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チートだけど宿屋はじめました。  作者: nyonnyon
第四章:宿はじめました。
16/61

宿屋の日常4

日常まだまだ続きます。


アンケートもまだまだ続きます。


一気に感想が増えてビックリいたしております。


では、日常4どうぞ。

 朝の仕込を行うために厨房に来た私は、頭を悩ませた朝の献立を決めた。


「朝は軽めにするか、パンとサラダ、コーンポタージュ辺りでいいだろう」


 実に朝食らしい軽めのものだった。



----



STEP1 パン作り


 パン作りの工程は、材料の用意→生地を作る→こねあげ→一次発酵→分割・丸め→ベンチタイム(二次発酵)→成形→成形発酵→焼き上げなどの工程が存在する。

 他にも成形発酵後に切れ目を入れたりなどの工程が存在することもあるが、まあいいだろう。


 知識は全て【混沌の情報網】の知識を流用している。


 何? 久しぶりにスキルの名前を聞いたって? まぁ、察せ。


 私の自慢のパンは毎朝、毎昼、毎夜作られている。あまるのももったいないので注文を受けた分だけ作るのだが……、


 そう、発酵という工程、これには時間がかかるのだ。


 柔らか、ふっくらとしたパンが無かった世界に当然酵母と呼ばれるものはまったく無く、まず天然酵母作りから始めた。満足のいく酵母が出来たのでパンを作ってみたのだが……。


 天然酵母である。地球で広く使われていたイーストなどに比べると圧倒的に菌の量が少なく、早くても一次発酵に12時間は使うのだ。


 その時点で挫折しかけた。本当にこの技術だけそこらのパン屋に持ち込んで成功報酬だけ頂こうかと思ったほどである。


 素直にあの時馬鹿にしたオリジナル異世界転生物の主人公の皆さんごめんなさい。

 この苦労は、独占市場を形成するより遥かにしんどいかも知れない。


 そんなこんなでパン作りには時間がかかることを皆様に知って頂きたかった。


 では、そんな状態でどうやって注文を受けてからパンを作るのか?


 それは魔法である。


 パンの生地作り、こねあげまで一気に済ませた私は、ボールに生地を移し魔法をかけた。


時間圧縮タイムコンプレッション


 一定の空間内の時間を早める魔法である。この魔法は私しか使うことが出来ない。

 ……なぜそのことが分かったかという話は別の機会にでも。


 今はパン作りに集中しよう。



----



STEP2 コーンポタージュ作り


 ある意味、メインディッシュのポタージュ作り。

 パンのほうは後焼くだけにまでなったので、【保存(セーブ)】の魔法をかけ置いてある。


 皆さんはポタージュと言うものの作り方をご存知だろうか? 意外にも簡単なのである。

 1、まずは、刻んだ玉ねぎをじっくり炒める。

 2、玉ねぎに柔らかさと甘味が出てきたらコーンを加える。

 3、コーンもしっかり炒め、全体が明るい黄色になったらブイヨンか水をひたひたより多目ぐらいに加える。(当然ブイヨンも作ります)

 4、3と同時期にローリエを入れます。(これは普通に見つけた)

 5、沸いてきたらコーンを味見。甘くなっていればOK

 6、荒熱を取り、ローリエを取り除き、ひたすらすり潰す。(一番の重労働、ミキサーがあればなんとも楽な作業です)

 7、()す。

 8、しっかり冷ませば元の完成。→冷凍保存が可能です。

 9、鍋に元を入れ、牛乳で濃度を調整、生クリームでコクをつける。(生クリームも自家製ですよ)

 10、塩で味を調え完成!!!


 これだけでしっかりおいしいコーンポタージュがご家庭でも。


 まあ、ポタージュの元は買った方が早いのでそれでもいいですが、この世界にそんなものは無いので。


 あぁ、そうこうしている間にいい時間になってきましたね。


 そろそろ起きてくるお客様もいるでしょう。最後の仕上げにかかりますか。



----


 STEP3 サラダ作り


 語るまでも無いと思います。

 自家製マヨネーズをかけて終了。


 マヨネーズ……、人気です。



----



 宿の食堂は宿泊客でいっぱいだ。皆、カーラの料理を楽しみにしている方達である。


「お待たせしました。本日の朝食です」


「まってました~」

「これを楽しみに来たのよ~」

「シンプルイズベスト!」

「結婚して~」

「……ちょ、おま、抜け駆け禁止だろ」


 色々語っているようだがスルーだスルー。


 お客様の前に料理を並べていく。


「どうぞ、ご賞味下さい。では、頂きます」

「「「「「頂きま~す」」」」」


 この宿では「頂きます」、「ご馳走様」を言わないと食べることが出来ない。




 ――――国王とて例外で無いほどだ。


 すでに何人かは締め出しを受けていたりする。国王も何度かある。それでも客足がなくならないのはやはり料理がおいしいからだろう。


 その後、客達は満足して宿から出て行った。


 さて……、掃除が待っている。 

増える感想。


恐怖と戦いながら感想一つ一つに目を通しています。


ありがたいアドバイスもあるので楽しみにしています。


アンケートの方もよろしくお願いします。


1、カーラ一人での宿経営を続ける。

2、従業員を増やす。



3、他の転生者、トリッパーを出す。

4、出さない。


の二つのをアンケートしています。


期限は2/12です。


追加情報です。


3、の票が多くなり他の転生者、トリッパーが出てきたとしても、あくまで最強は主人公です。


よろしくお願いします。


また、文中の料理のについて基本ホームページ等で調べていますが間違いがあってもご容赦下さい。


次話もよろしくお願いします。


追記

2/12午前三時をもってアンケートを締め切りたいと思います。

沢山の回答ありがとうございました。


2/12 ブイヨンに対する記述を変更。

空っぽ様 ご指摘ありがとうございます。

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