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勝負開始!!
知らない男子だった。
ムカッ
「なによ!なんか用?自己ちゅー君。」
相手も反論されるとは思ってなかったらしく一瞬驚いたような顔をした。
でもすぐに言い返してきた。
「はあ?お前何様だ?この俺様に盾突こうってのか?」
「だったら?大体あなた今時一人称が俺様なんて古いわ。時代遅れもいいとこだわ。それともなに?
あなたそれがカッコイイとか思ってんの?だったらはっきり言うけどそれ、ダサいわよ?」
ぶちっ!
何かがキレる音がした。音の正体は明白だった。
「よーし、そのその度胸だけはほめてやる。今日の放課後屋上に来い。勝負つけようじゃねえか。」
「いいわよ。そのかわり、私に恐れをなして逃げないようにね、俺様君!」