当に生き残れるぐらいの能力をくれ!!!
別に魔王とかを倒すわけじゃないならそれぐらいでいい」
(まぁ無双したい訳じゃないからなぁ。死なない程度の能力で)
『分かりました! こちらで最高の状態に仕上げます!! 楽しみにしていて下さい』
素晴らしい笑顔で最高神は言い切った。
(…………!? 別にそこまでは求めてないよ!!!?)
『――では次に目覚めた時には向こうについていますので……。
それでは…………よき異世界生活を!!』
その言葉を最後に俺の体を黒い……いやドス黒い球体が包み込んだ。
「そこはテンプレで落とし穴だろ〜〜〜〜!!!」
なんてことを叫んだと思うが次の瞬間には俺の意識はなかった。
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『ようやく逝きましたか……。なかなかに面白い人物でしたね。
さて……、天ちゃんが来るまでに記録の改竄♪改竄♪っと』
黒い球体に包まれた『高橋 竜太』を見ながら、事もなげに記録の改竄を始める最高神であった。
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こうして俺『高橋竜太』は異世界に旅立ったのである。
お分かりいただけただろうか・・・
作者の文才の無さが・・・(泣)
それなのにごった煮小説を作ろうとする無謀が・・・
次からは異世界です。
宿屋はまだまだ始めそうにありませんが気長にお待ち下さい。
それでは次話もよろしくお願いいたします。
1/21 シリーズとうして→シリーズ通して に修正いたしました。
ルミネルテ様 誤字報告ありがとうございました。
1/21 心の言葉を()表示に変更、その他もろもろ修正しました。