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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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ものまねさん

作者: 結城 からく
掲載日:2026/07/25

 私のクラスには「ものまねさん」と呼ばれる女子がいます。

 誰かの服装や持ち物をすぐに真似をするのがあだ名の由来です。

 喋り方とか髪型も真似するため、美人なのに周りからは嫌われています。

 裏ではイジメなんかもあるそうです。


 ある日、私はものまねさんの標的になりました。

 なんでもかんでも真似されて辟易した私は、とあるイタズラを閃きました。

 ものまねさんと連絡先を交換して、その日のうちに一枚の画像を送りました。


 その画像とは、ものまねさんを盗撮したものです。

 しかもAIに頼んで顔をぐちゃぐちゃに加工してもらいました。

 加工後の画像は原形を保っておらず、まるでホラー映画のモンスターです。


 それを私は「整形してみたよー」とものまねさんに送信しました。

 真似をするのが大好きなものまねさんが、この滅茶苦茶な画像にどう反応するか気になったのです。

 加工に似せるようなメイクをしてくるのか。

 それとも、被り物でも作ってくるのか。

 明日の学校が珍しく楽しみでした。


 ところが期待とは裏腹に、ものまねさんは学校を休みました。

 翌日も、その翌日もずっと来ません。

 誰かが「イジメで不登校になったんじゃね?」と言っていました。

 でも私のせいではないと思います。


 数週間後、ものまねさんが学校に来ました。

 ただし顔は何重にも巻かれた包帯で隠された上、所々に血が滲んでいました。

 ものまねさんは私を見ると、しゃがれた声で驚きました。


「なんで……一生懸命マネしたのに……」


 ものまねさんは包帯を外し始めます。

 そうして現れたのは、私が加工した滅茶苦茶な顔でした。

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