第6話「魔法大会? 偽聖女のウソ、雷でぶち抜いてやるわ!」
セラフィム王国のセレスティア魔法学園、魔法大会の会場は熱気ムンムン。
円形の訓練場に魔法陣がキラキラ輝き、観客席で貴族や学生がワーワー騒ぐ。
公爵令嬢の私は、深紅のドレスでリングの中央にビシッと立つ。
星輝の宝珠、星輝の杖、星輝のブレスレット、星輝のネックレス、星輝のリングがキラッと光り、視線がガンガン刺さる。
誓約騎士ミハイルがリング脇でガード、魔法使いミゲルが観客席で冷静に分析中。
ふふ、偽聖女の仮面、今日で完全終了よ!
図書館の証拠で、偽聖女ミシェルの魔物召喚がバレバレ。
『星輝のプリンセス2』じゃ、魔法大会は偽聖女が聖なる力で優勝するイベント。
でも、星輝のチートがあれば、私がテンプレの主役よ!
「ミゲル、聖女気取りの魔力、チェック済み?」
私は星輝の杖をクルッと回し、ニヤッと笑う。
「彼女の魔力、異常な波動だ。…召喚の準備かもしれない。」
ミゲルがクールに答える。黒いローブが観客の中で目立ち、緑の瞳がリングをキッと見つめる。
「ミハイル、リングの外、怪しい動きあったら即ガードよ。バカ王子の手下がウロウロしてるかも。」
私はウインク。ミハイルが「了解!」と剣の柄を握り、リングの縁をサッと見回す。忠犬、最高ね!
リングの対角、偽聖女ミシェルが白いローブでスッと登場。
銀髪がキラキラ揺れ、観客が「聖女様!」って大拍手。
彼女、聖なる微笑みで手を振るけど、目がチラッと私を睨む。
…おっと、偽聖女、めっちゃムカついてる?
「ミカエラ、よく挑戦してきたわね。」
ミシェルが甘い声で言う。
「あなたの罪、聖女の浄化魔法で消し去るわ!」
「浄化? へえ、偽聖女、魔物召喚の証拠、図書館でガッチリ掴んだわよ。」
私はドレスの裾を翻し、ニッと笑う。
「その聖なるウソ、いつまで持つかしら?」
観客がザワザワ。ミシェルの顔がピクッと引きつる。
ふふ、効いてる! その時、観客席から王子ミヒャエルがズカズカ登場。
金髪がキラキラ輝き、青い瞳が私をガンっと睨む。
「ミカエラ、聖女を侮辱するな!」
ミヒャエルが吠える。観客が「王子!」って騒ぐ。
テンプレのヒーロー気取り、ほんとウザい。
「バカ王子、偽聖女の暗躍、まだ信じてるの? 目、覚ましなさいよ。」
私は髪をかき上げ、余裕の笑み。
ミヒャエルの目がキッと細まる。…なんか、ヤバい雰囲気?
「ガルルル!」
突然、訓練場の地面がドドンっと割れる。
赤毛の魔獣がガッと飛び出し、牙をギラッと光らせる。
ブラッドウルフ! 群れで襲う魔獣、血の匂いを好み、雷に弱い。
10頭以上が「ガルル!」ってリングを囲む。観客が「キャー!」ってパニックで逃げ出す。
ミシェルが「助けて、王子!」ってミヒャエルにしがみつく。…その目、めっちゃ怪しいわね。
「ブラッドウルフ!? 偽聖女、また召喚したでしょ!」
私は星輝の杖をクルッと回し、ニヤッと笑う。
ミゲルが観客席から「魔力の波動、偽聖女の魔法と一致!」と叫ぶ。
ミハイルが誓約騎士らしく剣をスッと構え、リングの前に立つ。
「ミカエラ、退避しろ!」
ミハイルが叫ぶ。けど、私はニヤリ。
「退避? 冗談でしょ、ミハイル。この獣、私がサクッと片付けるわ!」
星輝の宝珠がジワッと熱くなり、魔法の窓がパッと浮かぶ。
ステータス画面、攻撃力35、魔力30。
スキル欄に新スキル、『星輝の雷撃』が追加! 雷属性の範囲攻撃、テンプレの超ド派手スキル! ブラッドウルフの弱点、雷よね? 攻略本、脳内でパラパラ。
「『星輝の結界』、発動!」
青いバリアがパッと広がり、ウルフの牙をガキン! 観客が「ミカエラ!?」ってポカーン。
ミゲルが魔法使いらしく叫ぶ、「群れのリーダーが後ろだ!」
「ミゲル、援護よろしく! 『星輝の雷撃』!」
雷がバリバリッとリングを切り裂き、ウルフ5頭が「ガウ!」って黒焦げ!
観客が「す、すごい!」って大騒ぎ。けど、リーダーが「ガルル!」って突進、結界をバチバチ揺らす!
「ミハイル、リーダーの脚を斬って!」
私は叫ぶ。ミハイルが「了解!」と跳び、剣で脚をズバッ!
リーダーが「ガウ!」ってよろける。ミゲルが緑の雷をビカッと撃ち、群れの動きをピタッと止める。
「よし、フィナーレよ! 『星輝の光弾』!」
光の弾がビュンッとリーダーに直撃、ババン!
群れが「ガルル!」って全滅。ステータス画面、レベル7にアップ! 攻撃力40、魔力35!
リーダーの毛皮から、星輝のピアスがキラッとドロップ! 魔力+40のチートアイテム、ゲット!
会場が静まり返る。観客が「ミカエラ、魔獣倒した!」「聖女より強い!」って大騒ぎ。
ミシェルが顔真っ青でガタガタ震え、ミヒャエルが「ミカエラ…!」って睨むけど、足がガクガク。
ふふ、テンプレのビビり、最高!
「偽聖女、このウルフ、見たことあるでしょ? 召喚契約の証拠、また増えたわよ。」
私は星輝のピアスをキラッと装備、ニッと笑う。
ミシェルが「そんな…!」って後ずさる。
「バカ王子、偽聖女のウソ、いつまで信じる気? ほんと情けないわね。」
私はミヒャエルにウインク。彼、顔真っ赤で「覚えておけ!」ってミシェルを連れて逃げる。
ふふ、逃げても無駄よ。
貴族の教授がリングに駆け寄り、「ミカエラ、素晴らしい! 聖女の疑惑、調査を急ごう!」と興奮。
学生が「ミカエラ、英雄!」「聖女、怪しい…」ってヒソヒソ。偽聖女の人気、ドンドン崩壊ね!
「ミハイル、ミゲル、ナイスよ。偽聖女の契約、ぜんぶ暴くわ。」
私は星輝の宝珠をギュッと握り、ニヤッと笑う。ミゲルが「契約の魔導書、解析済みだ」と頷き、ミハイルが剣を握り直す。
「聖女気取り、聖なる舞台も終了よ。王都で、全部ぶちまけてやるわ!」
私はリングの魔法陣を浴び、ドレスの裾を翻す。このゲーム、私が完全に支配する!